児童の性被害について
先週から朝日新聞朝刊で未成年者の頃に性被害を受けた人の実態が特集されていますが、女児の(主に家族や親近者からの)性被害に劣らず多いのが、男児が受けた性被害です。特に児童養護施設や学校において「先輩や同級生男子に性器を触られたり触らされたり、舐めさせられた」という告白が多いのですが、日本の学校や児童養護施設においては「男児の性被害など存在するはずがない」という前提の元に運営されてきたのですからある意味当然でしょう。昔の仏教やキリスト教の寺院でも同様の被害があったことが分かっていますし。「成人女性や先輩から性被害を受けた」という例は成人どうしは別にして、男子児童の場合はほとんど無いようです。逆に女児が先輩、同級生、成人女性から性被害に遭ったという例はほとんど報告されておらず、女児の被害は例外なく男性からの物ばかりです。これは皆無に近いからなのか、単に報告されていないからなのか、どちらなのでしょうか。