• ベストアンサー

第三受益者(third-party beneficiary)って?

第三受益者(third-party beneficiary)とは何でしょうか? 先ほど読んでいた法律書に唐突にこの単語がでてきたものの、充分な説明もなく、意味がよくわかりません。 ご存知の方、宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

信託などでよくあるケースだと思いますが、たとえばAさんが自分の財産を信託会社に託して運用させているとします。生前は配当金を自分で受け取っているけれど、死後は娘のBさんが受け取るようにする、あるいは、元本ごとすべて娘のBさんに譲るという契約にした場合、娘のBさんが第三受益者です。 つまり、契約(上記の例ではAさんと信託会社の間の信託契約)の当事者ではない第三者(上記の例ではBさん)がその契約による便益を得るので第三受益者(third-party beneficiary)といいます。ちなみに、上に挙げたのは話をわかりやすくするために挙げた単なる一例で、べつに遺産に限った話ではありません。

pigle
質問者

お礼

わかりやすい例をありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • SSSIN
  • ベストアンサー率62% (547/875)
回答No.2

第三受益者契約(third-party beneficiary contracts)は、契約者が第三者に利益を与えるための契約をいいます。具体的には以下のような契約形態があります。 1.債権者受益契約 (Creditor Benefificiary Contracts) ある契約の債務者が別の契約の当事者に自分の代わりに支払うようにする契約をいいます。例えば、借用書を締結しているA(債務者)とB(債権者)がいます。その時にAが商品をCに売却した場合にCからAに代金を支払うところをCからBに支払うような契約をいいます。AとCの関係からするとBは第三者であり債権者受益者になります。 2.受贈者受益契約 (Donee Benefificiary Contracts) 契約者がサービスやモノを自分が意図した受益者の贈与することを前提にした契約をいいます。例えば、AはC社が娘Bにピアノを配達することを前提にC社のピアノを購入した場合、Aが娘Bにピアノを贈与するという意図がC社が娘Bに配達する行為によって成立する受贈者受益契約になります。AとCの関係からするとBは第三者であり受贈者受益者になります。

pigle
質問者

お礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。ありがとうございました。