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戦争時の性的暴力について

アンジェリーナジョリーさんが、戦争時の性的暴力について映画をつくったことをテレビで観ました。 よく、日本人が戦争の時に行った性的暴力についてテレビで聞きますが、先日、これもテレビで観たのですが、引き揚げてきた女性の人が、満州や朝鮮にいた日本人の女性が、日本が戦争で負けた後、性的暴力にあった人がいることを話していました。 戦争では、どの戦争でも戦っているどちらの国にも性的暴力が必ずあるものなのでしょうか? すみませんが、お教えくださいますよう、お願いいたします。

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  • NURU_osan
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回答No.3

 性暴力をはじめとする殺人・虐待・略奪といった、いわゆる「戦争犯罪」と呼ばれる行為が行われない戦争というのはまずありません。また、戦争犯罪を犯さない軍隊も存在しません。  特に戦場では誰もが生命の危機に直面しており、異常な緊張状態におかれます。過大な恐怖感から無意識に逃避しようとするのは誰でも同じであり、逃避の過程で理性の働きがどうしても弱くなります。  さらに治安が失われていて、多少の「間違い」が起こっても警察による犯罪捜査が行われないという混乱した状況でもあるため、自制心が弱くなります。  これはいわゆる「防衛本能」と呼ばれるような、人が誰でも持っている精神機能が正常に働いた結果として生じる現象なのでどうしようもない(防ぎようのない)ことです。つまり、戦争という非日常的環境に人間が適応した結果として、日常では否定される行為に走るだけのことなので、軍人か民間人か、男か女か、人種や民族、国籍、宗教、民族は全く関係なく誰でもそうなってしまう(戦争犯罪を自ら犯してしまう)可能性を持っています。  このため、どの国の軍隊も国際法や軍法等の法律を守り、憲兵や軍法会議等によって取り締まろうとはしています(正義云々ではなく、現実問題として戦争犯罪を厳格に取り締まらないと兵士が略奪に夢中になって部隊組織が機能しなくなり、軍全体の戦力が低下してしまうので、軍隊にとって兵の統率は死活問題に直結している)が、完全に防ぐことは残念ながらできていません。  例外的な話としては、第二次世界大戦における独ソ戦(ドイツとソ連の戦争)終結直後にスターリンがソ連軍将兵に対して3日間だけ「祭り(つまり略奪のこと)」を許可したという話があります。  まぁ、少なくとも自分の国の軍隊はそんなことしないと平気な顔で言っているような人は、よほどの厚顔無恥か愚か者かのどちらかでしょうね。

miranosoba
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 戦争犯罪を行う人が特別なひとというより、戦場での生命の危機、異常な緊張状態、過大な恐怖感から逃避しようとして、理性の働きが弱くなってしまい、普通の人が行ってしまうのですね。 これを取り締まるための憲兵や軍法会議等も正義とかじゃなくて、部隊組織が機能しなくなったり、軍全体の戦力が低下してしますからなのですね。知りませんでした。 いろいろお教えいただき助かりました。 心から感謝いたします。

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  • Yusura
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回答No.7

戦争状態の二国間のどちらでもという意味がよく掴めませんでした。すみません。 どちらの国でもとおっしゃいますが、被害にあった女性たちは日本ではなく満州や朝鮮半島という、日本が制圧していた地域で被害にあったわけでしょう。 侵略者に対する恨み辛みをぶつけられたということではないでしょうか。 例えば40数分で終わったという世界一短い戦争では、犠牲者も出たようですが、軍事行動以外での暴力被害があったかどうか、可能性としては低そうです。 それに20世紀以前、20世紀においても先進諸国と言われる国以外では女性に対する暴力というのはごく日常的なわけですし…。 ごく日常的に起きている暴力行為を、戦争時だけ犯罪のようにことさらに取り上げるというのは法理的には矛盾します。 しかし戦争に性暴力はつきものと断言してもさしつかえはないと思います。 結局のところ、戦争とは暴力行為が行われる場であるわけです。 強姦もその一つである以上、拷問から殺人までもっと激しい暴力行為が行われる戦時に性的なことに限って起きないと考える理由はありません。 Wikipediaの「強姦の歴史」に関するページでも同じ記述があります。 >古来より戦争には兵士による女性の強姦が付き物であり、陥落した城塞、征服された民族、捕虜となった少なからぬ女性は(戦った兵士への褒美や敵への見せしめという意図もあり)強姦の対象になった。 クリス・ヘッジズ著「本当の戦争」では「戦争ではレイプは頻繁に起きるのですか?」にイエスと答えて大まかな数字を挙げています。 今は手元にあるのがこの本だけですのでこれを取り上げましたが、戦争に関するほとんどどんな本でも戦争において戦争と強姦はセットで出てきます。 だからこそ戦時国際法では戦争犯罪の一つとみなされているのでしょう。 なぜ戦争時に特に起きやすいかをひとことで表すことはできません。 ひとつには歴史をどんどんさかのぼって見てみると戦争の起源はヒト以前の「オス同士の繁殖を巡る戦い」にたどりつくということがあると思います。 勝ったオスはメスを手に入れる、あるいはメスのいる縄張りを手に入れる。生き物によってはメスをさらってくることもあるそうですね。 人間でも男性の方が肉体的精神的に闘争に向いていて、世界中で兵士の大半は男性です。 前述の本では別のページに「家から遠くなればなるほど見境なしに性交渉を持つようになる」「サウジアラビアに派遣された将校の7割は周囲に異性がいないと極度のあるいはかなりのストレスになる」「戦闘中など高い緊張状態になければ四六時中セックスのことを考えている」とあります。 このような心理状態で、人間性や人格を剥ぎ取ってよい敵とみなすようになる相手側の女性を見るわけですから、暴力的な行為が起きやすい状況だといえます。 また生物の繁殖戦略というのは状況や環境の変化で採られる方法が変わるそうで、 平和な時には良き父、良き夫である男性が戦地ではサディスティックな強姦魔に変わるというのはこれが理由のひとつにあるのではないでしょうか。 たとえば古代から女性は戦利品のひとつでした。 古代ギリシャ、古代ローマはしょっちゅう戦争しており、そのため制度的ホモがさかんな社会で市民のほとんどは若いときには年上の同性の愛人を、壮年になると年若い同性の愛人を持っていたようです。 にも関わらず戦利品は女性であるというのは子袋としての役割があったからでしょう。 戦争には強奪と強姦はつきものですが、暴力的な手段で敵から敵の資産を奪うことが戦争の動機のひとつだからだと思います。 ですが戦争時における性的虐待において被害者が女性ばかり、加害者も男ばかりとは限らないことは繁殖戦略以外が理由で強姦が起きている説明になり得ると思います。 シベリア抑留では日本人兵士がロシアの女性の兵士からレイプされた、湾岸戦争ではホモフォビア的な文化を持つアメリカ兵がイラク兵に性的虐待を加えたという例があります。 戦争時以外でも強姦とは単なる性的欲求の充足ではなく、力の誇示、優越感を感じるための攻撃手段だという分析をみると強姦が武器になるということですね。 敵、あるいは敵方の女性をレイプすることで敵に動揺と屈辱、敗北感を与え、味方に優越感を与える。 拷問の被害者と同じく性的虐待の被害者がその心的傷害から回復することは二度とないそうで、 メリットが大きくかつ複数ある効果的な攻撃手段だということが戦争時に起きやすい理由のひとつなのではないでしょうか。 このほかにも延々と書いていたのですが、力尽きました。私には言葉にまとめるのが難しいです。 何がきっかけでこのような質問に至ったのか不安でもありますが、もしご興味があれば戦争に関する書籍などをご覧になると良いかと思います。

miranosoba
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 戦場での心理状態では、敵は人間性や人格を剥ぎ取ってよい対象となるので、女性を見ると暴力的行為が行われるのですね。 いろいろと詳しいご説明、本当にありがとうございます。 心から感謝いたします。

noname#196137
noname#196137
回答No.6

必ずあると思う。 戦争って、人の心を裸にする。 心の奥底に隠れている醜さが、膨らむ。 横暴さがむき出しになる。 それを社会が駆り立てる。 でないと、人を殺せる人にはなれない。 だから、法や秩序を大切に思う人たちを、母親や妻を愛する人たちを、残酷な暴力者にしてしまう。 それが戦争だと思うよ。

miranosoba
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 特別な人が戦争犯罪を犯すのではなくて、ふつうは法や秩序を大切に思う人たちや母や妻を愛する人たちが戦争によって残酷な暴力者になってしまうのですね。 いろいろお教えいただきありがとうございます。。 心から感謝いたします。

回答No.5

今晩は。 日本人による性的暴力が全く無かったと言ったら嘘になると思いますが、他国と比べると少なかったみたいですね、略奪や強姦などを犯せば軍法会議に掛けられて懲罰を受けました。 軍規を乱さない様に同郷や出身地の近い者同士で隊を組んで、故郷の恥にならない様にお互いを戒めあって悪事を働かないようにして売春婦の同行を許したので性犯罪は少なかったということです。 その売春婦が今の従軍慰安婦ですね。 日本ほど国際法を馬鹿正直に守った軍隊は稀だと言われていますね。

miranosoba
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 従軍慰安婦は悪事を働かないようにという意味もあったのですね。知りませんでした。 いろいろお教えいただきありがとうございます。 心から感謝いたします。

回答No.4

人間であれ、動物であり、営みの中での性は欠かすことはできないと思います。  ストレスが溜まれば随一それを解消できるのは、異性との交じり合い。   相手の同意不同意に関わらず。    無論、殆どの人達は強制的な性の求めに、終わった後後悔しますね。  しかし、慢性化すると後悔も薄れる。  人間の営みの中で、戦争が起これば、十中八九強姦は有ると云えるでしょう。  そのような状況にならないように勤めるのが知恵と思いますが、どうやら限界があるようですね。  必ずある  当然起こるべきして起こるものと思います。  人間には、その不具合の根源を絶つ能力は無いでしょう。  それは子孫を残す為の、基本的な男子の欲望ですから。  無論、強姦ができない人も多くおります。、   しかし、条件の中で戦争に至れば、グループ心理が強くなり、それを悪とするのには困難がある。  誰もいない、男女二人っきりで裸で居たならば、それを遠くで行政するのは困難と思います。  戦争となれば、相手国の人達を雌としか見れなくなるのが殆どでしょう。  それを後になってとやかく言っても始まらない、その経験で、そうならないようにしなければなりませんが、残念ながら人間にはその能力はない。       

miranosoba
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 戦争になると、グループ心理が働き悪とするには困難があるのですね。 戦争となれば、相手国の人たちを人間とみられなくなるのはわかるような気がします。自国の親しい人たちが殺されているわけですから。 戦場は日常とは全然異なるということなのでしょうか。 いろいろお教えいただきありがとうございます。 心から感謝いたします。

回答No.2

世界中のどこの軍隊だろうが性犯罪は発生します それを取り締まる能力がその軍隊にあるかどうかです 日本軍の場合は、憲兵隊が優秀でしたし軍司令官の綱紀粛正の徹底があったため性犯罪を犯した兵隊は憲兵に拘束されるケースが多かったです。 米軍、ソ連軍などは野獣そのもの 昭和20年9月、横浜管内だけで900件の強姦事件です 取締はほとんど不可能でした ソ連軍の蛮行はあまりにも有名です

miranosoba
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 昭和20年というと、終戦直後だと思いますが、横浜館内だけで900件もそのような事件があったとは驚きです。 ソ連の件は聞いていましたが、アメリカもとは知りませんでした。 お教えいただき、心から感謝いたします。

回答No.1

正直、殺人があったんだから性犯罪だって無いと考える方がおかしいわな。

miranosoba
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。