日銀はもっとETFを買うべきではないか
日銀は年間1兆円のETFを買うと言っています。購入額を大幅に増やせば株が上がり景気が回復に向かうのではないでしょうか。世界の中における株式時価総額の日本のシェアは1990年には、32.9%だったものが、今は僅か7%程度です。
日本経済研究センター元理事長の深尾光洋氏はダイヤモンド2002年4月13日号に次のような提案しました。「もしも私が日銀総裁ならば、第一にインフレ目標を明確に打ち出す。具体的には、「毎年の物価上昇率目標を3%とし、プラスマイナス1%の幅の中で達成させる」と宣言する。インフレ目標達成を裏付けるために、ETF(株価連動型の上場投資信託)を毎月5兆円から10兆円ずつ買っていく。その際、総額で300兆円買い続けることをあらかじめコミットメントしておくのだ。」
その少し前、MITのドーンブッシュも日本のテレビに出演し、日銀に徹底的に株を買わせれば景気がよくなると主張しました。
日銀によるETF大量購入が日本経済の復活に導くのではないでしょうか。市場を歪めるのでなく、日本の株式市場を正常な状態へ回復させるのです。