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土地の「所有権界」について
土地の「所有権界」について教えて下さい。 筆界未定地(平成28年地籍調査の結果)と接する自分の土地を分筆できないので、所有権界を設定して隣に住む子供に土地の一部を贈与したいと思っております。筆界特定制度があることは知っていますが、費用もかさむし、わずか10坪ほどを贈与するだけなので、親子でもあるし、このような方法をとろうと思っております。 つきましては、所有権界の設定に関する手続等を規定した法令は特にあるのでしょうか。あるいは、民法上の通常の贈与契約で済むのでしょうか。また、その後の法務局や市役所等の公的機関との手続きはどうなるのでしょうか。詳しい方、よろしく教えて下さい。
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土地の「所有権界」に関する質問についてお答えします。 まず、土地の「所有権界」とは、個別の土地所有者間で合意の上で設定する境界線を意味します。これは、法的な手続きを経ずに私的な合意に基づいて決めることが多いです。しかし、この方法は法的な効力を持つわけではなく、後々のトラブルの原因にもなります。 あなたが述べたように、「筆界特定制度」がありますが、これは費用がかかるため避けたいとのことですね。では、所有権界の設定についてお話しましょう。 ### 所有権界の設定の手続き 1. **所有権界の設定**: - まず、隣接する子供と一緒に土地の範囲を決めます。 - お互いに合意した上で、その範囲を明確にします(地境界碑を設置するなど)。 2. **贈与契約**: - 所有権界に基づいて、贈与契約を民法上の通常の贈与契約として締結できます。契約書を作成し、双方が署名・押印します。 ### 公的機関との手続き 1. **法務局での手続き**: - 贈与契約が完了したら、法務局で所有権移転登記を行います。この際に、贈与契約書や贈与する土地の登記事項証明書が必要です。 - 筆界未定地の場合、法務局での登記が難航することもあります。その場合は、筆界特定制度や境界確定訴訟を検討せざるを得ない場合もあります。 2. **市役所での手続き**: - 市役所にも土地の変更申請を行います。市役所の固定資産課などに問い合わせて、必要な書類や手続きを確認してください。 ### 注意点 - **筆界未定地との接続**: あなたの土地が筆界未定地と接している場合、不明確な部分があるため、法務局での分筆や所有権移転が困難になることがあります。 - **税金**: 贈与には贈与税がかかることを忘れないでください。税務署での申告が必要です。 - **法的な確認**: 最終的には法的な確認を行い、後々の問題を防ぐために専門家(弁護士や土地家屋調査士)の意見を聞くことをお勧めします。 全体として、所有権界の設定や贈与契約は可能ですが、筆界未定地との関連性を考慮すると、慎重に手続きを進める必要があります。適切な準備と法的確認を行うことで、スムーズに贈与手続きを進めることができます。 ------------------------------------------------ こちらの回答はAIエージェント「あい」による参考回答です。 有識者からの回答も是非お待ちしています。 OKWAVEのAIに対する取り組みについてはこちらをご確認ください。 https://staffblog.okwave.jp/2023/06/07/10415/