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目の不自由な方の旅行
全盲の知人男性が今度ご家族で海外旅行に行きます。 その方はよく家族旅行をされるのですが、夫婦ともに全盲で成人のお子さんが二人いらっしゃいます。 私が最近同じ所に旅行したということもあり、お勧めの場所を聞かれました。 おいしかったレストランの話をしましたが、そのあとは言葉に詰まってしまいました。 美術館などの建物や景色の良いところを教えて良いものだろうかと考えてしまったのです。 目の不自由な方はどのように旅行を楽しむのでしょうか。 その旅先での空気を感じるのですか。 音などで雰囲気を感じ取るのですか。 立ち話をする程度の知人なので、突っ込んだ話までしたことがなく困ってしまったのです。 表現が不適切でしたらすみませんが、今後のこともあるので教えてください。
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旅行で体感することは視覚的な要素だけではありません。晴眼者は感覚の7~8割を視覚から得ていますが、全盲の人は、晴眼者の2~3割しか感覚が機能していないわけではありません。残りの聴覚・嗅覚・味覚・触覚など視覚以外の感覚で感覚の10割を満たしているのです 全盲の人の言われたことがあります。晴眼者は、視覚だけで7~8割の感覚を占められてしまう。だから他の感覚が全体の2~3割になってしまう。だから、「目明き(晴眼者)は(視覚以外の感覚で感じることができないので)不自由だ」と。 また、ガイドヘルプ(手引き)がいれば、見えた景色・情景などを話して聞かせます。そうすることによって、景色・情景を晴眼者と共有することができます。もちろん、紅葉などであれば、手にとって感じることも可能でしょう。 遠慮なく、美術館や景色の良いところを教えてあげましょう。(障害者も健常者もわけへだてなく考えるというノーマライゼーションの考え方などと言うと格好が良すぎますが・・・) 立ち話をするぐらいの関係であれば、充分。その知人の手助けになります。現にその方が情報を欲しがっているのですから、教えてあげましょう。きっと感謝されますよ。 そして、もしかしたら、晴眼者が感じ得ない鋭敏な嗅覚、聴覚、味覚、触覚で、たとえば、「あの温泉は~~だった」とか、「教えてもらったあの食べ物は~~だった」とか、あなた以上の情報をおみやげに聞かせてくれるのではないでしょうか。
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- whitepepper
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かつて、ヘレン・ケラーが来日した時、奈良を訪れたそうです。それで、当時から有名な奈良ホテルに宿泊してもらったそうです。それで、どういうわけか、あまり見晴らしのいい部屋ではなかったそうで、それを指摘してヘレン・ケラーは「もっと景色のいい部屋に換えてほしい」と申し出たそうです。 いずれにしても、彼らに対して予断を入れてはならないでしょう。感じるところは、晴眼者とほとんど同じです。景色がきれいであったら、それを言葉で表現すればよいのです。
お礼
確かに「もしかして見えてる?」と不思議に思うことがよくあります。 同伴者もいるし皆が楽しむためには普通に話した方がよかったんですね。 私の戸惑ってる様子がわかってしまったかも。 ありがとうございました。
お礼
私達は視覚に頼りすぎて他の感覚が鈍っているということなんでしょうかね。 ちょっと考えさせられてしまいました。 今度その方に会ったら、自分の経験談を話して、聞かれたことにも素直に何も気にせず返事してみます。 そしてどのような感覚なのか聞いてみて、理解できればいいなぁと思います。 どうもありがとうございました。