狂犬病予防はしなくてもいい
財団法人どうぶつ基金では、狂犬病予防接種の義務化について疑問を投げかけています。
私も同意なのですが、皆さんはどう思われますか?
以下に(財)どうぶつ基金の文を抜粋します。
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狂犬病予防接種は法により義務付けられていますが、例外として年齢、健康状態、過去の副作用歴などから副作用を伴う疑いがある場合接種しなくてもいい制度があります。10年間予防接種を続けて何もなかったのに、10年目の予防注射により副作用で死亡という報告もあります。飼い主さんは狂犬病ワクチンには死を伴う副作用リスクがあることを理解して、獣医師による十分な診断のうえ注射を受けてください。
3月24日に衆議院会館で開かれた「犬猫等の殺処分を禁止する議員連盟」の講義
日本は狂犬病根絶国です。狂犬病がまだ存在する地域とは分けて考える必要があります。
根絶国にもかかわらず鑑札や注射済票が無い犬などは、捕獲して狂犬病の疑いがあるという理由で検診もされずに殺処分されています。これは動愛法の精神にも矛盾しています。
狂犬病予防法5条、6条を早急に改正すると共に予防注射の義務化廃止を含め60年前に出来た賞味期限切れの法律全体を、動物愛護精神に基づいて抜本的に見直すことが必要です
農水省ホームページ「副作用情報データベース」で、過去○○年間の関連事例を公開しています。キーワード欄に「狂犬病」と打ち込んで検索してみると、平成14年から現在まで142件の副作用報告が抽出され、悲しいことにその半数以上が「摂取後に死亡」していることがわかります。
狂犬病予防法5条6条の改廃(立法) 議員連盟勉強会テキストより狂犬病予防注射は法律により飼主に強制されています。先進国で、まして狂犬病根絶国で狂犬病予防注射を毎年強制している国があるかどうか、私の知る限りありません。
狂犬病ワクチンの原価も1頭当り¥100以下です。注射の技術料がついて¥3,000程度になりますが、飼主を呼び出して1日に何十頭も 集合注射をしてこの価格は異常に高額です。狂犬病予防のためにワクチン注射が必要 であると言うなら、価格をなるべく安くして普及に力を入れるのが筋でしょう。
日本では500万頭以上の犬が毎年の接種を受けていますが、それでも全体に対する 接種率は40%前後だろうと思われます。予防接種をしているから狂犬病が発生して いないという見方も出来ますが、半数の犬が接種を受けていないのに狂犬病が発生し ていないという見方も出来ます。予防接種の必要性に対する説得力はまるでありません。
狂犬病を発症したらほぼ100%助からないのは事実ですが、狂犬に嚼まれた後であってもワクチン注射をすれば発症しないで済みます。つまりほぼ100%助かります。 狂犬病はすでに50年以上日本では例がありませんが、もし狂犬病が発生してもそこから感染が拡大することはまずあり得ません。他の感染症と同じような方法で防疫(病犬の隔離と周辺の人間や犬へのワクチン接種)をしっかりやれば済む話です。他 の先進国で狂犬病予防接種を強制していないのは、野生ほ乳類が多いところでは犬だけ予防しても根絶が出来ないことと同時に、予防接種よりも狂犬病 が発生した初期に対応した方がずっと効率的だということがあると思われます。
狂犬病予防法は昭和25年9月に施行された法律です。当時この法律には必然性があったのですが、今は業界の利権を守るだけ の法律になってしまっています。現実に狂犬病の予防接種をしないからといって罰せられる例は普通には皆無であり、動物虐待に対する別件容疑として利用されているに過ぎません。 罰則がありながらそれを適用しない法律は国民の法に対する軽視を生みます。
狂犬病予防接種は体に負担を与えますが、そのリスクは飼主にほとんど伝えられておらず、しかも老犬であれ何であれ一律に行なうので数多くの副作用による問題が発生していると思われます。 狂犬病予防法を隠れ蓑に飼主を欺瞞している利権構造があることを白日の下に曝さない限り、この悪法はいつまでも残ると思います。
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