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「話を食う」の由来
- 「話を食う」は、話を鵜呑みにする、すぐその気になる、感化されるという意味です。
- 「話を食う」の語尾は変化しますが、会話や食べるとは代用できません。
- 「話を食う」の言葉の由来については、ネットで検索しても情報がほとんど出てきません。
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No.1です。念のため「日本国語大辞典」(小学館)を引いてみました。 はなしくおう【話食】《名》食べ物の話を聞いて、すぐそれを食べたがること。転じて、話を聞くとすぐその気になること。また、小児の聞き分けのないことにもいう。 用例 雑俳・川柳万句合-天明4年(1784)礼一 「はなし喰うにはじじうもこまるなり」 滑稽本・浮世風呂(1809-13)三・下 「いえもう、咄食(ハナシク)はうでどうもこまります」 桐一葉(1894-95)〈坪内逍遥〉五・三 「ほんに話くはうにもほどのある、マどこへゆかしゃれたか」 このうち「浮世風呂」は風呂屋の女湯で琉球芋(おさつ)の焼き芋が話題になっているのを聞いた女児が「おつかア。お芋、お芋をおくゑ」と鼻を鳴らしてねだった際の母親の発言です。
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- eroero4649
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東京生まれ東京育ち、本は結構読んでいて語彙力は人より多いほうだと思っていますが、「話を食う」という言い回しはほぼ初めて聞きました。 「割を食う」なら分かりますし、使います。
お礼
ご回答ありがとうございます。
- staratras
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「話を食う」「話しば打ち食う」という表現は回答者の親の世代(昭和一桁生まれ)が九州でよく使っていました。 子どもなどが「飲食物の話を聞いてすぐにそれを食べたがること」の意味で使われることが多く、この意味では「話食おう」という形で「江戸語の辞典」(前田勇編 講談社学術文庫)にも掲載されていますので、昔から九州と江戸で使われていれば方言とは言えず、むしろ「昔風の言い方」というべきでしょう。 また郷里では「話打ち食う」というのは「話に乗せられる」(だまされる)という意味でも使っていました。これがご質問の意味に近いと思われます。 ここから先は回答者の推測ですが、当初は文字通り「話を食う」(会話に登場する飲食物を直ぐに食べたがる)意味であったものが転じて、「話を信用する」「話に乗せられる」意味に拡大して使われるようになったのではないでしょうか。
お礼
ご丁寧にご回答ありがとうございます。 なぜ東北人の私だけが多用しているのかが謎なのですが、おそらく親の影響なのかと思います。