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ブルックナーの第八、第九番の名盤は?
ブルックナーでは、第八番と第九番を偏愛しているのですが、皆様のお薦めの演奏(CD)をお教え頂きたいのです。 私は、クナッパーツブッシュ、グッドール、チェリビダッケ、(ちょいキワモノでフルトヴェングラー)といったあたりはある程度持っていて素晴らしいと思うのですが、 いかんせん、数が限られていたり録音が悪かったりで、これ、という決定版を見つけることが出来ません。 ステレオ時代の指揮者で、いい人はいないでしょうか。 クナ、チェリビダッケで「数ある中でも、何年・何オケのがいい!」といったご意見でもけっこうです。 好みとしては、あまり牧歌的であったり迫力のみの浅いもの、という方向ではなく、 巨大、神秘的、驚異的、異界的(?)……なんて感じのものがいいのですが。 よろしお願いします。
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まあ、このサイトなんか参考になるんじゃない? レビューはあんまりないけど。 私が聴いたブル8は ブーレーズ CD ヴァント NDR BPO クナ MPO 63? シューリヒト VPO EMIから出てるやつ。 フルヴェン BPO EMIから出てるやつ。 ムラヴィンスキー LPO リマスタリングされて半年暗い前に出たやつ。 ブーレーズは理知的。聴きやすい。神秘的、巨大さを求めるならお勧めはできない。そういう方向性ではない。神秘的な演奏ではあるけど。曲が曲だけに。 シューリヒト。巨大ではない。明るい。綺麗。 ムラヴィンはいい。ムラヴィンサウンドで演奏しているので、弦はカミソリのよう。 今挙げたディスクはトスカニーニ系ですね。 巨大といえば、ヴァント、クナ。二つを比べるとクナの方が余裕たっぷりな感じがする。ヴァントはスケール壮大だが、緻密にやってる感じがするかなあ。だから、クナの方がスケール壮大で安心してどっぷり漬かれる。 ブル9で持っているのは、 ムラヴィン LPO シューリヒト VPO ヴァント BPO ジュリーニ VPO スケルツォはシューリヒトが最高。 第1楽章第2主題の優しさはヴァントBPOが最高。 質問者さんの求めているであろう巨大さ、神秘性を併せ持つのは、ヴァント BPO であろう。 ジュリーニは歳晩年のジュリーニの演奏。 どこも力入りまくりのスローテンポの美しい演奏で、フルヴェン系とトスカニーニ系で分けるならトスカニーニ系。 以上。
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- unikun
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音響・音質ファンには受けがいいのに、音楽ファンに受けの悪い(?)ショルティ指揮のシカゴ交響楽団の九番が最高です。(私はもちろん「音楽」ファンですよ(笑))
お礼
おお、ショルティ! いやいや、ショルティは私もけっこう好きなのです。ワーグナーの「指輪」など、例のデッカ盤もいいですが、バイロイトライブ良かったですもんね。 ブルックナーの9番(特に一楽章)は、ブルックナーらしくないというか、ブルックナーにありがちな、いわゆる「だささ」がなくてかっこいい曲になりうるので、ショルティもかなりいいと想像します。 んーむ、なるほど、ですね。盲点でした。
はじめまして、私の御薦め「第8番」はシューリヒト指揮/ウィーン・フィル(1963年)とヴァント指揮/ベルリン・フィル(2001年ライヴ録音)最後は好みが分かれると思いますが朝比奈隆指揮/大阪・フィル(2001年サントリー・ホールのライヴ)でしょうか。「第9番」はシューリヒト指揮/ウィーン・フィルとヴァント指揮/ベルリン・フィルが私的には御薦めですかね・・・
お礼
ありがとうございます。 やはりヴァント/ベルリンフィルが出てきますねー。シューリヒトも皆さんお薦めですから、ちょっと無視できない感じ……。 朝比奈さんのは、私が実演やテレビで聞いた感じでは、(当時)大阪フィルの金管がやはり弱くて(キンキンでうるさい)、ちょっとパスの気分です。日本人はガタイが小さいから、どうしても肺活量の問題で金管が朗々とならないのでは??? などと勝手に考えてます。
- dod1972
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私もブルックナー信徒でございます、といっても、好きなのは7番と8番ですが・・・・しかも、そんなにたくさん聞いたわけではありません。 比較してこれがおすすめ!とは言えませんが、聞いた中の満足度を書きますと・・・ ・8番 カラヤン/ウィーンフィル:超おすすめです。迫力、彫りの深さ、緊張感にしびれます!この録音でブルックナーにのめり込みました。 >巨大、神秘的、驚異的、異界的(?)…… を求めるのでしたら、まさにぴったりではないでしょうか? (でも、カラヤンの7番、最後の録音は全然でしたが・・・・) ヴァント/NDR(後の方):可もなく不可もなく、淡々としてますね。ちょっとあっさりしてるかも。 ブーレーズ/ウィーンフィル(だったかな?)のDVD:まずまずでしたが、カラヤンのには遠く及びません。 ・9番 ヴァント/ベルリンフィル:超おすすめです。9番は7・8番程好きでないですが、この録音は満足できました。冒頭のトレモロから、何か緊張感がすごく伝わってきます。何か、異次元の音楽、て感じですね!! ジュリーニ/ウィーンフィル:かなりお勧めです。こちらもかなり緊張感が漂う演奏です。(でも、個人的にはヴァントの方がお気に入りです。) ・・・・あまりお役にたてなくてすみません。 うーん、やっぱり#1様のおっしゃる、チェリ様とかクナ様の録音を聴かないといけませんな^^
お礼
7番も独特の味があっていいですよね。私もけっこう好きですが、8、9番は私にとっては特別かなあと。 カラヤン! いいみたいですねえ。どうもぴんと来ないのですが、お二人ともお薦めとなりますと、こりゃあ聴かないといけませんねっ。 9番のヴァントはNDRのを持っているんですよ。いい演奏だけど、いまいちかな、という感じで決定版にはなってません。ベルリンフィルのがあるのですね。これも要チェックですね。 ジュリーニ・ウィーンフィルですと、柔らかくて迫力あって暖かくて、みたいな、きれいな演奏のような先入観がありますが、緊張感が加わってるとなるとこれもよさそう。ライブでしょうかね? どうもありがとうございました。
- kuronofuji
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さすがに偏愛されているだけあって、クナ/ミュンヘンの8番や、チェリ/ミュンヘンの8、9番(正規版)はお持ちですね。 チェリ/ミュンヘンのリスボンライブ(1995頃)も良かったと思います(しばらく聴いてなかったのでコメント書けませんが)。 9番はヴァント/ベルリンフィル(1998)、ジュリーニ/ウィーンフィル(1988)、3楽章が早めですがシューリヒト/ウィーンフィル(1961)も良かったと思います。 偏愛しているとなるとこの辺りも聴いてしまっているでしょうか? あと今度、クーベリック/バイエルン放送so(1985ライブ)が命懸けの名演と言われているらしく聴いてみようかなと思っています。 8番はカラヤン/ウィーンフィル(1988)が良いらしいのでこれも一応聴いておこうかなと思っています。 あと余談ですが、今仕事の合間に5番をヨッフム/ロイヤル・コンセルトヘボウ(1964ライブ)を聴いていますが、テンポが快活で聴きやすく迫力もあり非常に良いですヨ。
お礼
ありがとうございます! いえいえ、偏愛していると言っても、いろんなのをたっぷり聞いているわけではないんです。全部で10に満たないです。今まで聴いた演奏でとても良かったけど、決定版と思えるものがないかなー、という。ブルックナー「では」八、九番を偏愛している、という。そんな感じです。 チェリ/ミュンヘンのリスボンライブ(1995頃)はよさそうですねえ。というか、絶対いいでしょうね。探してみます。 クーベリックのは、そこまで世間でいわれてるとなると、かなりよさそうですね! あんまり注目していなかった指揮者なんですが、一流というのは十分わかっているので、それはいいのかもしれません。 ジュリーニ、シューリヒトは聞いてないのですが、どうでしょう。いいのは確かと思うのですが、「突出」してるような演奏かな、という感じがしますが、ぜひ、聞いてみたいと思います。要チェックにします。 カラヤンのブルックナーは、一般的にいいと言われてないようですし、個人的にもどうかなと思っているのですが、マーラーの第九なんか(スタジオ・ライブとにもに)とてもよかったですよね。興味深いです。考えてみれば、カラヤンの「ブルックナー名演」だったら、十分すごいはずですね。これもチェックしておきます。 ちなみに、第五番もけっこう好きなのですが、フルベンのものと、クナの改訂版のどかすか他を持っているのでまあいいかと。どうも、8、9番に比べると浅い気がして、この辺でいいかなーという感じなのですが、8、9番は、もっといいものがありそうなので、ご質問した次第です。 でも、ヨッフムは確かによさそうですね。五番はヨッフム系がいいような感じがします。しかもライブとなると、また私の予想とは違っている期待もありますね。 ところで、もっと最近の指揮者って、例えばノリントンとかいいですが、ブルックナーにはちょっと合わなそうですよね(発売されてもいませんが)。 前世代よりスケールの大きい、もしくは、今までのブルックナーのイメージを変えるようないい指揮者いるんでしょうか。疑問なところです。 いずれにしろ大変参考になりました。どうもありがとうございました。
お礼
ご指摘のサイト、ものすごいですね。ここまで膨大で資料的にきちんとまとめているところも珍しい……大変参考になります。 さてさて、ムラヴィンスキーが出てきましたね。彼氏の演奏はものすごいのが多いんだけど、あまりにギンギンで疲れる。けど、得難い経験が出来る。ブルックナーを振っていたとは意外でした。これは聴いてみたいですねー。 シューリヒト(やヨッフム)は、私にとっては決定盤、にはならないような気がします。ジュリーニもそんな感じの先入観でしたが、どうもけっこういいようですねえ。んーむ。 これまでのご回答からすると、どうも新しいところでは(って、そんなに新しくないが)、ヴァントBPO、ジュリーニ、カラヤン、ってあたりが評判いいようですね。 ヴァントNDR(93年版)の9番を聴いた限りでは、8番の演奏に対しておっしゃっている「緻密」さでしょうか、そんな感じが時々気になるんです。そんな表情いらん、みたいな。それなら、フルベンや(たぶん)ムラビンで、がっと一気呵成にいってくれた方がいいように思え。 やっぱ、8番では、クナの63年版が決定版ですかねー。 9番が悩ましいです。ご紹介頂いたサイトでは、シューリヒト・ウィーンフィルだけど、んー。 ヴァントBPOは、いずれにしても必聴のようですね。 ありがとうございました。