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簡易照明器具にどうしてアルカリ乾電池でなければならないのですか?
先日、単3乾電池4本で使用する簡易照明器具を購入しましたが、使用上の注意に、マンガン電池などではなく、必ずアルカリ乾電池を使用のことと書かれていました。 実は充電式のニカド電池を使いたいのですが、そうすると何かまずいことでもあるのでしょうか?なぜ、アルカリ乾電池でなければならないのか理由が分かりません。ご教授願えませんか?宜しくお願いします。
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1.メモリー効果解説サイト http://www.sanyo.co.jp/cs/academy/nazonazo/all.html http://www.interplan-net.co.jp/product/battery/memory_efect.html 2.不良電池の摘出 確かに難しいです。 一般に市販されている「電池テスター」は「負荷をかけない状態で」電圧を測ります。 そうすると、不良電池でも、1.5V/1.2V近くを指し、良電池との区別がはっきり付きません。 これが適当な負荷をかけてやると、不良電池は一気に電圧が下がりますので判別が容易になります。 本当は、電池テスターは「負荷をかけて測定」しなければならないのです。 しかし、そういう市販品はありません。 そういう測定器具がないところでは、「若干でも差があれば不良とみなす」しか方法がありません。 3.ニッカドの放電特性 図の中の「黄色い線」がニッカドです。 マンガンより上にあります。 700mAくらいで、アルカリと交差しています。
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- dojustice
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1.ニッカドの使用 問題ないと思います。 一般に、アルカリ(マンガン)は1.5V、ニッカドは1.2Vと言われていますが、ニッカドは1.1Vに なるまでの時間が長く(平坦部分が長い)、この後急激に電圧降下します。 これに対して、マンガン系電池は、1.5Vからダラダラと電圧降下しますが、機器の方は最終的には0.9~1.0Vあたりまで使える設計になっているはずです。 つまり、両方とも「終止電圧」は大差ない、ということです。 ただし、その照明器具が、「電圧降下と共にだんだん暗くなるような設計」になっていれば、 ニッカドを使用することは、この範囲で使うことになります。 そういう設計になっているか、どの程度暗くなるか、は、わたしには分かりません。 しかし、故障等を起こすような設計にはなっていない筈ですし、電気的には問題ないと言えます。 2.電池の使い分け A2のお礼欄のような解釈でよろしいかと思います。 参考までにメーカーが推奨する使い分けの 目安(表)を添付します。 http://industrial.panasonic.com/www-data/pdf/AAC4000/AAC4000PJ1.pdf 小電流放電であれば、マンガン、比較的大きい電流ではアルカリ、大電流では充電式電池 (ニッカド、ニッケル水素)という使い分けをします。 ただし、マンガンに出番が来るのは、これがアルカリに比べて値段が格段に安い場合に限ります。 大差ないようであれば出番はありません。 3.放電特性 面白い実験をした人がいました。 (Webサイトで見つけたのですが、参考になるので使用させていただきます) http://homepage1.nifty.com/yamatomt/gps/gps6.html 「3.取り出し電流と持続時間の関係」のグラフを見てください。 約400mAでニッケル水素とアルカリが交差しています。 つまり、「これ以上の大電流放電であれば、ニッケル水素の方が持続時間が長い」ということです。 「最初に1.5Vと1.2Vの電圧差があっても・・・!」です。 残念ながら、ニッカドはニッケル水素よりやや弱く、700mAくらいでアルカリと逆転するようです。 なお、これは単3型電池についてのデータですので、単4型では、この1/3ぐらいに見るのがよいと思います。 4.充電式電池の管理 充電式電池は管理が面倒ですが、コストでは断然アルカリに優ります。 ニッカドを多数お持ちとのことなので、これを活用しないてはないと思います。 参考までに一般的な注意事項を記載しておきます。 (1)充電器は、ちょっと高いですが「放電機能付き」のものがお薦めです。メモリー効果消去に有効です。 (2)使用する電池はゴチャマゼにせず、組み合わせを決めておく方が均一な使用という点で好ましいです。 しかし均一に使用していても劣化は個別に起こります。 持続時間が短くなったら、その中から不良電池を見つけ出し、使用を諦めましょう。 (3)品種の違う充電式電池の混用は止めましょう。 勿論、ニッケル水素との混用はご法度です。 (4)こまめに充電することが必要ですが、充電忘れの事態に備えて、アルカリを必要数抱えておく ことも止むを得ないでしょう。 何かご質問があれば、補足欄へ書き込みなさってください。
お礼
一度御礼を書いたのですが、今開いてみてびっくり。何もないではありませんか。.。ooO(゜ペ/)/ひゃ 時間を割いて、大変詳しいご回答を頂きありがとうございます。 >1.ニッカドの使用 問題ないと思います。 →ああ、良かった。 >4.充電式電池の管理 (1)充電器は、ちょっと高いですが「放電機能付き」のものがお薦めです。メモリー効果消去に有効です。 →えっ、そんなものがあるんですか?一度放電させて充電させるということですか?そうすれば、何本かの電池でも充電の度合いを同じにさせることが出来るということですか?メモリ効果というのはちょっとは知っているのですが、忘れかけています。(^^;) >2)充電池は均一に使用していても劣化は個別に起こります。持続時間が短くなったら、その中から不良電池を見つけ出し、使用を諦めましょう。 →劣化は個別に起こる!どのようにして不良電池を見つけ出すか、うーん、これも難しそうですね。^^; 参考URLを開いて見ましたが、ニカド乾電池のことは書いて無いようだったのですが・・・。見落としかも。 本当に、親切な回答を頂き、誠にありがとうございました。Thanx a million!! m(_ _)m
- USKURO
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難しいことはよく分からないのですが、それぞれの乾電池の特性として一般的に、照明器具などのパワーを要するものにはアルカリ乾電池。時計のように微弱な電流を長時間必要とするものにはマンガン乾電池が適しているようです。
お礼
>照明器具などのパワーを要するものにはアルカリ乾電池・・・ →私は、アルカリ乾電池はカセットテープなどの機械(モーター)関係で力を要するものに使用するものだとばかり思っていました。照明器具はむしろ長時間なので、瞬間的には力が要らないものと考えていましたが、違うのですね。時計がマンガン電池というのは分かるような気がするのですが。 ご回答を頂き、誠にありがとうございました。
- pote_con
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使用する電池の制約があるのは、仕様書や取説に書いてある性能を保証するためと、火災等の事故防止です。 マンガン電池だと、仕様書に書いてある性能が発揮されない可能性があり、クレームになった時に逃げるためです。 また、充電式電池は、万一内部でショートなどの故障があった時に、通常の電池だと単なる故障で済むところが、充電電池だと火災に至る事が多いからです。
お礼
>また、充電式電池は、万一内部でショートなどの故障があった時に、通常の電池だと単なる故障で済むところが、充電電池だと火災に至る事が多いからです。 →そうなんですか。環境保護ために、充電式電池をたくさん買ったのですがどうしましょう?得心のいくご回答を頂き、誠にありがとうございました。
補足
追加質問になって恐縮なのですが、充電式のニカド乾電池はどのようなものに使用したらいいでしょうか?ご教授願えませんか?充電式はあまり用途は無いのでしょうか?実は充電式はすぐにあがってしまうので(持ちが悪すぎて)、困ってはいるのですが・・・。
お礼
>一般に市販されている「電池テスター」は「負荷をかけない状態で」電圧を測ります。そうすると、不良電池でも、1.5V/1.2V近くを指し、良電池との区別がはっきり付きません。 →先日、百円均一で電池テスターを買いましたが、当然「負荷をかけない」安物でしょうね。(^^;) でも、多少の目安にはなるでしょうけど。 >そういう市販品はありません。そういう測定器具がないところでは、「若干でも差があれば不良とみなす」しか方法がありません。 →やっぱりね。たかが電池、されど電池ですよね。だって、環境のことを考えたら大切なことですよね。特にカドミウムなんか毒性がすごいですものねえ。 最後の参考URLはとても分かりやすいサイトですねえ。小学生でも分かるくらいですね。ありがとうございます。 dojusticeさん(名前がすごい!)、何度もご親切な回答を本当に本当にありがとうございました。また、お会いできれば嬉しいです。m(_ _)m