- ベストアンサー
ご依頼?
自信がないため、ご教示ください。 ある件の依頼者側が連絡書を送信し、そのタイトルが「***のご依頼」でした。内容は「***してください。お願いします」というものです。受信者が依頼した事柄を指しているのではありません。 私はこのタイトルは誤りで、「***のお願い」「***依頼の件」などとすべき(自身の依頼行為を「ご依頼」と呼ぶのはおかしい)と感じたのですが、これは妥当でしょうか。 少し考えると、「ご連絡」という言葉は普通に使用されていて、私はさほど変だと思わないようです。でも、「私どもから**日までに連絡いたします」の方がよい気がします(「ご連絡」はやはり相手の行為のときに遣うもの)。「ご依頼」とは違うのでしょうか。それとも同じなのでしょうか。もう一歩考えると、「お願い」も自身の依頼行為ならば同様なのでしょうか。 すっきりとしたご回答がいただければ幸いです。よろしくお願いします。(←あ、「お願い」ですが)
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
御依頼は、この場合書手から読手へと手渡すものですよね。もともと書手のものであったのが読手へとわたってゆく。わたってゆかないとなんの意味もなさないものです。 つまり、「依頼」というのは表面的には書手のものだけれど、潜在的に読手のものとなる可能性をひめた存在であるわけです。二人で共有するものだと言える。この手紙だと書手としては「今は自分のものだけど、近い未来相手に渡って相手のものになる」という意識があるわけです。 ですから自分のものではあるけれど、もうなかば相手の手にわたっていると考えて(相手のものあつかいして)、御をつけたほうがいいという意識が生れるのだと思います。 たしかに「ご依頼」はあきらかに書手側が相手におしるけるものですから非常に違和感がありますが、「お願い」は「このことをしていただけるようにわたしが心をこめて頼んでいる、その気持をもしよかったら受け取っていただけませんか」という遠まわしでおしつけがましくないニュアンスがありますから、自分のものなのに半ば相手のものあつかいしても違和感を感じないのです。「お手紙」とか「ご連絡」といったふうに、書手から読手へ移動してゆくニュアンスがあるものでことにこのような使い方が多く見られるのはこのためでしょう。 要は「やっていだだけませんかねえ(やらないとひどいことになっちゃうよ。だからやったほうがいいんじゃないかい? え?)」という押しつけがましい印象(自分の勝手な願望=「私」をつよく相手に強要する印象)がつよいものは、いくら相手との共有物(になる可能性がある)といっても御をつけると無礼だと感じるということだと思います。 下記URL♯4を参照してみてください。「饅頭」のような本質的に中立のものではなくて、「依頼」は元来相手か自分かどちらかに帰属していて、しかも押しつけがましい印象があるために×なのだと思います。
その他の回答 (1)
おっしゃるとおり、自分の行動に「お」をつけるのは過剰敬語です。 でも、習慣の問題ですからねー(^_^; 俺もときどき気になりますけど、どうしても「お」をつけなきゃ不自然なときもあるんですよね。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 > でも、習慣の問題ですからねー(^_^; これは、「ご依頼」も習慣的にアリかもねー、というニュアンスを含めていらっしゃるのでしょうか。 私は経験的な語感から「ご連絡」は許容範囲でも、「ご依頼」はレッドカードだと感じてしまったもので(^^;、一体この違いはなんなのか、自分の言語感覚が変なのか、ご意見を伺いたかった次第です。 なんか気に喰わないけど、しょうがないか、って使う言葉、確かにありますね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 形式的な敬語のしくみではなく、意味的なアウトかセーフかというのが、よく理解できます。確かに「連絡」や「願い」は先方にお届けして委ねる言葉ですが、「依頼」は依頼者が片側を握ったまま、せっついているような言葉ですね。これを、そうではないと捉えると、「ご依頼」が成立するわけですね。