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台湾・香港と中国の関係
台湾と香港って表向きには中国の一部なんですよね?? でも様々な場面において、(たしかオリンピックって台湾は別だったような・・ぁーでも違うかも)台湾とか香港って中国とは別に何かに参加したり、公式な場面でも別々に表記されてたりするんですけど、それはなぜ?? あと、なぜ通貨が違うの??
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まず、「台湾と香港って表向きには中国の一部」というのはかなり語弊があります。香港については正式に返還されて中国の一部ですが、台湾については中国政府は「中国の一部」と主張していますが、台湾はそう考えていません。むしろ現在の中途半端な状況から脱して、「正式な独立」をめざしています。ときとして中国と台湾の間で軍事的な緊張が高まるのは、台湾の位置づけについてのこうした見解の相違によるものです。 ただ、中国という国はなかなか一筋縄ではいかない国で、基本的には強硬路線をとりながらも、現実面では台湾との経済交流を深めたりしています。具体的には、たとえばWTOその他の国際組織に台湾が加盟することについては、台湾の主権国家としての地位を容認することになるので強硬に反対しますが、その一方で民間レベルの投資・経済交流については積極的に推進しています。 香港については正式に中国の一部ですが、経済制度・通貨は別です。これは中国が「一国二制度」というシステムを採用して、経済面については香港は基本的に返還前のシステム(市場主義経済)を維持しているからです。中国にとって経済的に発展している香港はとても大事な存在です。返還のとき「中国の一部にはなるけれど香港の経済制度は変えない」ことを世界に向けて宣言し、それを実行することで、中国は香港の経済的な利点を維持しているわけです。 通貨は経済の要で、通貨を統一するということは経済そのものを統一するということですから、二制度を維持する上で、別々の通貨を維持することは必須条件です。今、中国経済が大きく飛躍しているので人民元に対する切り上げ圧力が高まっているとは言え、まだまだ、香港ドルと統一するというわけにはいかないと思います。 現在、中国は市場主義経済に向けて大きく舵を切って、上海などいわゆる沿海州といわれる地域では急速に香港化が進んでいます。とは言え、内陸部はまだまだ大きな問題をかかえているのでいっきに市場主義経済に移行することはできず、そこに貧困の格差が広がっている、といった図式です。
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- toshiki78
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台湾は戦後、中国の内乱によって旧勢力がやべれて台湾に移動。 国連的には台湾が中国の代表だったのですが、中国の国連加盟により台湾は国連脱退。 私的な考えですが台湾は完全なる独立国。
- marochan2
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こんばんは。 非常に簡略して答えます。背景には複雑な歴史があることを忘れないでください。 香港はイギリス、台湾は日本の植民地支配を受けていたからです。 現在では、香港は正式に中国に返還されています。台湾は、民主主義が根付いたため社会主義の中国に反発し、半独立国家的な地域となっています。 高校程度の歴史教科書を眺めて見ると理解が深まると思います^^