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大人向けの児童書って?
「大人向けの児童書」とは、どういった事を言うのでしょうか?定義とかあるのでしょうか? また、大人は児童文学の中の、何に惹かれるのでしょうか?どういったところを好きになるのでしょうか? 個人差は勿論あるとは思いますが、教えて頂きたいです。お願いします。
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(ちょっと絵本に偏ってるかもしれませんが) 大きく分けて、種類が3つあると思います。 1.ダークな物語 エドワード・ゴーリーの絵本や、ちょっと前に宇多田ヒカルが翻訳したので話題になった「エミリー・ザ・ストレンジ」なんがが有名だと思いますが、「死」「恐怖」「不安」「孤独」そういった事がテーマとなっているダークな物語は、まだギスギスした世の中を知らない子供にはあまり楽しめるものではありません。逆に、大人であればそういったテーマに自分の孤独感やら不安などが鏡面し、楽しめる事が多いと思います。(そういう類のものが嫌いな人は、不快に感じるだけですが。) 2.主題が深い物語 代表作は、佐野洋子の「100万回生きたねこ」ですね。子供だと「大好きな猫が死んで悲しい」とか、そういう風にしか読み取ることが出来ませんが、恋愛を体験したり、家庭を持ったりしている大人であれば、輪廻を超える愛、というその途方も無い深さがテーマなのだと理解できます。まさに年の功がなければ、こういう主題が深い物語を本当の意味で楽しむことが出来ませんね。 3.単純で解りやすい内容だが、的を得ている物語 代表的な作家は、ミヒャエル・エンデだと思います。これはNo1.の方の内容と同じになりますが、話の内容自体は子供でも読み解くことが出来るぐらい単純な構成だけど、(ある意味「日本昔話」にも通ると思いますが)「教訓」というものが話しの中に含まれていて、これはもちろん子供にもためになりますが、大人が読めば改めてピュアな気持ちになれる、という魅力がありますね。
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- rafie
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私の場合は、に限りますが…。 まず、何人かの方が書いていらしたように、「大人向けの児童書」と言うのは、やはり“子どもも読めるけど、大人が読んでも奥が深い”作品をさすのだと思います。「児童書」と言うもの自体、定義があいまい(と私は思います)なものなので、具体的なことはいえないのですが。 ですがこの場合、「児童書」と言うのは、「ファンタジー」を指しているのではないでしょうか?それでいくと、たとえば「ゲド戦記」や「指輪物語」、「ナルニア国物語」などは大人でも楽しめると思います。あくまで私の考えでは、ですが。 あと、どういったところに惹かれるか、と言うことですが、やっぱりストーリーとか、人物とかにだと思います。その点では他のフィクションや小説にはまるのと同じかと…。ただ、児童文学は、子どものための、と言う形をとっているため、著者の言わんとするところが抽象化されていることが多いです。私は、読みながらそれに築く瞬間とかも好きですね。
お礼
そうですね、児童書って、テーマが分かり易くありながら、隠されたテーマを見つけたり、深読みするところが面白いですよね。それが出来るのも大人の特権ということで。 ファンタジー。一般書と違って、完璧に非日常に行けるのが児童書の特徴でもありますよね。だからこそ癒されるのでしょうし。 ご意見ありがとうございました!
こんにちは。 「大人向けの絵本」というのは聞いたことがありますが、「大人向けの児童書」は、初めて聞きました。 「大人も楽しめる児童書」なら、たくさんありますが。 「大人向けの児童書」って、どこかに書かれていたんですか? どこで見かけられたか教えてください。
お礼
こんにちは。 私は、あさのあつこさんや森絵都について調べてる時に何度か出くわした単語でした。本の評論を見ている時とかよく見かけたように思いますが・・・。どこかまではちょっと覚えてないです、申し訳ないです。 根本的には「大人も楽しめる児童書」と変わらないと思います。言葉が足らなくてすみませんでした。 あさのあつこさんは「バッテリー」の文庫化に伴い、多くの人にふれられる機会を得た作家さんだと思います。それによって、児童書にあまり目を向けていなかった方々の素直な意見だったのではないでしょうか。 あさのあつこさんご本人は、特別「大人向け」とか「子供向け」を意識はしていなく、「10代にやり残してきたことを書きたい」「一般書でも児童書でもどちらでもいい」というのがご意見らしいですが。(活字倶楽部より) 反対に森絵都さんは、明確に10代へのメッセージ性をもっているそうです。(日本児童文学より)でもそのメッセージを幅広い層が受け取っています。 なんだかずれている補足説明ですみません。
子供が惹かれている児童書というと. アーサーランサム。日本語訳を神宮輝夫訳で暗記しているので.単語が知らなくても内容がわかります。10年ぐらい前に本を割ってしまったので2冊目です。インテルのマニュアルとこれぐらいしか.子供は英語の本を読みません。 というか.単語がわからなくて読めません。 みんなの歌。「誰でも歌える明るく健康的な歌」の編集方針ですから「子供でも歌える」歌として20年以上取りつづけています。
お礼
アーサーランサム。すみません、初めて知りました。イギリスの児童文学の巨匠なんですね。読んだ事がないので、これを機会に全集を読んでみたいと思います。 みんなの歌。確かに子供の頃必ず聞いてましたね。好きでした。 考えてみると、みんなの歌も結構深いのが多々ありますよね。 明るく、は無いですが「メトロポリタンミュージアム」(こんな曲名だった気が・・・。)とか。確か、何かの物語を元に作ったものとか聞いた気がしますが、子供の頃は結構怖いこの物語を無邪気に歌った記憶があります。でも今でも好きな歌です。「誰でも歌える明るく健康的な歌」このシンプルさがいいんでしょうね。児童書と同じように癒されて元気が出ますよね。 ご意見ありがとうごさいました!
- alessandra
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絵本なども含まれるのではないですか? また「モモ」や「星の王子さま」なども。 子供の頃は、ストーリーを追うような読み方をしますよね。その物語の背景にある作者のメッセージなどはなかなか読み取れないのではないでしょうか。 それぞれのお話は読者ひとりひとりによって、解釈がと微妙に異なってくるということもあります。 つまり自分の人生に合わせてそれを教訓的にとらえたり、応援としてとらえることもあります。 また、癒しの効果があります。子供にとって癒しということもなくはないでしょうが、大人にとって児童書は癒しになります。子供時代のノスタルジーにひたることもできますし、例えば赤ん坊と接することによって得られる癒し効果と似ています。私などは、子供用品売り場やおもちゃ屋などでも同様に癒されることがあります。子供のために作られた世界は、優しく夢のような世界です。汚れなき世界です。浮世の憂さをしばし忘れさせてくれます。ひとつの現実逃避といえるかもしれません。心が少し疲れているとき、そのような、子供のための純真無垢な世界に触れることによってずいぶん慰められるものです。 児童書はそのような意味もあると思いますし、また非常に深い意味が込められているところ、少しなぞめいた世界に大人はひきつけられているのだと思います。
お礼
私的意見ではありますが、「絵本」はあくまでも子供のためにある。子供だけの宝物。というか、そうあって欲しいという希望ですね。本当に勝手なんですけど。 物語の背景を読み取るのは確かに、子供には難しいですね。教科書本に近いですが「坊ちゃん」などでも、その時代背景が分からなければ、作者の言いたいことは伝わらないですし。突き詰めると結構ダークなものが多いですよね、児童書って。そういう込められた裏があって、気づかせるのも「大人向けの児童書」なのかもしれませんね。 おもちゃ。そうですね、そいうえば幼児用製品って、見てると口をゆるませる効果がありますよね。(って、なんかあやしいですが;) 「絵本」はそれでいうと言葉のおもちゃなのかもしれませんね。 大人になるほど組み立てるのが難しいから、時々言葉のおもちゃ「絵本」で癒される、みたいな。 分かりにくい文章で長々とごめんなさい。 ご意見ありがとうございました!
- chavo_2700
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決まった定義はないでしょうね。出版社ごとにコンセプト位は決めているのでしょうが。ですので憶測で物を言えば「大人の鑑賞に堪えうる児童向け作品」と言った感じでしょう。 大人は児童書の何に惹かれ好きになるのか。やはり根本的に生きる為に必要な行動・思考・感受性が本の中で描かれている点ではないでしょうか。 ここで自分が思い浮かべた「大人向け児童書」は、偕成社が出版している様な宮沢賢治、新美南吉等の童話です。
お礼
そうですか。出版社によって確かにちがいますよね。 「大人の鑑賞に堪えうる作品」そういうと、宮沢賢治などはぴったりですね。 宮沢賢治は私も大好きです。単純に読んでも勿論楽しいけど、謎を突き詰めていくと余計謎が増える、という大人になってからも楽しめる作品がばかりで。 今でも、必ず大学の卒論のテーマの筆頭にくるくらい、多くの人の心に焼きついていますよね。 回答ありがとうございました!
- kirito2
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こんにちは。 「大人向けの児童書」・・・それは例えば ハリーポッターのようなものですよね? 定義があるのかどうかはわかりませんが・・・ 私個人的にはハリーポッターは好きじゃないので 読まないのですが、学生時代に「はてしない物語」や 「ナルニア国物語」は読みました。 両方とも児童書の部類に入る作品ですが、内容はすごく 深いものでした。 「はてしない物語」の方はいじめられっ子の主人公が 本の中で強い冒険者となり、最後には落ちぶれ、現実の 世界に帰ってきてからの生き方を自分で選択し、 強い人間になる、という成長物語ですし、「ナルニア国 物語」はキリスト教色の強い物語で、そういう方面を 勉強しなくてはならない方には適した本だと思います。 やはり大人が忘れがちな、子供の純粋さ、冒険心、現実世界との 付き合い方・・・ それらを思い出し、初心に帰れるところに魅力があるのでは ないでしょうか?
お礼
ご意見ありがとうございます! そうです、「ハリーポッター」のようなものと一応認識しています。 ミヒャエル・エンデの作品は「モモ」しか読んだ事がないのですが、「もう一度読んでみようかな」と何年かごとに思います。初心に帰れて、また新たにパワーをもらえるということはすごいですよね。
お礼
ありがとうございます!参考になりました。 答えを一つに固執しすぎていたので、改めて反省しました。 あえて、共通性を挙げるなら、表現より伝達性の強いものが「大人向け~」なのでしょうか。 調べていて思ったのですが、「大人向けの児童書」で浮かぶのって断然外国文学のものが多いですよね。大人になってもまた読んでみたい、今児童書を読むなら、と数点浮かべるとやっぱり比率が大きい。もちろん日本のものも独自性があって好きですが。(NO.2とかぶりますが、宮沢賢治とか) なんか残念だな、と思ってしまって・・・関係ない意見で失礼しました!