私は29才の時に営業から、広告のクリエイティブの仕事に転職しました。
広告とまったく無関係の業種からの転職です。
転職は「する」ことより
「その後、働く」ことの方がエネルギーが必要ですよ。
広告のクリエイティブ、
横文字ですが、その実、職人仕事なので覚える技術は山積みでした。
自分より若い先輩に教えを乞い。彼らの雑用をこなす。
朝いちばんに出社し、掃除し、面倒な仕事を押しつけられる。
さらに辛かったのは
「29才にもなって、会社でいちばん仕事ができないのは自分である」
という事実です。
なまじっか営業時代に仕事を社会を覚え、
業務を任されていただけに悔しいものがありました。
「なにくそ!いまに見ておけよ!」
そういう思いがなければ乗り越えるのは難しいです。
もうあの経験はしたくありません。
あと私の場合、営業時代と比べ給料が減りました。
これは現実問題かなりの痛手でした。
が、転職して6年、よかったと思っています。
給料も少しずつ増えていったこともありますが、
やはり好きな仕事でメシが食える幸せは代え難いです。
「あのまま営業を続けてたら」と思うとゾッとします。
職人の世界は不安定で、
普通のサラリーマンのようにはいきませんが、それはそれ。
どっちも両立なんて虫が良すぎるのだ、と思っています。
補足
現在は食品関係の商社です。 非常に言い方は悪いですが、誰でもやれる営業の仕事より、自分しか出来ない技術を身に付けたいと思い転職を希望しています。 学校は、県でやっている職業訓練校に入ろうと考えています。