どちらもそれぞれの国内で生産しているものの話ですか?
1.日本の方が人件費が圧倒的に低い。人件費が安いということは、コストを抑えられることになります。食品でいえば、原料を作る人達の賃金が安いから、メーカーは安く原料を仕入れることができる。従って小売店に安く卸せる。小売店も店員の給料が安いのだから、安くして売っても利益が出る。
2.国土が狭い分、流通にかかるコストは若干低くなる。
米国は日本に比べると人口も多いですが、それ以上に国土の広い国です。生産量に対する製造現場の数が同じであれば、輸送距離は当然遙かに長くなり、そのコストは日本よりも高くなります。
3.日本では「値上げは悪」である。
日本では「自分たちの利益を抑えてでも安く売る」ことが「美談」として取り上げられています。「儲けはあるんですか」と聞かれて「金儲けのためにやってるんじゃない」という経営者だの、「だってお客さんは家族だもの、家族からお金はとれんよ」といって惣菜やおかわりを無料にしている飲食店だのがテレビで取り上げられ、出演者が素晴らしいだの、これぞ町の食堂だのと持ち上げる。20年値上げしてません、なんて店を「他店も見習って欲しい」などと言う連中もいます。こういう者を見て「値上げはしてはいけないこと」と思い込んでいる人達が日本には沢山いるんでしょう。
お礼