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棟上できるまでの雨は大丈夫?
あるハウスメーカーの展示場で聞いたのですが、屋根が無い状態の間に雨が降ったりすると、部材等が濡れてしまいあまりよくないと聞きました、ある程度の雨対策は実施されるでしょうがどの程度の影響があるのでしょうか?例えば断熱材が濡れてしまったり、鉄骨や木造の柱が濡れてしまったりして乾かないうちに工事されてしまったりすると中で錆びたり、カビたりしないのでしょうか?ご存知の方教えてください。
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非常に難解な質問ですね。と、言うのはsyou2001(No.1)のかたの回答にあるように工法によっても施工手順が違いますし、在来工法の場合、各施工店によってもカスタマイズされた施工手順、工法になっているので >あるハウスメーカーの展示場で聞いたのですが、・・・ と、あるのでハウスメーカーに特化した話を書かせて貰います。 まず、一般的に在来工法を行っているメーカー、これが一番問題だと考えられます。と、いうのは2×4工法やプレハブ(軽量鉄骨)のメーカー(前者は三井ホーム・住友不動産ホーム・東急ホームetcで後者は積水ハウス・ダイワハウス・ミサワホームetc)は一般的には棟上げが非常に早く、上棟工事の開始から終了までが大きさにもよりますが1日~4日程度でしかも、完了したときには屋根だけではなく、外壁の合板、アルミサッシの仮止め等も終わっているのが普通でメーカーによっては戸締まりを気にしているぐらいですから雨が入る心配は余りしなくて良いですね。ここで、在来工法とは柱と梁、それに筋違ぐらいが共通点で後は工法等が千差万別ですから何とも言いにくいのですが、まず、よい、メーカーの対策事例をあげると、 (1) 2×4と同じように上棟工事完了までに全て外壁合板を貼り終える。 (2) アルミサッシ、玄関(仮玄関)も付け終える。 (3) 2階の床下地合板にはワックス(無害)を塗り上棟工事中に水が入っても1階には被害が広がらないようにする。 (4) 断熱材や石膏ボードなどの資材は上棟工事完了後に建物内に搬入する。 と、このメーカーは施工基準に床下地合板にシミ(雨水の痕)を許していません。 そして悪いハウスメーカーですと (1) すでに外壁は合板ではなく貫(短冊状の板)を使用している。 (2) アルミサッシ等は造作工事時につける。 (3) 施工速度を優先させ仮に濡れてもそのまま工事を行う。 と、このようにハウスメーカーによっても随分違います。 >断熱材が濡れてしまったり、・・・ 断熱材とは一般的には上棟工事が完了してから入れるのでかべに入れてから濡れるケースというのは少ないのですが現場においている間に濡れてしまう場合があります。この場合、断熱材を止める金物(ホッチキスの大きいもの)が錆、断熱材が壁体内結露も相まって、下の方によってしまい十分な断熱効果を発揮できません。また、柱や金物が錆びたりかびたりというのはおっしゃるとおりですぐに起こります。それより、木造の場合怖いのはそのような状態だとシロアリの発生の原因にもなりかねません。 ここで、ハウスメーカーと一般の施工店でどちらが安全かというと、これは一概にはいえませんがここからは全くの私見ですが私はハウスメーカーの方が安全だと思います。特に大手のメーカーは安全な確立が高いのではないでしょうか。また、もし、ご自分で家を建てるときに心配でしたら、住宅性能評価を取得しておくことをお勧めします。あとで問題になったときらくですから・・・・ 長くなりましたがこれで、
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>これは木造系の家に使用している角材?やパネルに当ては プレハブ住宅の設計指針は.「面で押さえる」方法であり.日本古来の「柱で押さえる」方法では有りません。その結果.次のようなことが有ります。 「桧作りの家」として宣伝されていたプレハブ住宅の場合に.桧を使わなければ.住宅寿命に影響するであろう.土台を調べたところ.松材を使っていました。土台は.湿気かが多く.腐りやすいので.腐りにくい桧を使いますが使われていません。 水がかかる場所.たとえば.床下(洪水が予想されるところでは.床上も含めて).張り材が使えません。これは.浸水が発生した場合に.張り材の接着剤が溶けて.接合面がもろくなり.地震やちょっと室内で運動した場合(家具を倒す程度の勢いで.夫婦喧嘩・親子喧嘩した場合.室内大型犬が家具を倒して遊んだ場合等)は.接合面が剥がれる可能性が有ります。設計では.糊付けが完全であるとしていますが.水害の影響を原則として考えていません。同様に.出窓・台所・風呂・便所などの水がある場所では.張り材を使っていると張り材がバラバラになりやすいです。このような腐りやすい場所に桧を使うべきなのですが.桧材は見つかりませんでした。 面で押さえることが基本設計の場合に.安い材料が特に好んで使われます。その結果.温度・湿度によって.木材の収縮が変に発生する場合があります。ある木材では.垂直方向に.別の木材は水平方向に伸びたとします。すると.本来均一にかかるべき屋根の重さが.不均一にかかります。普通は.問題にはなりませんが.地震・台風などでちょっと屋根がゆれたりすると.細い材料にすべての荷重が瞬間的にかかり.家屋崩壊につながります。 台風・竜巻などでの風による被害が出た住宅を見て回ったときが有りました。共通している点として.被害に遭った家屋はトタン屋根・塗り瓦屋根でした。被害に遭わなかった家屋は.土瓦屋根でした。特に.土瓦屋根の母屋がたっていて.塗り瓦屋根の新築プレハブは.吹き飛んでいたのは印象的でした。つまり.屋根が軽い場合には被害に遭っていて.屋根が重いと被害に遭いにくいのです。 先日の関西大震災では.瓦屋根の家がつぶれて.軽い屋根の家が残っていました。その中でも.旧来の土瓦使った建物だけが建っていたのが印象的でした。台風竜巻の被害を避けるためには.土瓦の使用が必須です(瓦屋産に聞いてみて下さい.最高級瓦は土瓦です。コンクリート瓦や塗り瓦は低級品です)。しかし.現在のプレハブ住宅では.土瓦を使用すると地震には耐えられません。 ある程度太い.材料を使っていないと.台風などで家が震動した場合には.家屋崩壊の原因となります。プレハブ住宅の材料を見ると.壁のベニア板では犬が暴れたら壁に穴があいたとか.夫婦喧嘩の最中に亭主を殴るわけにもいかず.壁を殴ったら.柱が折れて穴があいたとか(特に運動はしていません。ごく普通の百姓家のカーチャンです).の話が理解できます。 柱は.原則通し材(年輪の中心が柱の中心にある材料)を使うのですが.プレハブ住宅では.通し材を切り出した残りの端材を柱として使います。その結果.女性でも柱を折ることができるようです。
お礼
回答ありがとうございました、かなりいろいろなことを知っておられるようでとても勉強になりました。お話しを聞いていると家を購入するときは良く考えないといけないとよくわかりました、ありがとうございました。
>あるハウスメーカーの展示場で聞いたのですが ということなので.プレハブ住宅に限って説明します。 プレハブ住宅は.たとえ5000万の家であっても.使っている材料は最低最悪の破材です。したがって.(湿度変化での)歪みが出やすいし.見た目が良いのですが.耐久性がなかったりします。しかも.合板をホッチキスでとめたような工法をとっていて.その上に紙を貼っただけですから.水がつくと.壁紙がいたむ(剥がれる).柱が歪む.柱の継ぎ目が木ネジと鉄板で.木ネジや鉄板がさびる.歪んだ状態で.締め付ける(現場で固定する)ので.乾いた時の縮みで.家全体が歪む。 断熱材に水が入ると.溜まります。時間と共に流れ出して.柱がせいぜい2-3CMですから.簡単に腐ります。 当然のこととして >錆びたり、カビたり します。 住宅展示場の住宅は.見た目が最高に良くできていますが.水害(床下浸水時の床材の耐防腐性能).台風(竜巻を含む.室内に風が吹き込んで.家全体が持ち上がる場合の耐性).ちょっと重いものを持ち込んだときの歪み(壁を土壁や張り大谷石(厚さ10cm以上になり.耐火壁になります)に変更したいと聞いてみて下さい。あるいは.屋根瓦を地元産の土瓦に変更したいと聞いてみて下さい)には.まったくの耐性が有りません。 日本古来の住宅建設の場合は.条件が異なりますので.省略します。
補足
使っている材料は最低最悪の破材です・・・とのことですが、これは木造系の家に使用している角材?やパネルに当てはまることなのでしょうか?家の購入を考えているところなので教えていただけるとうれしいです
- syou2001
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どんな工法での話(従来工法・2×4工法)でしょうか? 屋根が出来る前には断熱材(グラスウール) などは入れないですが・・。 大まかに書くと 柱立て、屋根、床の下地、壁、床、天井、 と進んでいきます。 昔は、棟上の時雨が降ると、 縁起の良いものとされてました。 それと、現在の住宅建築に使う木材ですが、 昔のようによくよく乾燥さして使うと言う事は稀のようです。 現代建築の通気性の悪さなどを考慮して いいか、悪いかどちらかと聞かれると 確かに良くは無いかもしれませんが・・。
お礼
回答ありがとうございます、工法によって順序が違うのですね、素人なので全く頭にありませんでした。勉強になりましたありがとうございました。
お礼
細かい回答ありがとうございます、とても参考になりました。いろいろなハウスメーカーの展示場を見て回っているのですが、やはり各社いろいろな特徴があっていろいろな工法があるようで他社の悪いところもあげられますので何がいいのかよくわからない状態です、これから勉強してよいところに決めたいと思います。ありがとうございました。