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日本刀の「はばき」について
どのカテゴリにしていいのかわからず、ここにしました。 本に載っている日本刀の写真は、刀身だけのものばかりですが、 実際に博物館や美術館に展示されている刀は、必ず「はばき」がついていますね。 (ド素人なもので、最初は「はばき」という言葉を知らなかったので、 「刀のパンツ」と呼んでいました) 展示するにあたって、「はばき」を外したら刀にとって 何か不都合なことがあるからなのでしょうか。 素人が刀身だけを見る機会はないものでしょうか。 刀剣に詳しい方、教えて下さい。
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- ant212
- ベストアンサー率66% (2/3)
はばきは本来、金無垢、銀無垢、銅無垢といった 素材で作られます。 むかしのもので多いのは銅無垢です。 それに金とか銀とかを薄く被せてあるものが 多いです。最近では加工の手間と銅と銀素材料 を比較しても大差がないらしく銀無垢のほうが 安くなっているようです。 金無垢のはばきもあります。現在のものでも高いですが 江戸時代の金無垢は大名か大身の旗本しか作成 できなかったときいています。(金の管理がなされてたため) もちろん、取り外し装着は自由自在です。(すっと) はばきをつけたままの展示のほうが大変美しく 見えます。 美術館などではそういった効果も考えていると思います。
- BIGMAC
- ベストアンサー率25% (624/2491)
はばきは銅が主な材料で刀にあわせ叩き閉めてあるので簡単に取り外し出来るものでは無いと思いますが。
お礼
はぁ、なるほどねぇ。 「はばき」を作るのは、当然刀工ではありませんよね。 確かにその役目上、はばきが簡単に外れては困りますからね。 外すのも大変なら、元に戻すのも大変ですよね。 ごもっともなご回答、ありがとうございました。
- r420
- ベストアンサー率30% (102/335)
詳しくない一般人ですが、見る側としての意見です。^^; 日本刀としてみる場合、完成された形が”グリップ”のついた状態ではないでしょうか。 写真などで見られる刀身のみのものは通常見られる機会が無いからこそ写真になっているのだと思います。 美術館で展示する以上は完成品を置きたいのではないかと。
お礼
こんな質問、相手にされないんじゃないかと思っていたのですが、 早速のレス、ありがとうございます。 「はばき」はあくまでも付属品ですから、刀工が作った刀身だけで 立派な完成品だと、私も素人ながら思うのですが... 「はばき」がついたままだと刃区や棟区を見ることができませんから。
お礼
はばきは、取り外しが難しいと思っていましたが、簡単なんですね。 これで刀剣に関する知識が一つ増えました。 おっしゃる通り、はばきなしの刀身だけの展示はちょっと さみしいかもしれません。 貴重なアドバイス、ありがとうございました。
補足
ant212様、場所をお借りします。 昨年末に専門家に聞くチャンスがあり、おたずねしたところ、 「はばきを外す意味がないから」というのが概ねの理由のようでした。 他にも、はばきは後世になってから作られたものもあるそうですが、 刀と同時期に作られた立派なものもあり、それも刀と一緒に鑑賞の対象になることがあるそうです。 また、刀は普段は白鞘に保管しておくものですが、はばきを外してしまうと、 紛失する可能性もあるので、つけたままにしておく、という場合もあるようです。 他の専門家の方のお話を聞いていたら、某博物館で、 「あれだけの名刀なのに、はばきをつけたまま展示してるんですからねぇ」という言葉も耳にしました。 これは、はばきが最初からついているので、単にそのまま展示した、という 博物館側の刀剣に対する無知さ加減が伺えました。 一応これで、私の疑問も解決しました。 ご回答下さった皆様、ありがとうございました。