- ベストアンサー
浮遊物質量(SS)についての疑問点
海水の浮遊物質量を測定した際(標準法1GFPろ過法)ろ過後の質量がろ過前の質量より減ってる事がたまにあります。 河川においてはそういう事はないのですが、なぜか海水をろ過した場合にこの現象がおこります。 どういった事が考えられるのでしょうか? 濾紙は使用する前に恒温乾燥機で110度2時間以上乾燥させて秤量してます。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
本質問は、充分に化学のカテゴリーだと思っているものです(ちゃんとJISをみましょう)。 皆さんがおっしゃっているように、操作ブランク(=サンプルブランク=作業ブランク)が、計算上も測定上も重要です。 #3の方の咀嚼といいますか、簡単な一例を。 まず、使用する濾紙全てを純水で1L引いておきます。これを公定法どおり乾燥。(ブランクもサンプルもN=3以上が理想) 次にデシケータ内で冷却後、ミクロ天秤で測定。 ここで例えば、濾紙3枚程度を使用せずに(ブランクとして)残しておく。 その他濾紙によって、サンプルをメスシリンダーより正確に1L引っぱる。引っぱり後は、メスシリンダーを洗いつつ、純水1Lをさらに流して引っぱる。 引っぱったサンプル濾紙は、公定法どおり乾燥し、冷却後、天秤で量る。 計算は、サンプル量が1Lなので・・・ (サンプル-ブランク)(mg) により、答えが出ます。 サンプル量は、サンプルの様子から判断しますから、検水量を変更した際は、#3の方の式を用いる。 サンプルもブランクも、N数が多いことに越したことはありません。 SSのように重量により、定量する操作は、本当に難しいですよね。 参考になれば良いのですが。
その他の回答 (4)
- 0144kita
- ベストアンサー率38% (20/52)
操作ブランクは現在の公定法では採用されていません。 環境の分野でのSSは操作ブランクを採用しないということです。 気になるなら、使用前の洗浄を丁寧に行うことぐらいでしょうか。 より簡単なのは、離脱しにくいろ紙を購入することです。そんなに高いものではありません。
お礼
離脱しにくい濾紙も使用してるのですがやっぱり使用前の洗浄が必要なようですね。 現在の分析方法は濾紙を蒸留水で濾過せずに、乾いたままの状態でシャーレに入れ110度2時間の乾燥をしてるだけですので。 アドバイスありがとうございます。
- riko-n
- ベストアンサー率21% (144/678)
濾過ブランクは作業ブランクのことです。 濾過することで濾材が減っているのを補正してやります そうすることによって海水を濾過したときにマイナスになる現象は減ると思います 濾過することで濾紙が減っているのに洗ってさらに減ってしまうので浮遊物質が少ないとマイナスになってしまうのです だから濾過したとき減った分を補正することで誤差は少し減るはずです。 それでもマイナスになったときは洗いすぎかも・・ 検体は適量を濾過しますが、ブランクは蒸留水1リットル濾過します そして検体と同じ行程をたどります 検体濾過前-濾過後の値を出します 多分値は-0.0005~-0.0010(mg)位の間だと思います。 濾過ブランクは3検体くらいやって平均したものを濾過ブランクの値として使用します SSの計算式は↓ですが・・ 浮遊物質量(mg/l)=(a-b))×(1,000/試料量(ml)) a ろ過乾燥後のろ過材及び浮遊物質の質量(mg) b ろ過材の質量(mg) bの濾材の質量は実際、濾過すると濾過前の値より少し減っているのだから濾過前の値に減った量を足して戻してあげないといけないですよね? だから計算するときは ((a-b)-bl)×(1,000/試料量(ml))で計算してあげると良いです どうやって書いたら良いんだろう・・って悩んだのですが・・これで判りますか?? 説明って難しいものですね・・
お礼
分かりやすい説明で嬉しく思います。 早速、ブランクをつくって分析してみます。 経験者という事もあって心強いアドバイありがとうございます。
- riko-n
- ベストアンサー率21% (144/678)
海水だと塩があるので河川水よりよく洗い流さないと乾燥したときに塩が出てしまって質量が多くなるので結構洗い流さないといけないですよね 洗いすぎて濾材が流れて減るのでは無いでしょうか? 濾過ブランクを入れてますか? 1リットル濾過すると0.0007位は濾紙は平気で減ります。
お礼
ご解答ありがとうございます。 濾過ブランクは作ってません。 というより、濾過ブランクって?始めてききました。 分析方法ってどうやるのですか?教えてください。
この件は「環境・エコロジー」の方へお聞き下さい。化学の範囲外です。 役立たずで済みません。--;)
お礼
分かりました。 次回からそうします。
お礼
SSでブランクが必要なんですね。 恥ずかしい話しですが始めて知りました(恥) 例えば海水を例にとると海水は殆どの場合簡単に引ききるので最高検水量は2リットルになりますよね。そうなるとブランクも同じ様に2リットルの蒸留水で引ききるという具合になるんですよね。 (濾過後-濾過前)-濾過ブランク×1000/検水量 という計算方法で良いでしょうか? それと箱から出した濾紙はそのままシャーレに入れて乾燥させてます。濾過前の濾紙は乾燥する際には一旦蒸留水で濾過した後に乾燥した方がいいのでしょうか? 色々学習出来て嬉しいです。 ありがとうございました。