「1年に受けられるのは1校だけ」なんだそうです。日本のようにあっちこっち、滑り止めも受けておくなんてことができません。
なので志願日には一族が各校に行って、合格率の「オッズ」を見るらしいんですね。それでどこに受けようかというのをギリギリで決めるのです。
そのギリギリのタイミングになるので、時に「普通に走ったんじゃ〆切に間に合わない」となると白バイに乗っけてもらうってことになるそうです。そこで白バイも乗っけてしまうあたり国民性ですね。
で、韓国というのは血族社会なんです。一族のうちの誰かが成功すると、そこに一族全員が乗っかって恩恵にあずかれるのです。一族の誰かが偉い役人になれば、一族の会社が全部受注できるのです。
なのでその子の成功っていうのが兄弟家族だけじゃなくて、血族まるごと背負うことになるのです。そら一族も必死になって応援しますよね。
だから韓国では、大統領が退任すると捕まっちゃうのです。韓国の大統領は絶大な権限を持っているので、大統領の一族はその人の大統領の任期中に稼げるだけ稼ごうとします。なので汚職に手を染めるということになるのです。
韓国の大統領は権限があり過ぎる、というのは昔からよくいわれることなのですが、どうも韓国の人というのは北朝鮮の人たちも含めて独裁者が大好きなんですよね。独裁者が大嫌いな日本人にはちょっと理解しがたい部分なのですが、元が小国のせいか「人的資源に限界があるから、優秀なやつに権限を集中させたほうが効率的だ」となるのでしょうね。
お礼
丁寧な解説ありがとうございました。非常に分かりやすかったです。
補足
>血族まるごと背負うことになるのです。 映画「血と骨」のビートたけしを思い出しました。