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キスについて

昔はキスなんてのは映画の中でしか見かけることはなく、大人になるとあんなことするんだなと勉強?したと思うのです。 でも、犬を飼うようになって知ったのですが、口を舐めに来ますよね。 ということは、人間も動物も相手の口を舐めるという好意は、映画で勉強しなくても自然な行いなのかなっと思ってきたのですが、どうなのでしょうね?

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  • KINGBIRD
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回答No.2

 犬の祖先である動物は、現在の野生のイヌ科に広く見られるように巣穴に子供と子守係を残し狩りにでていたと考えられました。遠出の狩りから帰って来た群れのメンバーが、(まだ消化器や顎の未発達な)子犬のために胃から吐き戻して食事を与えたのが、子犬が大人の犬の口元をなめて吐き戻しのきっかけを作っているのが、犬科の服従と愛情の挨拶になったと考えられています。  従って、人間にも原始時代以前から口から食べ物を戻して他人に与えるという習慣があれば、本能的と言っていいかもしれません。  しかし私には犬のキスと人間のキスの起源が同じとは思えません。たとえばネコも飼育者の口元をなめることはしますが、おそらく犬と同じ理由ではありませんし、犬ほどはっきり挨拶という形ではありません。サルも同じようにエサをねだったりしません。  また犬自身も口元をなめるしぐさは、常に下位のものから上位者への愛情と挨拶であって、上位者が同じようにからだをかがめ、しっぽをふりながら下位の者の口をなめるということをしません。この点が人間のキスと大きく違うところだと思います。    ただし、ボノボとチンパンジーにはキスの習慣があります。その他の霊長類では現在のところほとんど観察されていなかったと思います。  ボノボやチンパンジーのキスも人間と似ていて(というより私達人間が彼らに似ているのでしょう)、愛着と服従(法王の足元にキスをするような)、挨拶を意味していると考えられます。  3種のキスの起源は、母乳を飲むのに口を使っているところ、離乳時期に母親が口で噛んだものを与えていたからではという考え方があります。人間も母親は「自然に」子供に対して口づけをしますよね。  ただ、「自然な行為」をどう解釈すればよいのかわかりません。本能という言葉を指しているのでしょうか、それとも種を超えても広く見られる起源の古い「文化的な行為」と呼べばいいのでしょうか、なんとも言えません。  ボノボは20世紀になって発見されたと言われる類人猿で(発見以前は20世紀以前だと思われますが、あまりにチンパンジーに似ているために同種だとみなされていたよう)、チンパンジーよりもその行動や思考力は人間に近いとされる生き物です。  ボノボとチンパンジー、この二種は非常に似通っているのにも関わらず、その社会は非常に対照的なのが興味深いところです。  人間も同じように、複雑な社会や文化の中から多くの行動を学び、行動様式を身につける生き物だと思います。たとえ本能的な行動であったとしても、それが発露するには(他の本能同様)特定の刺激や学習を必要とするのかもしれませんね。少なくとも日本ではあまり一般的な行動ではない以上、やたらめったら誰かの口元をなめたら「不自然・不適切な行為」とみなされるでしょう。

VitaminBB
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 大変詳しくありがとうございます。 単純に質問のような理由という訳では無いのですね。

その他の回答 (1)

  • yu-taro
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回答No.1

  こんにちは。  本能的なものだと思います。    但し、あまり犬とキスをしない方が良いかと思います。犬の健康管理は大丈夫かと思いますが、失礼ながら犬から何かの病気が移らないとも限らないと思いますので。

VitaminBB
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 そうですか。犬には気を付けます。

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