遠い遠い昔、人々がそう決めたからです。
(もちろん、なぜそう決めたかといえば、有用性と希少性があり、それについては他の回答者さんたちもいろいろ書いてくれています)
・特定の産地からのみ産出される。
・ある程度まとまった量が算出されるので利用可能。
・精錬と加工は簡単。(だから古代から使われた)
・見た目が美しくそれが年月によって劣化しない。(永遠、不滅などと結びつけて利用された)
これらの特徴から「ある人々」が金を「貴重なもの」として利用することを思いつきました。例えば王冠などの「権力の象徴」として。あるいは、石や銅とは比較にならない「高額の貨幣」として、あるいは「富を示すためのアクセサリー」として。
「金は貴重なものだ」「金属の中で金がもっとも高価である」と決めて宣伝した人達がいたのです。実際には金より稀少な金属はあるし、金より産業的に重要な金属もあります。ですが、殆ど見つからないものは使えないし、採掘・精錬・加工が難しすぎるものも古代には使えませんでしたから、人々が富や権力の象徴には使えませんでした。
価値は人間が決めます。宝石でダイヤモンドが一番かのように信じている人が多いのもそうです。その他にもいくらでも同じような例はあります。
「食べられないのに。」
食べられるものは高い価値はつけられません。だって食べてしまったら、糞になって出てくるだけですから。食べ物は腐るし。
お礼