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内観をやったことある方にお聞きします
うつ病を患って1年半になります。カウンセリングは、半年ほど前に話したいときに時々受ける、というような形でやっていました。今はもうやっていません。話したいこともありませんので・・・。 カウンセリングのときに、内観を強く勧められたのですが、内観は親との関係を深く考察していくとのことで、拒否していました。うちは、アルコール依存症の父を持ち、貧乏な家庭だったので、家族については思い出したくなかったのです。1年前、私もアルコール依存症になりかけでした。辛い思い出でいっぱいです。 しかし、最近2ヶ月ほど、仕事にいけず、薬もあまり効果を発揮せず、もやもやとした気分が続いています。内観をしなかったからかなぁと思って、いまさら内観をしようと心に決めました。一週間の内観期間です。しかし、疑問がたくさんあります。 内観は具体的にどのように進めるのですか? 内観でやる気がでましたか? 内観で人生がどのように変わりましたか? 内観で辛かったことは何ですか? 内観をしてよかったと思えますか? 以上5点回答お願い致します。
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丁度2年ほど前、26の時に内観をした者です。 内観をしたからと言って、どうなるかは人それぞれですし、やったら即欝が治るとか、病気が治るというものでも無いと思います。 私が事前に見た体験談には、性格が劇的に変わったという話が延々と書いてありましたが、やはりそれは人それぞれで、やっても何も変わらない人、最後までやる前に投げ出す人もいると思います。 私は欝とは無縁でしたが、人見知りが激しく、後ろ向きな性格が嫌でしょうがなく、なんとか性格を変えたいと思ったのが内観を受けた動機でした。 >内観は具体的にどのように進めるのですか? まず、母親について思い出すことからはじめます。 母親に「してもらったこと」「自分がしてあげたこと」「迷惑をかけたこと」 の3点を ・自分が小学校に入るまで ・小学校の低学年の頃 ・小学校の高学年の頃 ・中学時代 ・・・・・・ と順番に挙げていきます。 と言っても、そう簡単なものではなく 例えば、自分が小学校に入るまでに「母親にしてもらったこと」「母親に自分がしてあげたこと」「母親に迷惑をかけたこと」の3点を考えるためだけに最低1時間かけます。1時間あってもなかなか思いつかないんですが。。。 1時間おきに面接者が来ますので、この3点を報告します。 これをたたみ半畳ほどのスペースに一人で座り、1時間区切りで、朝の6時から夜の10時ごろまでやります。 母親が終わると父親が、父親が終わるとその次に身近な人、という感じです。 休憩は殆どなく、内観をやっている一週間の間は、面接者以外の人とは一切会話が出来ません。食事も半畳ほどの間で取ります。 勿論、テレビやラジオといったものに触れることも出来ません。 ちなみに、私の行ったところは、休憩代わりに簡単な作業(薪拾いや掃除)などがありましたし、食事の前後に、内観の体験談のテープが流れることがあり、その時は「(内観することはちょっと休んで)テープの内容に耳を傾けてください」ということでした。 また、温泉街だったので、かけ流しの天然温泉に入るのがとても楽しみでした(しかも誰とも喋れないので、風呂は貸切でした)。 ほぼ全てが一人きりの作業なので、一人で居る事が好きという人にとってはそう大して苦痛な作業ではないのかもしれません。 >内観でやる気がでましたか? やる気が出たかどうかと言われれば、私はあまり変わりませんでした。 >内観で人生がどのように変わりましたか? 人生が変わったかと言われると、あまり何も変わっていません。ただ、色々な視点でものを見る習慣がついたような気はします。 >内観で辛かったことは何ですか? 狭いところに篭りきりになるので、腰痛持ちの私は、腰痛が酷くなったことが最も辛かったです。 (自分のスペース内なら自由に動けます。ただ、狭いので歩いたり走ったりすることは物理的に不可能です) >内観をしてよかったと思えますか? よかったと思います。 私は父親が小さい頃からどうしても好きになれませんでしたが、 いざ内観をしてみると、 父がいかに自分のことを気にかけてくれていたかを知ることが出来ました。 ご家族についてはあまり思い出したくないとの事ですが、それなら逆にお勧めします。 ご自分でも忘れかけていたような、素敵な記憶を思い出されるかもしれませんよ。 内観は、嫌なことを思い出す場ではなく、他人の良いところを見つけ出す場、 どんな人であれ、必ず何か一つは自分にとって良いことをしてくれている、ということを実感する場であると思います。
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質問の趣旨とは異なっていますが、参考までに、自分の体験を述べさえて下さい。数年前に心身症で内観療法を受けました。(実際はすでに鬱病を発症していたらしい?)#1さんのおっしゃる通り、両親や家族、友人に対する幼少時から現在にいたるまでの、感謝する事や迷惑をかけた事を回想し再認識する作業でした。もちろん、医療機関で行いました。その作業中にものすごい自責の念に囚われて、自己の存在を否定する思考が頭から離れなくなり、外界と遮断されていたのでそればかり考えて、死を選ぶ一歩手前まで行ってしまいました。医師がそれに気付き、そこで中断されて事無き得ました。体験から鬱病に内観は不適ではと思っています。個人個人で状況が異なりますから、主治医やカウンセラーと納得するまで話し合われたらいかがですか?後、このような東洋的?療法は予備知識や先入観を持たないで受けられた方が効果が高いそうです。
お礼
回答ありがとうございます。私は1999年以前の記憶がとてもあいまいなので、過去を思い出して自責の念にかられるということは考えられにくいのですが、自己否定の念にかられないとは限らないと思います。以前、自分は人に迷惑をかけてばかりだと思い込んで、自殺しようとしたことがありましたので。今日、カウンセリングを受けて、内観についてじっくり話し合ってきます。そこで、受けるかどうか考えたいと思います。貴重な体験談、ありがとうございました。
お礼
質問に丁寧に答えてくださってどうもありがとうございます。私も父親について、見方が変わるかもしれませんね。内観をしたからといって劇的に何かがかわる、というものでもないことを知ってすこしがっかりですが・・・。受けるかどうか、参考にさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。