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【植物】化学肥料を過剰投入すると、浸透圧により根か
【植物】化学肥料を過剰投入すると、浸透圧により根から水分が奪われて根から水を吸うことができなり、植物は枯れます。 植物に水ではなくポカリスエットに肥料を入れて育てたら、浸透圧がグングン植物に水分が吸収されるようになりますか?
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されません。 ポカリスエットは「人間にとって、水分の吸収速度を速める濃度のナトリウムと糖分が含まれている」飲み物です。 植物にはナトリウムが不要で、植物の細胞内にはナトリウムが含まれませんから、ポカリスエットを与えれば塩害が起きます。 つまり、ポカリスエットの塩分や糖分により、根っこから浸透圧により水分が吸いだされて枯れます。 植物は植物、人間はヒトという哺乳類の一種です。必要とする栄養は同じではありません。ヒトは光合成ができないでしょ…。 まず、なぜポカリスエットに塩分と糖分が含まれているか、そしてなぜ、スポーツ飲料やアイソメトリック飲料は違うメーカーの商品でも糖分とナトリウムの割合がある範囲内にあるのか、それは人間の身体の仕組みにとって最適なように作られているからです。 通常、人間は水分と電解質は大腸で吸収します。 しかしナトリウムと糖分だけは小腸に吸収する運び屋がいます。SGLT1という名前です。 そしてこの運び屋、ナトリウムや糖分がやってくるとせっせと小腸上皮細胞から運び込むわけですが、この際、砂糖や塩分が水に溶けているとその水分も自動的に体内に運び込むのです。だから、「水に適切な濃度で塩分と糖分を混ぜると、より吸収が速い」のです。 ただし、塩分も糖分も濃度に気を付ける必要があります。特に塩分です。 これに関係するのが浸透圧です。 体液よりも飲料内の塩分濃度が高いと、浸透圧の関係でなかなか水分が吸収されません。 それから、水だけだと逆に体内のナトリウム濃度が薄まってしまいます。 そして汗にはナトリウムが含まれます。だから、たくさん汗をかくような場面すなわち体内のナトリウムが薄くなった状態で水分だけ摂ると、体内のナトリウムの濃度が、人間にとって必要な割合より薄くなってしまうために、低ナトリウム血症を起こします。 だから、これらの水分補給飲料にはナトリウムが配合されているのです。 ・低ナトリウム血症を避けるため ・より速く水分を補給するため の2つの目的からです。 さて、植物は小腸を持ちません。SGLT1も持ちません。 植物は生長にナトリウムや砂糖を必要としません。 そのため、ほとんどすべての植物にとって、「人間にとって水分吸収が速くする濃度の塩分と糖分が含まれたスポーツ飲料」は、塩分と糖分の濃度が高すぎます。 ですから、浸透圧の関係で水分を吸いだされて枯れます。 植物は人間ではありません。 人間は植物ではありません。 「人間のために最適に作られた飲料」は植物には適しません。 そもそも、植物が必要な以上の水を与えても、酸素が吸収できず、根腐れを起こして枯れます。 「水分の与えすぎで植物を枯らす」は初心者がよくやりがちな失敗です。 だいたい植物が育つために必要な要素は他にもあるではありませんか。 適量の日光、適切な気温の変化、水、二酸化炭素と酸素、それから肥料です。 早く育てたいのであれば、青色と赤色の植物育成用LEDでも買ってきて当てたほうがよほど早く育つでしょう。 ※…ごく限られた狭い波長のLEDでなければ意味がありません。普通のLEDは幅広い波長なので効果がないことがわかっています。 LEDの色による植物の発育の違いを検証します/リビングファーム https://www.living-farm.com/article/15231388.html 赤と青の光を交互照射し成長促進 植物工場の回転率と収量をアップ(マイナビ農業) https://agri.mynavi.jp/2022_01_18_181421/ この、ごく狭い帯域の光を当てて植物を生長させる、はすでにレタス類などの工場製野菜の生産に取り入れられ、成果を上げています。赤紫の光は人間には人工的に感じられますが植物にとっては日光と変わりなく、また安定して長時間光を当てることができるため、(肥料が適切な量であれば)栄養価も落ちない(むしろ上がる場合もある)こともわかっています。
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- 4500rpm
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ポカリスエットは人間が吸収しやすいように浸透圧を調整していますので、植物にとっては浸透圧が高すぎて、根から水分を奪い枯れてしまいます。
お礼