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仕訳を教えてください。

簿記2級合格を目指す高校2年生です。問題で分からない仕訳があります。教えてください。 有田商店(年1回、3月末決算)は、平成15年9月30日、機械を¥1,200,000で売却し、代金のうち3分の1を小切手で受け取り、残額は翌月10日に受け取ることにした。この機械は、平成11年6月1日に購入、(購入代価 ¥2,340,000、据付費用¥60,000)した資産であり、残存価格は取得原価の10%、耐用年数は8年、償却方法は定額法、記帳方法は直接法によっている。なお、決算日の翌月から売却した月までの減価償却費は、月割計算するものとする。 直接法のやり方はどのようにすればよいのでしょうか。どうしても分からないのでよろしくお願いします。

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noname#48234
noname#48234
回答No.2

では、順を追って考えてみましょう。 <取得価額> 据付費用や試運転費、登録費など、機械を取得・稼動させるのにかかった経費は取得価額に含みます。ですから取得価額は 2340000+60000=2400000 <減価償却費> 取得価額2400000を定額法、残存価額10%、8年で減価償却する場合、1ヶ月分の減価償却費は・・・ 2400000×0.9÷96=22500 *8年は96ヶ月。 <前期末までの減価償却費累計> 購入したのがH11年6月1日で、売却したのがH15年9月30日。購入から前期末までに46ヶ月経過していて、前期末までに46ヶ月分の減価償却がされています。 ・前期末までの減価償却費の累計額は 22500×46=1035000 ・前期末時点での機械の簿価は 2400000-1035000=1365000 ・直接法は「減価償却累計額」という科目を使わず、減価償却した額を直接固定資産(機械)から引いてしまうので、取得価額2400000の機械は前期末(当期首)のB/Sでは ------------------------------- 機械 1365000| となっています。 *他に機械がない場合。 <今期首から売却までの減価償却費> 今期首から売却するまでに6ヶ月経っていますので、今期の減価償却費は 22500×6=135000 <1200000で売却した> ・1/3は小切手で受け取り→他人振り出しの小切手は「現金」で処理。 ・残額は翌月受け取り→売上の未収ではないので売掛金ではなく「未収金」。 ・今期6ヶ月分の減価償却費を計上。 ・差額は売却益または売却損→設問の場合は売却損。 現金      400000 / 機械 1365000 未収金     800000 減価償却費   135000 固定資産売却損 30000 <ちなみに間接法の場合は?> 前期末のB/S ---------------------------------------- 機械 2400000 |減価償却累計額 1035000 *他に機械がない場合。 減価償却を行う際、減価償却費を機械から「直接」引かず、減価償却累計額を使って「間接的に」簿価を表示しています。機械と減価償却累計額の差額が前期末時点での機械の簿価です。 この場合の仕訳は・・・ 現金      400000 / 機械 2400000 未収金     800000 減価償却累計額 1035000 減価償却費   135000 固定資産売却損 30000 となります。 どちらの方法の場合も結局、その機械の簿価を消し、売った額と簿価の差額を損失計上し、機械という科目を清算しているわけです。

sakura103
質問者

お礼

細かく説明いただき、ありがとうございました。 大変参考になりました。

その他の回答 (2)

  • part_
  • ベストアンサー率46% (35/76)
回答No.3

一言でいうと、直説法と間接法の違いは純額で仕訳をする(直説法)のか、総額で仕訳をする(間接法)かです。 売却した後のB/Sの機械に関する勘定に、どれだけの金額が残っているかを考えると理解しやすいと思います。 簿記の仕訳に関してはあるべき結果に持って行くというスタンスが良いと思います。

sakura103
質問者

お礼

分かりやすく教えて頂きありがとうございました。

  • chupark
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回答No.1

まずは機械の帳簿価額がいくらになっているかを求めます。 取得したときの価額は2,400,000円です。 (据付費用などは固定資産の取得価額に含みます。) 2,400,000円の機械の減価償却費はご質問の条件から 1年間で (2,400,000 - 240,000) ÷ 8年 = 270,000円 ただし、初年度とH15年は月割りになるので各年度の償却費は以下のように H11年度(H12.3決算期)270,000 × 10/12 = 225,000円 H12年度(H13.3決算期)270,000円 H13年度(H14.3決算期)270,000円 H14年度(H15.3決算期)270,000円 H15年度(~H15.9.30)270,000円 × 6/12 = 135,000円 合計 1,170,000円 売却したときの機械の帳簿価額は直接法なので 買ったときの価額からこれまでの償却費を直接減額して 2,400,000円 - 1,170,000円 = 1,230,000円 となります。 さて、ようやく売却時の仕訳ですが、 1,230,000円の機械を1,200,000円で売却したので 売却損30,000円が発生し、 現金      400,000 / 機械 1,230,000 未収金     800,000 / 固定資産売却損 30,000 / じゃないでしょうか。

sakura103
質問者

お礼

丁寧に回答いただき、ありがとうございました。