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カンジダ菌が脳細胞に?!
ある書物を読んでいて、次のような記述がありました。 「腸内で繁殖したカンジダ菌が、血流に乗って脳に到達し、脳細胞にダメージを与えて、脳内化学物質やホルモンのバランスを狂わせることもある」 この内容は私にはとても信じられません。 このようなことが本当にあるのでしょうか? ご存じの方がいたらおしえて下さい。
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■免疫抑制剤を使用していたり、エイズの進行期などでは通常の細菌と同様にカンジダなどの真菌も感染により血液中に入り菌血症となります。この場合は脳で感染を生じることもあります。 ■でもこれは非常に特殊な状況ですので「脳内化学物質やホルモンのバランスを狂わせることもある」というようなのんびりしたものではありません。死ぬか生きるかの状況です。 ■ご質問のようなことは通常ではおきないことです。ましてや、それが怖くてカビたパンに異常に神経質になったり、家のカビを嫌悪したりするのはナンセンスです。カビは本来自然の抗生物質を含んでおり、味噌や醤油、乾物などの保存食にも利用されています。カンジダも皮膚に常在する真菌ですから、何かしら役目になっている可能性があります。 ■もう日本では駆除されて珍しくなりましたが、腸内の寄生虫はアトピーや喘息などのアレルギー疾患を抑える働きがあることは明らかになっています。私の知人で有名な寄生虫の研究者はサナダムシを腸内に飼っていて、名前もつけています。そこまでしたくありませんが‥‥。
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- nanashi-l2
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すごい本もあるものですね。 私も初めて聞きました。(笑) >「カンジダは腸内で糖分を栄養にして繁殖するが、 >他にも鉛や水銀などの重金属を栄養にしている。 >カンジダが死ぬ時、重金属が放出され体に害を与える。」 鉛や水銀などの重金属が取り込まれれば、SH基が阻害されてカンジダさんもただではすまないような気もしますが...。そうやってかつては水銀もカビを殺す農薬に使われました。 仮に多少それらの物質を含んでいたとしても、カンジダ菌はとても小さいです。たとえば1個のカンジダさんが10個の鉛原子を持っているとします。 そして体重50kgの人に体内に0.01mg/kg(ちなみに地下水の環境基準が0.01mg/L)の鉛を取り込ませようとするなら、実に 1.45x10の20乗個のカンジダさんに犠牲になって頂かなければなりません。 ....さすがにちょっと考えられませんね。 >「カンジダは腸壁に食い込み、腸の至る所に小さな穴を開ける。 >その穴から消化しきれなかった食物のかけらが血中に流れ込み >免疫システムを狂わせる。」 sentatoku様のおっしゃるとおり、免疫状態に異常があれば、 感染の重症化で穴が開く(ような状態)になることも考えられます。がそうなるとやはり食べ物がどうこうとか言うレベルの問題ではありません。 生命にかかわる問題になります。 このような記述があるのであれば、元のアレルギーについての記述もあまり参考になるようには思えません。もしアレルギー疾患でお医者様にかかられているのでしたら、本などの相談もされるのもよいかもしれませんね。 余談ですが、 >腸内の寄生虫はアトピーや喘息などのアレルギー疾患を抑える働きがあることは明らかになっています。 最近の研究で、豚の寄生虫を飲むことで過敏性大腸炎(だったかな)の症状が改善するというのを聞いたことがあります。 なるほど....と思いました。
補足
明快な回答をありがとうございました。 私が質問の中で引用した文章は、アレルギー疾患の治療について書かれた本に出てきたものです。 私は素人なので、「何だかおかしい」と思ってもそれが正しいのかどうか、はっきりと判断することができないので、もどかしいです。 病人は健康になるために必死で情報を集めますが、その中には首をかしげたくなるようなものも沢山あります。 このように専門家の方に回答していただけて、とても心強いです。 上記の本には、他にもおかしいと思うところがいっぱいあります。 また質問してもよろしいでしょうか。 「カンジダは腸内で糖分を栄養にして繁殖するが、他にも鉛や水銀などの重金属を栄養にしている。 カンジダが死ぬ時、重金属が放出され体に害を与える。」 こんなことがあるのでしょうか? もう一つ質問です。 「カンジダは腸壁に食い込み、腸の至る所に小さな穴を開ける。 その穴から消化しきれなかった食物のかけらが血中に流れ込み免疫システムを狂わせる。」 カンジダが腸壁に穴を開ける、というようなことはあるのでしょうか? 何度も質問して申し訳ありませんが、どうかご回答いただきたいです。