コンクリート水路と蛍の生息環境
一般的には、コンクリート水路は水生動植物にとっては住みにくいもので、それを否定するつもりは全くないのですが、ある学芸員から「蛍の幼虫のエサになるカワニナはカルシウム分が豊富にある環境の方が良く育つので、土水路よりもカルシウム分が溶出してくるコンクリート水路に多少泥が溜まっている程度の環境の方が良いという研究報告がある。したがって、コンクリート水路は蛍の幼虫にとってはそれほど住みにくい環境ではない。コンクリート水路で蛍が育たないと思われているのは、コンクリート水路だと成虫になるとき壁面を上れないからで、水路の壁面構造が蛍の生息環境を脅かしている主な原因だ。」と聞いたことがあります。環境問題に非常に詳しい学芸員の方なので、この発言は正直言って意外だと思いましたが、根拠があって話されていると思うのですが、そのような研究報告を知っている方いたら教えてください。また、実際にコンクリート水路周辺で蛍の大群が見られるといった情報や、壁面を幼虫がはい上がれる工夫がされているような水路の施工事例があったら教えてください。
お礼
ありがとうございます。 この写真と同じです。