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振動に関しての勉強サイト・参考書等
仕事にて振動防止の勉強の必要が出てきました。 特に制振に関してサイトや参考書をご教授下さい。 (機器の振動を抑えたいのですが、効果的な制振対策がわかりません。)よろしく願い致します。
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精密機械工場の微細振動対策ですか。これは難問です。最先端技術に属する分野ですので、「振動を見る」をこれから読み始めるような振動技術初学者が単独で解決できるような問題ではないと思います。 液晶パネルの製作となるとクリーンルーム内作業ですか?もしそうだとすると、アウトガスや粉塵、火器は厳禁でしょうから、取れる対策・工法が限定されてきて、非常に厳しい問題となります。 さて、質問の文献などですが最先端技術になりますので、適切なものはありません。 まず、一般的な防振対策については、機械振動関係の本が数多く出ていますので、実際大型書店で見て確認されることをお勧めしました。内容的には大差ないと思います。 次に辞典が出ていますので、これは会社にあると便利だと思います。 日本音響材料学会編 「騒音・振動対策ハンドブック」 技法堂出版 定価16480円 ISBN4-7655-2353-5 防振対策についての専門的に書かれた本はあまりなく、あっても数万円する本で、価格に見合うほどの内容でないのであまりお勧めしません(公費で買うなら別ですが、私費で買うような本ではありません)。 推薦するとしたら以下の本だけです。 日本機械学会編 「新技術融合シリーズ:第4巻 振動のダンピング技術」 養賢堂 4200円 SIBN4-8425-9816-6 上記の2冊は読んでもすぐに実務に結びつくようなものではないです。 次に、対策事例については、日本建築学会が行っている環境振動シンポジウムのテキストで何年か前に微細振動特集がありましたので(何回目のかは手元に資料がないため不明)参考になると思います。但しこれは一般に販売されている書籍でないので、東京の田町にある日本建築学会の書籍販売所で在庫があれば入手可能というものです。 なお、日本建築学会の図書館に行けば見ることは可能です。 さらに、日本建築学会の学術講演会でも何件か対策事例が発表されていますので、以下のサイトで検索できますので、探してみて、日本建築学会の図書館、大学の図書館、国会図書館などで文献を見てみるのも一つの方法です(同様に日本機械学会などにもあると思われます。特にmovicという国際会議では振動技術の論文の宝庫ですので、英語が大丈夫ならこれも探してみてください) http://www.aij.or.jp/scripts/annual/annual.htm 後は日本振動技術協会から、各メーカーの振動技術の総覧が出ているので、それを参考にするぐらいですかね。 最初に述べたように、最先端の論文を読める程度の技術がないと、自分で解決するのは不可能と思われます。特に微細振動の問題は、機械工学で行う定常振動の問題でないことが多く、振動が複雑です。コンサルタントや大手ゼネコンでこのような対策実績があるところに依頼した方がよいと思います。
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お久しぶりです。 とりあえず、制振の一般的な入門書の紹介から 振動を制する ダンピングの技術 鈴木 浩平 著 定価1470円(本体1400円+税) 1997/07 ISBN 4-274-02353-2 http://ssl.ohmsha.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=4-274-02353-2 振動については姉妹版のこちらも比較的よいと思います。 振動をみる 田中 基八郎 中央大学 大久保 信之 共著 定価1470円(本体1400円+税) 1994/09 ISBN 4-274-02269-2 http://ssl.ohmsha.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=4-274-02269-2 補足要求 機械自体の振動を押さえるのと、機械の振動を伝達しないようにするのでは根本的に取れる対策が異なってきます。 どのようなことをしたいのかもう少し具体的に書いて頂けると回答しやすいと思います。
補足
semi-zzzさん いつもありがとうございます。 2冊目の振動をみるは会社からも推薦されており、購入予定です。今回は機械の振動を伝達しないようにするのが近いかもしれません。液晶ディスプレイに塗料を塗っていく機械なのですが、微振動のためムラができて困っているそうです。
お礼
ご丁寧にありがとうございます。技術担当者がいるのですが、その人間も専門ではないため困っている次第です。クライアント先の担当者が専門のようですので、いろいろ教わりながら勉強しようかと思っております。しかし難しいです振動問題は・・・