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村上春樹の“あの男が・・・”の解釈

こんにちは。 先日、村上春樹の『神の子どもたちはみな踊る』 を読みました。 その中の『タイランド』の中で “あの男が、私の人生に対してしたことを思えば・・・』 と、ありますが、お読みになった方 どのように解釈しましたか? 是非、お聞かせください。m(__)m

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noname#121872
noname#121872
回答No.1

『あなたが、私の人生に対してしたことを思えば、私の生まれるはずだった子供たちに対してしたことを思えば、、、』 のところでしょうか? わたしは、主人公である女医が最初に身ごもったこどもの 父親である男性のことではないかなと思いました。 でもその男は、妻子があって彼との子供は、堕胎しなければならなかった。 その為に彼女は『生まれるはずだった子供たち』-彼との子供、アメリカ人との夫との間に作ることができた かもしれない子供-を産むことができない身体になってしまったのではないかなぁと。 村上春樹の作品で、暗い不倫の影を残す女性がでてくるようなのはあんまりないような気がして 材料としては異色な気がします。 でも、旅先で出会った従順で『自分は半分死んでいる』という運転手によって、これからの彼女の 人生をその『石』から解き放たれるよう導かれるお話で、ひとが生きていく中で背負ってしまう悲 しみからいかに救われていくかを書いている小説なのかなと思いました。

CO-CO
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 具体意的な記述がないのですが 『あの男』と言う強調が強く わたしは、何か大事なところを読み落としているのじゃないかと、再読しました。 わたしも、cftvgyさんと同じようなことを考えました。 でも、なにか・・・と言う気持ちも強く こちらで質問してみました。 ありがとうございました。m(__)m

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