投資は自己責任の原則はどこへ(ギリシャ報道
投資は自己責任の原則はどこへ(ギリシャ問題
連日ギリシャがダメダメ国であるとの解説がグラフ付きで多くのテレビ番組で解説されています。公務員の給与や待遇状態に始まりチプラス首相が図々しいことを言っていると池上彰さんなども解説しています。
このEU問題での報道で不思議でならないのが、経済問題なのになぜか「投資は自己責任」の原則が全く語られないし、解説しようともしないことです。
EUの債権者側の筆頭にドイツが挙げられていますが、要するにドイツがギリシャの投資に失敗したというだけのことです。2010年以前からギリシャの公務員数が多いことも給与が高めであることも知っていましたし、それらがギリシャ政府の発表データと食い違うことも公然の事実としてドイツは知っていました。それでもドイツはギリシャへの資金提供(投資)を行ってきました。
要するに投資の失敗です。本来これは投資の失敗として自己責任であり、そしてギリシャも追加支援がなくなる自己責任として契約解除で終了というだけのことです。EU加盟国にはユーロを使用していない国はいくつもあります。
ギリシャがデフォルトして問題が他へ波及したとしても、それは市場の自己責任としてギリシャはおろかドイツもPiigsも救済する道理は全くないはずです。
なぜこんな時だけドイツを救済したり、ギリシャを救済する必要があるのでしょう?また投資は自己責任の原則が一切無視された報道が続くのはなぜなのでしょうか?