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文法解釈・構造
There is a tree in the way blocking the road. の S=There V= is C = a tree だと思いますが、 in the way blocking the road. はどのように解釈すれば良いのでしょうか?
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以下のとおりお答えします。 >There is a tree in the way blocking the road. の S=There V= is C = a tree だと思いますが、 in the way blocking the road. はどのように解釈すれば良いのでしょうか? ⇒ There を形式主語と見なす新しい解釈もあるようですが、伝統文法ではそう考えず、通常、次のように解釈します。 ①文の主要素としては、S(a tree)+V(is) だけで、他はすべて修飾語句である。 ②V( is)は、いわゆる繫辞「~である」でなく、存在動詞「~にある」である。 ③すなわち、この文は第1文型で、文の主要素としての補語の類はない。 ④There は本来はis を修飾する指示副詞ですが、現実は形式的倒置による存在文の導入語であると言える。 ⑤in the wayはis を修飾する副詞句で、文字通りには「道の途中に」ですが、「邪魔になって」という熟語的な意味で用いられることが多い。 ⑥blocking the roadは、付帯状況を表す分詞構文「道をふさいで」で、機能上では副詞句として動詞isまたは述部全体There is in the wayを修飾している、と解釈されます。 *このblocking the roadを現在分詞の形容詞的用法として先行のa treeを修飾してい、る(後置修飾)とする見方も不可能ではありませんが、間にin the wayが介入していますので、私としては、この見方は採りません。 以上により、 There is a tree in the way blocking the road. を構造分析すれば、こうなります。 Adv. M1(There) V(is) S(a tree) Adv. M2(in the way) Adv. M3(blocking the road9. *Adv. Mは、「副詞的修飾語」(Adverbial Modifier)を表す略語です。 なお、この文の訳はこうなります。 「1本の木が、道をふさいで邪魔になっている」。
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詳しい解説をありがとうございました。