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天動説=公転の証拠
新聞記事で小学生の4割が地動説を信じているというのを見て不安に襲われました。 小学生ぐらいにも判る「天動説の目で見て分かる証拠」ってなんでしょうか。 例えば、地球が丸いのは海っぺりに連れていって、船が下から見えなくなるのを見せれば分かります。自転はフーコーの振り子を見せて、5円玉で実演すれば分かる気がします。 こういったもので(特別な観測機器を使わないで)納得できるものは何でしょうか。御教示下さい。
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工学部に所属する大学生です。 天動説と地動説が逆なのは、No.1,2さんの通りだとして、天動説と地動説の違いは「公転」にあります。地球が太陽の周りを回っているとするのが地動説で、太陽が地球の周りを回っているとするのが天動説です。 No.2さんがおっしゃっているように、火星や金星の動きが天動説だと確かに説明しにくいのですが、「説明しにくい」だけで、天動説はありえないことの証明にはなっていないようです。なぜなら、火星や金星の動きが説明しにくいというは、天動説でも「それらの星の回り方が複雑なだけで回っていないという証拠とはいえない」という理屈が通るからです。 http://www.h3.dion.ne.jp/~jtpage/exclaim2/religion/colombus.htm このページでは光行差も証拠になっていますが、何かの本で、最終的には「年周視差」が決定的な証拠とかかれていたのを覚えています。地球が太陽の周りを公転しているとすれば、夏と冬では位置が違うので、地球から星を見たとき観測角度がずれるはず、というものです。 というわけで、厳密に体感で納得できるものは、難しいと思います。もっとも、年周視差の概念はわかりやすいので、そういう現象があるのだ、と教えれば小学生でも理解できると思いますが。
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- nozomi500
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ちなみに、いまでも 「どっちが動いているかわからない」って信じている人も多いみたいです。↓ >地球が丸いのは海っぺりに連れていって、船が下から見えなくなるのを見せれば分かります これは、引用の間違いで、水平線の距離は海岸線から4kmほど先。そんな遠い所の船が「下から見えなくなる」のは見えないですね。 本当は、沖にいく船からみて、「陸地が低い所から見えなくなっていくこと」で説明しなくちゃ。(200mの山をバックにする港は多いけど船体が200mある船はないでしょう)
お礼
成る程。実地にやると大変そうです。実際船を水平線まで追い掛けて見たことはないので、例にしてしまいました。 知識だけのものはあぶないですね。
- nozomi500
- ベストアンサー率15% (594/3954)
コペルニクスが「コペルニクス的転回」で明快な説明をしたのは、金星でなく、「火星や木星」ですね。 金星が太陽の周りを回っているのは「天動説」でもそんなに難しい説明はいらない。 火星や木星は最接近の時に逆行(地球から見て)する、という事実があるのを、天動説では複雑なこじつけが必要であるのに、 地動説では「内側の地球が追い越すときの現象」だと一言で解決できた。 当然、当時はまだニュートンの前ですから、天動説の「こじつけ逆行」説明を否定できなかったけど、ニュートン以後は、それは不可能でしょう。
お礼
天動説を詳しく知らないのですが、天動説下では金星は太陽の衛星と考えていたのでしょうか? 「そっちの方が合理的に説明できる」と説得(というか刷りこみ)するしかないようですね。有難うございました
- nickdayo
- ベストアンサー率26% (42/156)
小学生に実測で理解できるような方法はないと思います。 地動説を知っている子も本や教科書で読んだだけだと思います。 ちょっと別の視点でこのニュースを見ると、 小学生の6割もが地動説を理解していれば良いと思うのですが・・・ ずっと昔は大人だって天動説を信じていたわけですよね。 今の小学生の4割は「昔の大人並みの思考」ということですよね。 これから勉強して、中学生の9割くらいが地動説を理解できるようになれば上等ではないでしょうか。 「小学生」→「中学生」と成長するに従って「天動説」→「地動説」と変わってくるって、 一人の人間が、歴史の流れを繰り返してるみたいで素晴しいと思います。 このニュースを見て不安になる必要はないと思います。普通だと思います。
お礼
確かに後で政府の人が「それは中学入ってからの受業でやるんじゃゴルァ」と反論していましたね。 でも小学生くらいで少なくとも月の満ち欠けなどは学習内容に入っていた気がするんですが、ゆとり教育で変わってしまったんでしょうか。
- 安房 与太郎(@bilda)
- ベストアンサー率27% (228/822)
他の質問にも引用したのですが……。 ── 歩きながら私たちは天体の運行について話していた。と、ウィトゲンシュタインが思いついて、われわれ三人がそれぞれ太陽・地球・月の立場になって、たがいの運行関係をやってみようと言いだした。私の妻が太陽で、ずっと同じ歩調で草の上を歩く。私は地球で妻の回りを駆け足でまわる。ウィトゲンシュタインは、いちばんたいへんな月の役を引き受けて、妻の回りを走ってまわった。ウィトゲンシュタインは、この遊びに熱中し、走りながらわれわれに大声で指示を与えた。そして、息が切れて目がまわり、くたばってしまった。 ── ノーマン・マーコム/板坂 元・訳 《ウィトゲンシュタイン ~ 天才哲学者の思い出 ~ 19・・ 講談社》 ── 十川 治江「ウィトゲンシュタイン」《世界をつくった人々の 伝記・自叙伝の名著・総解説 19780301 自由国民社》P107 図↓《月齢暦》
お礼
実際にやらせてみる、というのは面白いアイデアかも知れません。しかし天動説モデルを実演させるのは(当方に理解がないせいで)たいへんそうです。
- guramezo
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「天動説」「地動説」が、逆ですね。 で、「地動説の目で見て分かる証拠」といっても、簡単に短時間で分るものは難しいと思いますよ。 コペルニクスが考えたのも、「星々が、一定の動きをしていない」ことに対する疑問からです。 動きが複雑すぎることを、「地動説」で説明すると、簡単明快になるからです。 その意味で、お答えすると、「星々の動きを観察する」となりますか。 全部の星の動きが、一定でない=火星や金星は、他の星と違う動きをしていることを見る、ということですね。 例に上げられた船や振り子の実験も、小学生は納得できないでしょうし、まあ、小学生に簡単に分る証拠があれば、コペルニクスたちの苦労もなかったでしょうから・・・
お礼
それこそ「コペ転」的に「ああ、あれって」というものがないかなぁとおもって質問しました。(水平線と振り子はそれで理系に弱い自分がすんなり理解できたので、例にあげました)。 星の観察は継続的にちょうど追いこすところを見させなければならないので難しそうですね
- gugestyper
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天動説と地動説が逆のような気がしますが・・・・。
お礼
全くその通りです。
お礼
「たしか地動説絡みで”ねんしゅうしさ”ってあったけど、それって何だったっけ」というレベルです(文系なので・・・) なるほど、体感できるモノはありませんか。。。ちょっと残念ですが、説明できるようになっておきたいと思います。有難うございました