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運命のなせるわざ
1、運命のなせるわざだ。 「運命のなせるわざだ。」の意味は何ですか?「なせる」と「わざ」の漢字は何ですか? 2、こいつそういうのすっごく好きなんですよ。そりゃもう毎晩夢にまで見てるとか見てないとか…。な? 「もう」は話者の話が間違いなくその状態であることを強めていう語ですか? 「見てるとか見てないとか」の意味は何ですか? 3、おい、ちょっと!!なんだってんだ 一体…… 「なんだってんだ」は何に同じですか? 4、え?え?ちょ、チョィ待ち! 「待ち」は話の略ですか?何に同じですか? 5、どっちに行きゃあ戻れるんだろ?お、人がいたぜ。ちょっと道を聞いてやれ。 「道を聞く」をする人は話者ですか? どうして「てやる」を使いますか?この場合は自分のために道を聞くではないでしょうか。「てやる」を使うときには一般的に他の人のために何かをするではないでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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- 24blackbirds
- ベストアンサー率45% (196/428)
#3です。 ご質問の1番、文法的には間違いはありません。しかし、語法としてはこのような表現はあり得ません。「意味は理解できるけど使わない日本語」ということです。これはいわゆる、成句です。理解できないかもしれませんが、記憶しましょう。 2番、 「教えてやる」は、教えた結果が相手に及ぼす影響を考慮した表現です。「さあ、教えたぞ、どう反応するか見ていてやろう」という感じ。 「教えてやれ」は、教えた結果が自分自身に返ってくる事を考慮した表現です。「さあ、教えたぞ、あとはもう後悔しない、なる様になれ、だ!」 みたいなかんじです。 よけい判りにくいですか?
- garamond
- ベストアンサー率53% (1119/2111)
#1、#4です。文語文法の話を持ち出したのは適当でなかったので、当面忘れて下さい。 あくまで口語文法の範疇で扱うなら「眠れる獅子」の「眠れる」は連体詞になりますが、もとは「眠る」の已然形「眠れ」に助動詞「り」の連体形「る」がついたものなのです。文語の話はこれだけにしましょう。 「眠れる獅子」の訳は「眠っている獅子」になります。 「為せる業」の訳は「なしたこと」と言いましたから、「ている」と「た」は同じでないと思われるでしょう。 これは動詞の相の違いによるのです。 分かりやすい例を挙げると「『死んだ』孔明が『生きている』仲達を逃走させた」のように瞬間相なら完了形、継続相なら英語で言う進行形に訳します。 以上の説明ではお解りいただけなかったかも知れません。 要するに「なせる」は、(1)「なす」という動詞に由来して、(2)「運命」という意味上の主語をもち、(3)「なした」という意味を表す、(4)連体詞のようなものだと考えておいて下さい。
- garamond
- ベストアンサー率53% (1119/2111)
#1です。 私が「余談」として書いたことで、混乱を招いたとしたらお詫びします。 「為せる業」の「為せる」は可能動詞ではありません。 文語の完了の助動詞「り」がついたものです(もちろん文語に可能動詞はありません)。 「眠れる獅子」「死せる孔明、活(い)ける仲達を走らす」 などと同じ語法です。 英語の現在完了に似て、過去の行為の結果が現在に継続している、といった用法です。 「為せる業」は「なしたわざ」です。意訳すれば、「運命のもたらした結果だ」ということになります。 「なすわざ」はあまり言いませんが、それだと、現実に起こったことと関係なく、一般論として「そう言う種類のものだ」と定義することになるでしょう。 「…てやれ」はANo.1で書きましたが、命令です。 普通は甲に対して、乙にこれこれのことをしてやるように、と命令するのです。 ただこの場合は他人に命令するのではなく、独り言として自分が自分に命令しているのです。
- 24blackbirds
- ベストアンサー率45% (196/428)
1 為せる業 運命が成し遂げた仕事。運命だったからこそ起こったこと。 2 「もう」は「すっごい」を受けています。 「見てるとか見てないとか」は、あまりにも強調した自分の表現をはぐらかしている表現。「こいつはこう言うんだけど、どう?」といった感じで、強調しているのは自分自身ではないと、さりげなく逃げを打っている。 3 「何だというのだ」 4 「待ちたまえ」「待ちなさい」「待ちなはれ」 5 話者です。「てやる」は自分に勢いをつけている表現。「遣る」は物や心を彼方に馳せることを言う。 「聞いてやれ」でなくて「行ってやれ」ならこの語感は判りますでしょうか?
補足
*「運命の成す業」とか「運命の成した業」がありますか? なぜ「成す」の可能動詞として「成せる」を用いますか? *「教えてやる」と「教えてやれ」の区別は何ですか? どなたが教えていただけませんか?
1.運命のなせるわざだ。 為せる技、業と書きます。運命のしわざ(行い)のこと。 2.『もう』毎晩夢にまで見てるとか見てないとか…。 用例: もう忘れた(既に) もう来るだろう(間もなく) もう一度(更に、再び) もう着いたの(予想外のことや驚いたとき) ここでは毎晩夢にまで見ることに驚き強調してるのでしょう。 『夢にまで見てるとか見てないとか』 夢にまで見てるということを100%信用していない言い方(口調を整える言い方)→行ったとか行かないとか。 別な言い方をすれば『驚いたことに毎晩夢にまで見ているらしい』 3.なんだってんだ それがどうしたのだ、何が起こったのだ、何があったのだ、文章によって少しニュアンスが変わってきます。 4.チョィ待ち! ちょっと待ってください、のくだけた言い方。待て→お待ち。 5.ちょっと道を聞いてやれ 話者が独り言を言っています。落語では心で思ったことをセリフにしてしゃべります。話さなければ何を考えているのかお客さんに分からないので。自分が第三者としての自分に『聞け』と命令しています。
補足
*「てやれ」についての質問があります。 一般的に「てやれ」を使うとき、相手が他の人を助けるように 話者に命令されます。この場合の「てやれ」は自分が第三者としての自分に命令し、自分のために道を聞くという状況ですか?これは一般的な使い方と矛盾しますか?どんな理解ですか? *「運命の成す業」とか「運命の成した業」がありますか? なぜ「成す」の可能動詞として「成せる」を用いますか? どなたが教えていただけませんか?
- garamond
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1. ふつう「為せる業」と書きます。 直訳すれば「やったこと」「しわざ」、ここでは「運命によってそのような結果がもたらされた」 余談ですが、「名人にして初めてなせる技」というのは「なせる」を可能動詞と間違えたことに由来する誤用です。 2.「もう」は強めでいいでしょう。 「見てるとか見てないとか」、これは全くの話し言葉なので、説明しにくいものですが、私なりの解釈を記します。他の回答も御覧ください。 実質的には「毎晩夢に見てる」とだけ言うのとほぼ同じなのですが、「毎晩夢に見てる」は「こいつ」と言われている人が自分でそう言ったわけではないので、逆のことを付け加えて、 「実際夢に見ている、と断言はしないけど、いずれにせよ、それに近い(そう言ってもいいような)状態なのだ」 というニュアンスを出した言い回しと、一応は言っておきます。 3.「一体、何だと言うのだ?」の倒置です。 4.「ちょっと待ちなさい」「ちょっと待ちたまえ」(古風) 連用形で命令を表す例は「なさい←なさり」「下さい←下さり」を参考にしてください。関西では今でも「はよ(早)行き!」(早く行きなさい)、「や(止)めとき!」(やめておきなさい)のように言います。 5. 言われてみると、ちょっと説明がしにくいのですが、2とは違い、「まとも」な表現なので、大きい国語辞典で「やる」を引けば説明がありそうな気がします。 私なりの解釈を記します。一つの考え方と受け取ってください。 この「やる」は、誰かに恩恵を及ぼすというわけではありません。私は、ある行為を意識的に実行することを「決断」するニュアンスがあると考えます。 また、ここでは「聞いてやる」「聞いてやろう」でなく「聞いてやれ」となっているのは、独り言の形で、もう一人の自分が自分に命令しているということにしているのでしょう。 以上のうち2と5についてはまったく「自信なし」ですので、間違っていたらごめんなさい。他の回答者の方々、よろしくご訂正下さい。
補足
皆さん、ありがとうございました。 もう詳しい解説ほしいですが、どなたが教えていただけませんでしょうか? 質問が#2さんの回答の下にあります。
補足
すみませんが、文語についての質問があります。 「文語の完了の助動詞「り」がついたものです」 どんな変化ですか?「成す」->「成せる」 の過程は何ですか?「り」はどこに入りますか?文語がよく分かりませんが、ご説明ください。 どなたが教えていただけませんでしょうか?