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ひと段落の一文
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>文が長過ぎてあまり読めません。自分なりの解釈で書いてみたので、空白の方に解説っぽいこと書いてほしいです。どこが違っていたか、どういう解釈をすればいいのか。 ⇒以下のとおりお答えします。 (学者に文章らしく理路整然・首尾一貫した、素晴らしい文章だと思いました。) ●まず、長文の前に、次のような「前置き」がありますね。 原文:And as for me, I would undoubtedly have been in this second category if I had had only one master, or if I had never known the differences of opinion that there have always been among the most learned. 訳文:私に関して言えば、もし師匠(師と仰ぐ人)が一人しかいなかったら、あるいは最も学識のある人々の間にも意見の相違が常に存在することを知らなかったら、私は間違いなくこの第二の(劣る)部類に属していただろう。 ●この後にとんでもない長文が続くわけですが、全体構造を掴んでしまえば、それほど難しい文章ではありません。すなわち、3つの分詞構文が最終的に1つの動詞を修飾している恰好になっています。この分詞構文が長いのですが、すべて理由を表して、「~し、~し、そして、~したので…した」となります。具体的な語句を見るとこうなります。 having learnt ~; having recognized ~;, and having considered, ~ I was convinced …「~を学び、~を知り、~を考えてみたので、…を確信した」。 ●以下、全文を小分けにしながら原文と訳文を確認しましょう。 But having learnt from the time I was at school that there is nothing one can imagine so strange or so unbelievable that has not been said by one or other of philosophers;しかし、学生時代以来私は、哲学者の一人二人が(≒誰も)言っていないような奇妙なことや信じられないようなことは何一つない、ということを学んだ。(→それで…を確信した。) and since then, while travelling, having recognized that all those who hold opinions quite opposed to ours are not on that account barbarians or savages, but that many exercise as much reason as we do, or more; それ以来、旅をしている間に、我々とまったく反対の意見を持っている人々がすべてその点で野蛮人や未開人というわけではなく、我々と同じかそれ以上の理性を持っている人が多いことを知った。(→それで…を確信した。) and having considered how a given man, with his given mind, being brought up from childhood among the Chinese or among cannibals; そして、ある人が、その人なりの心を持ち、幼少期から中国人や人食い人種に囲まれて育った場合、どのように育つかを考えてみた。(→それで…を確信した。) and how, down to our very fashions in dress, what pleased us ten years ago and will perhaps please us again before another ten years are not, now seems to us extravagant and laughable, I was convinced that our beliefs are based much more on custom and example than on any certain knowledge, また、服装の流行に至るまで、10年前に我々を喜ばせ、おそらくまた10年も経たないうちにまた我々を喜ばせることになるような状況は、いかにも珍妙で笑止千万に思えるので、我々の信念は何らかの知識などより習慣や範例に強く基づいていることを確信し、 and, nevertheless that the assent of many voices is not a valid proof for truths which are rather difficult to discover, それにもかかわらず、多くの声が異口同音に同意することでも、発見しにくい真理に関する有効な証拠にはならないと確信した。 because they are much more likely to be found by one single man than by a whole people. なぜなら、真理というものは、国民が寄ってたかって発見するのではなく、むしろ一人の人間によって発見される可能性の方がはるかに高いからです。 以上、ご回答まで。なお、疑問点・不明点などがありましたら、コメントなさってください。折り返しお返事します。