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完全データ入稿の色校
ペラものを完全データで入稿する場合の色校について教えて下さい。 普段は、パックもので対処していたのですが、色校の必要な仕事を始めてします。 しかし、よくよく考えてみて疑問なのですが、完全データで入稿していながら「マゼンダをもっと強く」とか言えるのでしょうか。 完全データ入稿での色校の指示のだし方(考え方)を教えて下さい。
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- tomoya0407
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色校とは、実際の印刷機で刷って初めて色校(本機校正)の意味を成すと思います。 まずは小ロット(色校)で印刷してみて、実際に印刷される色を実際の印刷物として見る必要があります。 ですから、実際に印刷された印刷物のマゼンタが少し薄いと感じたら、再度自分でデータを直して再入校し、もっと濃いマゼンタで印刷してもらうための、いわば試し刷りのようなものです。 多分、「完全データ入稿」と言っている印刷会社さんはどこも色を調節してくれないはずです。 色校は、自分で色を直すためのものです。
- papuatama
- ベストアンサー率52% (47/89)
まさかと思いますが念のため。 mcintoshさんはご自身の環境(モニタ&プリント)と同じ色再現を印刷に求められているのですか?それを印刷機のインク調整で何とかしようと…。 それでしたら、まずはCMS(カラーマネジメントシステム)の書籍や、グラデについてはその手のノウハウ書籍で学び、更に印刷現場の見学をおすすめします。 我々の仕事は印刷所の仕上りを基に、自分の環境はそれをなるべく再現できるよう努めるのが基本です。自分の環境と仕上りが異なっていたら、自分の側を合わせるしかないのです。 なぜなら印刷の再現性は非常に安定しており、何度重版を重ねてもピタリ同じ色に刷り上がるよう出来ているからです。 お手元にプロセス色見本帳はありますか?Color Chartのような簡易版じゃだめですよ。用紙別に基本スケールを載せたChart Bookなどが理想的です。このデータと自分のCRT上でスポイトツールで調べた結果が一致するようにデータを作っていくのです。 地味ですが、データの数値で色調を想像できるようにしていかないと、思ったような色校正を出すことは困難です。
- papuatama
- ベストアンサー率52% (47/89)
> データ修正をせずにインク濃度の加減などをしてもらって調整ができるのかどうか 答えは半分Yes、半分Noでしょう。 Yesの理由は地色がベージュなど中間色で、色校の大雑把な刷り仕上りだけでは確認できない時、色見本をつけて仕上り指定できます。(というか必ずする) Noの理由には"刷り方向"が係わってきます。「この写真はアカおさえ、こっちはアイウキ」など、画像1点1点への細かい刷り指定はできません。なぜなら印刷方向(流れともいう)全体で一律の指定しかできないからです。「こちらの縦方向はアカウキおさえてください」などというように。そんなことは現実的じゃないでしょう? 私があえて完全データの意味確認をしたのは、印刷時に細かい操作が出来ない事を踏まえ、版で直しておく必要性があるからです。そのくらい刷機での調整には限度があります。印刷時に非現実的な調整が必要なデータは「完全データ」ではないと思いますよ。
- papuatama
- ベストアンサー率52% (47/89)
「完全データ」の捉え方は人によって違うんでしょうか? 私の場合、入稿データの修正は印刷所側には一切させません。 そのための色校正であり、予想した色調が出なかった場合は、データに戻って自分で修正しています。 紙色による差は確かに大きいですがPhotoshopにはそのための機能があるし、IllustratorやInDesign側の色指定ではCRTを信用せず、ちゃんとプロセス色見本帳(用紙別)で確認しながら作業しています。 yano70さんは「色校機で調節して出してもらうのが一般的です」とおっしゃっていますが、私のまわりでは決して一般的ではありませんよ。色校正はあくまでデータ検証用であり、本機とは刷る原理もインクも異なります。 あくまで版に忠実に刷るのが原則ですし、下手に校正刷りで調整されてしまったら、本機の機長はたまったものではありません。製版専門の業者が、よくそういう手を使い現場で困ってしまった経験が何度かあります。 校正刷りと本機印刷は元々色調が変わるものです。リトグラフのような原理で手作業で刷る色校正はアミ点がべたっとつぶれがちですが、本機ではアミ点がシャープに再現され、そのため見た目の彩度や明度が上がります。用紙の違いもあるので、そこを予想しながらデータを作っていくわけです。 さて本題に戻ります。 mcintoshさんは「完全データ入稿での色校の指示のだし方(考え方)を教えて下さい」とお書きになっています。この場合大切なのは、他の方も発言なさったように、色校後の修正をどちらがやるか事前に決めておく事が大切です。 問題が発生したのを画像だったとします。入稿データは通常EPSでレイヤー統一したものになりますが、それと別にレイヤーを残したPhotoshopデータを添付しておきます。 事前に「細部色修正はそちらでお願いします」とお願いしておけば、色校後に「アカウキおさえ、シャープに」などの指示を出した時に彼等はその元データに戻って修正できます。 完全データ制作に自信がないのなら、最初に相手にそれをはっきり言い協力を求めておく方が良いと思います。レイヤーが統一されてアンシャープマスクをかけられた後じゃ、修正する方も大変ですよ。
- yano70
- ベストアンサー率26% (31/118)
No.4です。 データを変更する必要はないです。 でき上がってきた色校を見て、赤字+口頭で再校の指示をし、作ってもらいます。 全体にマゼンタを強め、等の作業は色校機で調節して出してもらうのが一般的です。 こちらでデータを修正しようにも、紙質によって色味が異なるため、データを直して普通のプリンタで出した所でちょうど良くなっているかの確認は出来ないからです。 プリンタでプリントした物を見本につけるのが一番手っ取り早いです。 「できるだけ近づけて下さい」と言えば、製版屋さんはプロですので、この紙だとこのぐらい沈むというのが分かってますので。
お礼
ありがとうございます。 プリントアウトしたものに近付けて欲しいという指示については了解しました。 ただ、今回の仕事(こうして質問させていただいている間に日々進行しているのですが)、返ってきた色校がプリントアウトした色見本とは大分違ったあがりになっており、悩んでいます。クライアントはOKだったのですが自分の中では納得がいかず、改めて未熟な技術に恥じ入るばかりです。モニタ&顔料プリンタではきれいに出ていた階調がうまく出ておらず、なんとなくざらついた印象になっていました。 また、これは別のスレッドで質問させていただきます。
No.3です。 ご質問を勘違いしてしまいました。失礼をお詫びします。 「訂正」ではなく「指示」でしたら、出して構わないと思います。 というより、積極的に出すべきです。 版式や用紙など、印刷側でしか関わる事のできない部分に関しては データ作成者は傍観するしかないのですから 少しでも気になる部分があれば質問をして、不安があれば対応を要望するのが プロとしての責任だと思います。 特に、インキの盛り具合など現場での判断に依存するしかない場合は 「印刷時の注意事項」として校正紙に記入することはよくあります。 できれば本紙(実際に使用する用紙)での色校正を希望するのがいいのですが それが不可能な場合は校正紙への指示書きとなります。 指示の出し方には決まりはないと思いますが 私の場合は「アカを強く」などの結果だけを書かずに 「なぜそうしたいのか」を記入するようにしています。 ただその場合でも、現場は現場なりの対応を心得ているはずですから 「現場を理解していない注文ばかり多すぎる」と思われても 今後の仕事に影響が出そうですから 常に現場とのコミュニケーションをとっておく事も大切です。
お礼
補足のご回答ありがとうございます。 大変ためになります。 やはり、この手の微妙な調整は決まりにのっかろうとしてはだめですね。 印刷会社の方とは、隙あらばコミュニケーションしたいと切実に望んでいるのすが、どうも毎回間に1~2人営業の人やクライアント担当等が入り、上手くコミュニケーションできていないのが現実です。 でも、めげずに頑張ろうと思います。
- ke-ta1971
- ベストアンサー率50% (82/161)
昼間に回答したものですが最後に書き忘れた事がありますので再度回答させていただきます。 主に外注で本刷りをお願いする場合、本刷りで使用 される印刷機のプロファイルをほとんどもらえないと 思いますので印刷機を操作するオペレータは色校に忠実な色になるように刷りだして行きます。
お礼
情報を細くくださりありがとうございます。 なるほど。 そうなのですね。大変ためになります。 やはり、出力見本をつけることが大事というのはそこなのですね。 ありがとうございました。
補足
誤)細く → 正)補足
- yano70
- ベストアンサー率26% (31/118)
言えますよ。製版屋さんはそん注文受けることはしょっちゅうあるはずです。 紙の質などによって色は変わりますから、あがってきた時点で「マゼンダをもっと強めで」とかお願いして、再校を出してもらうのはよくある話です。 普通のプリンタでプリントしたものでクライアントのOKをもらった場合、製版の際に出来るだけこれに近づけて下さい、とお願いする事もよくあります。 もちろんカラーチャートやなんかで出来るだけ色を確認してから製版屋さんにお願いするようにはした方がいいですが。
補足
ご回答ありがとうございます。 大変ためになります。 確かに、紙でも大分かわりますね。今回もマット系の紙ということだったので、ある程度の色沈みを計算して作ったつもりだったのですが、あんまり沈んでいなくてもう少し全体的に濃く、という指示を出すべきかどうか、もしくはもっと沈む紙にしてくれ、というべきか、ニス引きの量を変えてくれ、と言うべきか悩んでいます。 ちなみに、「データを変えずにもっとマゼンダ強く」と言えるということでしょうか。
完全データ入稿の場合には、事前に訂正作業の責任分担をはっきりさせておく必要があります。 色校正で変更が入るのは当然の事ですので、その是非は問いませんが 訂正作業をデータ作成者が行うのか、製版(印刷)会社側で行うのか それと、その際の費用はどちらが負担するのか、等々です。 この場合は基本的にはデータ作成者が全責任を負うものと思います。 ですので、色校正には訂正箇所を記入して 訂正済みのデータを新たに搬入するべきだと思います。 その際に「訂正指示どおりに訂正できる自信がない」のなら 最初から完全データでの入稿は避けるべきです。 印刷側の見積もりは「完全データ搬入」の場合は 出力作業のみで内部オペレータの作業は含んでいないと思いますので もし印刷側に訂正作業を依頼するのなら それなりの費用が発生すると思ったほうがいいです。 現実には受注競争の中で多少の訂正は印刷側が行っているような状況ですが それが当然のように通用すると思うのは間違いです。 誰もがアプリケーションの操作だけを覚えて いちおう「完全データ」らしきものを作れる時代になっていますが そうしたプロの領域に踏み込むのには、それなりのリスクを覚悟する必要があります。 そのリスクの中には知識と技術に加えて 作成データを証明して責任が持てるだけの周辺機器の用意も含まれます。 “困った時の他人頼み”から抜け出さない限り 「完全データ」入稿は早過ぎます。
補足
ご回答&アドバイスありがとうございます。 しっかり精進したいと思います。 言葉足らずで申し訳ありません。 色校の指示、とはデータ変更しない範囲でどこまでお願いできるか、ということです。
- ke-ta1971
- ベストアンサー率50% (82/161)
完全データで入稿し、それに指示を入れる場合、 何か見本となるものが必要だと思います。 例えば写真でしたら業界標準を歌うプリンターで出力した ものを添付するとか、地色などならパーセント指定、または この色になるようにというカラーチップが必要でしょう。 通常は刷り上がった色校に赤字を入れるのが一般的だと 思います。
補足
ご回答ありがとうございます。 そうですね。赤入れ指示というのは、昔からある基本的なことかと思うのですが、前のご回答者さまの補足にも書かせていただいたのですが、完全データというもので(=データを修正する事なく)そのような指示のだし方が適当か、というのが疑問でした。 完全データでも「見本に近付けてくれ」という指示ができるのですね。ありがとうございます。
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お礼
ご回答ありがとうございます。 問題を明確にしていただき、大変分かりやすくなりました。 例え「完全データ」として入稿してもデータを修正しなければならないレベルの修正であれば、それは「完全データ」ではないと思います。 知りたかったのは、通常、印刷屋サイドで完全データを受取った時、データ修正をせずに(=版をつくりなおすことなく)インク濃度の加減などをしてもらって調整ができるのかどうか、ということでした。