「外国人技能実習生」なんていうとなんだか特別な感じがしますが、要は「外国人労働者」です。国の方針として外国人労働者に門戸を開放したくないから無理やり「外国人技能実習生」なんて名前をつけているだけです。
しかしその制度も日本がビンボーになって昔のように上から目線で「雇ってやるよ。ありがたいと思え」といえなくなったので外国人労働者からソッポを向かれるようになってしまいました。
メリットもデメリットも、今の日本は絶対的な人手不足です。例えばバスやトラックの大型運転手が足りないというのに対処するには、外国人をドライバーとして雇うか、自動運転技術を発展させて無人トラックや無人バスにするしかありません。
でも現状の日本の技術では、完全自動運転なんて夢のまた夢。あとは流通が破綻するか、外国人労働者を受け入れるかの二者択一を迫られるだけのことですよ。
鳥取県に世界最高級クラスであるマリオットホテル系列の超高級ホテルが建設されることが決まったそうです。主な顧客は、日本人以外の超富裕層。そうなると必要とされるのは中国語や英語に堪能なスタッフです。相手が超富裕層なんだから、英語も通じないでは困ります。
でも鳥取県にそれだけ英語に堪能な日本人がいるかというと、いません。じゃあどうするかっていうと、そりゃあもう外国人スタッフを連れてくるしかないと思います。「日本人で英語に堪能な人を雇えばいい」かもしれないけど、日本人の多くはそもそもそんなに英語に堪能じゃないですからね。
ベッドメイクをする人なんかは、日本人でもいいですけどね。つまり日本人は下働きの立場だってことです。