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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:NMRについて(重水素交換の話です))

NMR解析における重水素交換について

このQ&Aのポイント
  • NMR解析中に現れたシングレットピークがわからない。J値は41Hzでダブレットピークではない。
  • 解析結果のピークのうち、メチル基に隣接したメチル基、カルボニル基に挟まれたCH2、エノール型のC-OHに挟まれたCHは特定できた。
  • エノール型の水素は重水素交換されるが、ODの重水素が交換に使われるかどうか、またメチル基のDが交換に使われるかどうかが疑問。OHのピークが出ていないことも不明。

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回答No.2

>上でも書きましたが、OHのピークが全く観測されておらず、この1.3ppmのシングレットのピークを、アルコール由来のメチル基のピークと考えるのが妥当ではないのか?と思ったのです。 メタノールのメチル基であれば、重水素が一つ二つついていても概ね3ppm程に観察されるはずです。完全に重水素化されていれば、当然ですが1H NMRでは観察されません。1.3ppmのシングレットのピークはメチル基ではないと思います。 >あと、OHのピークが1.3ppmと言うところに出てくるものなのでしょうか?ちょっと高磁場すぎる気がするのですが… 確かに。重メタノールだけでNMRを測定した場合には、水酸基の残存プロトンのシグナルは4ppm付近に観察されますので。でも水酸基である可能性はあります。それを確認するためには、NMRサンプルに少量の重水を加えてみてください。もしもOHに基づくピークであるのならば、ケミカルシフトが変化するはずです。メチル基のシグナルは重水を加えてもケミカルシフトがあまり変化しません。機会があったら試してみてはいかがでしょうか? ちなみに、重クロロホルム中では水のシグナルは1.5~1.6ppmに観察されますし、重ベンゼン中ではもっと高磁場に観察されます。

aki-o
質問者

お礼

結局先生方は不純物として扱えということでした。 なんだか腑に落ちない結果ですが、とりあえずここで回答を締め切らせていただきます。ありがとうございました。

aki-o
質問者

補足

再度回答していただき、ありがとうございます。 >1.3ppmのシングレットのピークはメチル基ではないと思います。 たしかに、そうですよね… >NMRサンプルに少量の重水を加えてみてください。 試してみたいのはやまやまですが…学生実験なので、そこまでの手間と労力を注がれるかどうかは微妙です。たしか、重水って高価ですよね?なにしろ、金がない大学ですし… でも、今AcAc(溶媒は重ベンゼンと重クロロホルム)の1H-NMR スペクトルを見てみたんですが、確かに、1.5ppm付近に非常に小さなピークがあると言われればあると言った感じで確認できます。 で、先ほど本で調べたのですが、たしか溶媒の誘電率が高いほど重水素交換が起こりやすいと書いてありましたが、単純にそう考えると、今回測定した中で誘電率が最も高いCD3CNのメチル基のDが交換されるはずで、僕の仮定(アルコール由来のメチル基のピークとすること)がおかしなことになってくることに気付きました。 とりあえず、先生に相談して、可能であれば重水をAcAc/CD3ODのなかに少々入れたサンプルを作ってもらうことにします。(こちらの学生実験では、サンプルは自作ではなくあらかじめ作ってあるものを測定すると言う形なので。時間短縮のためには仕方ないことかもしれませんが、なんだかサンプル自体に信用ができないと言う状況です(^_^;))

その他の回答 (1)

回答No.1

>1.3ppmくらいのところにシングレットのピークが1本現れ、このピークが何のピークなのかわからずにいます。J値も41Hz程度あるので、 シングレットのJ値とは? >出てきた(目で確認できた)ピークは4つで、カルボニル基に隣接したメチル基、 メチル基のピークは、ケト型とエノール型のもの両方が別々に観察されるはずですが、見えましたか? >しかし、どう考えてもメチル基のDが重水素交換に使われ、ODのDは使用されていないと思われるのですが、このようなことはありますか? 中性条件下では、普通は考えられません。「メチル基のDが重水素交換に使われ」た、と考えた根拠は何ですか? >また、重水素交換されて生じたと思われるOHのピークが出ていないんですが、これはどういうことでしょう?やはり、僕の認識が間違っているのでしょうか? OHのピークの化学シフトは濃度や温度、液性などちょっとした条件で大きく変化します。

aki-o
質問者

補足

ご回答、ありがとうございます。 シングレットのピークなんですが、隣のピークとダブレットのピークをなしているものかと思ってJ値を計算したんです。すみません、言葉足らずでした。 >メチル基のピークは、ケト型とエノール型のもの両方が別々に観察されるはずですが、見えましたか? はい、ちゃんとその2つは見えました。あと、これ以外にCHのピークが2つ(カルボニルに挟まれたものと、カルボニル基とC-OHに挟まれたもの)が観測されました。OHのピークらしきものは全く観測されていません(見えません)。 >中性条件下では、普通は考えられません。「メチル基のDが重水素交換に使われ」た、と考えた根拠は何ですか? 上でも書きましたが、OHのピークが全く観測されておらず、この1.3ppmのシングレットのピークを、アルコール由来のメチル基のピークと考えるのが妥当ではないのか?と思ったのです。その他のメチル基のピークは、2.0ppm(おそらく(C=O)-CH3のピーク)と2.2ppm(これは(C-OH)-CH3のピーク)しかありません。その他のピークは、3.3ppmに「(C-OH)=CH-(C=O)-」のCHのピーク、4.8ppmに「CO-CH2-CO」のCHのピークが観測されています。この5つ以外のピークは観測できてません(質問文は4つになってますね、すみません)。あと、OHのピークが1.3ppmと言うところに出てくるものなのでしょうか?ちょっと高磁場すぎる気がするのですが… >OHのピークの化学シフトは濃度や温度、液性などちょっとした条件で大きく変化します。 はい、そうですが、ピークは上の5つしか確認できません。