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騒音について(長文です)

昨年8月に新築された鉄筋コンクリート造のマンションに住んでいます。 マンションの管理会社は「しっかりセキュリティ、音も響かない!」という自社テレビCMを流しているのですが、実際は、一応オートロックは付いているものの、そのまわりを取り囲む外壁は腰の高さ位までしかなく、外から乗り越えようと思えばいくらでも可能です。 また室内では、隣接する部屋からの話し声、ドアの開閉音、足音、風呂・トイレの水音などがまる聞こえなのです(トイレに至っては使用中の音まで聞こえてきます)。 管理会社に問い合わせたところ、「(左隣)号室との境は、15cm幅のコンクリートでその上に石膏ボード、クロス仕上げで、(右隣)号室との境は、軽量鉄骨6.5cm+防音ボード(1.5cm)2枚の間に グラスウールを入れてあります。防音壁の基準は満たしています。」との回答がありました。 詳しい知識がなく判断できないのですが、この程度で防音になっているのでしょうか? 場所がとても気に入っているので引越したくはないのですが、管理会社のCMを見るたび、腹が立ってなりません・・・。

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noname#65504
noname#65504
回答No.4

遮音性能に関する法律は2つあります。 1つは「建築基準法」で、もう1つは「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」です。 建築基準法は建物の最低限守らなければならない基準を定めています。これを守らない物は建設してはいけません。 品確法は阪神淡路大震災後、建築基準法では基準を守っていること以外に性能に区別がつかなかったのを補正して、性能をランク付けして表示するシステムを作った物です。この表示は義務づけられている物ではなく、またこの法律ができた以前からある建物には適用されません。 新築であっても義務ではないのであまりこの制度を利用していることは少ないこと、また管理会社の回答が「防音壁の基準は満たしています。」とだけありランクではなく基準といっていることから、おそらくこの表示制度を利用していないと思いますので、管理会社が言う基準とは建築基準法のことと思われます(この基準を守っているのは当然のことです)。 正確な性能はわかりませんが、品確法では建築基準法の基準を守っているだけのものは、ランクとしては一番下のランクに分類されています。 次に遮音性能について回答します。 【左隣の壁】 コンクリートの壁の厚さは一般的なものです。 また質問文では石膏ボードを貼っているようですが、以前この工法は安く早く良質に造れるので普及したのですが、この工法には1つだけ大きな欠点があり、現在ではこのようにコンクリート壁に直接石膏ボードを貼る工法(直貼り工法、GL工法)は住宅には用いないのが常識です。 そのただ1つの欠点とは音が非常に響くというもので、この工法で造られたマンションで騒音のクレームが続出したからです。ちなみにこの工法を用いるよりも、石膏ボードを貼らないコンクリート壁の方が遮音性能がよいといわれています。 【右隣の壁】 鉄筋コンクリート造共同住宅では通常隣戸との壁はコンクリートで造ります。これはコンクリートの壁は他の材料よりも優れた遮音性能を持っているからです。 質問者のケースの場合、それなのに軽量鉄骨で壁を造っていることからそれほど防音性能を考慮した作りになっていないと思えます。 また軽量鉄骨を用いて壁を造るのは鉄骨造建物でよく使われますが、この場合でも軽量鉄骨10cm、石膏ボードを2枚張りしてその間にグラスウールを10cm入れる程度が一般的です。この場合でも品確法のランク付けでは最低のランクになります。 質問者の場合、石膏ボードの代わりに防音ボードになっていますが、全体的にグラスウールの厚さが薄いです。 防音ボードの性能にもよりますが、一般に低音は防音ボードで遮音できないので、低音の遮音性能はグラスウールの厚さによります。よって少なくとも低音に関する遮音性能はあまりないように思えます。 ちなみに排水音などは低音が多いです。 以上のように、質問文を見た限りの私の感想は、管理会社の言うような「防音を重視した造り」にはなっていないように思いますし、質問文の内容が正しいとしたら、賃貸とはいえむしろ防音無視・コスト重視で造った物のように思います。 防音性能を重視して入居したようですから、管理会社に何らかの対応(防音工事などハードでの対応はほとんど不可能ですので、家賃の値下げや他物件の紹介などソフト面での対応)を求めてよいと思います。 また質問分から判断すると内容的に防音性能に優れるとはいえない物と思えますので、CMは過大広告のように思います。 CMに腹が立ち我慢できないようでしたら、ジャロにでも通報してみたらいかがでしょうか?

参考URL:
http://www.ad-c.or.jp/link/
033
質問者

お礼

ジャロ、の事はちょっと考えていました・・・。 管理会社の言う「防音壁の基準」というのがシロウトには全く分からずお手上げ状態でしたが、回答を読ませて頂いてだいぶ理解することが出来ました。 ちなみに管理会社では「限度を超える騒音であれば対応させて頂きます」と言って来ています。これもまた腹立たしいです。 新築だったこともあり、決して安くはない家賃を払っていますので、今の防音状態には満足できません。 やはり何か対策を考えて、管理会社に交渉してみようかと思います。言いくるめられないように、もっと知識をつけなくては・・・! 参考になりました。ご回答ありがとうございました!

その他の回答 (3)

noname#97621
noname#97621
回答No.3

分譲と賃貸では,設計思想が異なります。 分譲では,分譲会社が販売価格に見合う防音をします。 最近は防音が売り物で,その分のコストを価格に転嫁しても 売れますし,「あそこの防音はしっかりしている」という 後の評判も気にしますので,普通はしっかりしています。 賃貸では,以後の家賃収入と建築費とのバランスで防音にかける コストが決まります。ですから見かけがよくても防音が悪い物件は 多数あります。 内覧は居住者が少なく周囲がうるさい昼間なので騒音が気にならず, 夜になるとうるさく感じるというのもよくあります。 話し声とトイレの使用中の音が聞こえるというのは気になりますが, 足音,風呂・トイレの給水音は我慢の限度かもしれません。 分譲の場合,音が聞こえにくい部屋配置をするということもしますが, 賃貸は単位面積当たりの収益を上げることを目的にしていますので。 工法は他の方が回答されているように,賃貸だとすれば 中の上だと思います。 工事自体がきちんと行われたかはわかりません。 施工管理を見ていると,分譲に比べ賃貸は非常に甘いですから。 セキュリティは,『入れない』のではなく『常識のある人は入りにくい』と 思ってください。 火災や救急,犯罪の鎮圧など,入らなければいけない事もあります。 玄関は入れないが,ごみ置き場からは進入できる等,普通の人が 完璧だと思うセキュリティのほうが,気がゆるんで空き巣などの 被害に遭いやすいです。

033
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 我が家は賃貸マンションです。となると、管理会社のCMもまるきりウソ、というのでもないのですね。 トイレは右隣の部屋と壁を挟んで接していると思われ、同時に入ると音が聞こえてくるのです。おかげで隣で入ってないか、気配を確認してから入るようになってしまいました。 賃貸ゆえ、やはりある程度の我慢は仕方ないことですね。あちらの音が聞こえると言うことは、こちらの音も聞こえているわけですから・・・。 もう少し、気持ちを楽にして考えてみます。 ありがとうございました!

  • jyamamoto
  • ベストアンサー率39% (1723/4318)
回答No.2

音というのは、本当にコントロールしにくい性質のものです。それ故に、住宅の遮音性能というのも、実験値によって一定の性能が保たれる納まり(壁や床の材質・厚み・組み合わせ等)を定めて、その納まりで設計・施工をしているというだけで、必ずしもうたい文句の遮音性能がその住宅で確保されることを保証するものではありません。 それは、建物や部屋の立地条件や廻りの環境によって、同じ遮音性能のものを持ってきても、実際の音の感じ方が大きく変わってくるからです。 あなたが気にされているような隣家の音も、壁を透過してきているようで、窓のサッシから回り込んできているようなケースもあります。 一般論として、共同住宅で音の問題を訴えても、よほどのことが無い限り、建物のせいだと認められて対処されるケースは殆どありません。 右隣の住戸境が軽鉄ボード張りということより、賃貸マンションかと思いますが、賃貸マンションであれば、分譲マンションほどの遮音性をとっていないと思いますので、ありうることかなという感じがします。 とにかく、音の問題は、気にして聞き耳を立てだすと、いっそう気になって泥沼に入りかねませんから、あまり気にしないようにした方がいいですよ。 こちら側で軽くBGMを流しながら生活するだけで、隣の音は聞こえなくなるものです。

033
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 部屋探しの時は騒音の事を考え、あえて木造はやめにして今の所に決めたので、とても残念なのです。 マンションのまわりは比較的静かな環境なので、余計に隣の部屋の音がうるさく感じてしまうように思います。 今のところ、限度を超えるような騒音とまでは行かないので、何とか気にせずに過ごせるよう対策を考えて行きたいと思っています。 ありがとうございました!

noname#11466
noname#11466
回答No.1

構造的には確かにかなり防音されるような形にはなっています。(つまりお金はかけている) ただ性能が出ていないのでしょう。 防音は技術的にちょっと特殊なため、知識が低い施行業者や設計者が行うと、ちょっとしたことで逆に防音性能を下げてしまうと言うことが起きます。 ご質問者の物件もそういうことなのかもしれません。

033
質問者

お礼

せっかくの防音の性能が出ていないというのはとても残念です。そんなこともあるんですね・・・。 マンション暮らしは初めてで、鉄骨造であれば・・ということで決めたのですが、やはり実際に住んでみないと分からないものですね。 何とか快適に過ごせるように、個人で出来る防音対策などをしてみようかなと思っています(お金ないけど・・・涙!) ご回答ありがとうございました!!

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