日本が父系血統主義だった時代に生まれた人の国籍は？

質問

たしか1985年くらいまで日本は父系血統主義(父親が日本人であれば日本国籍を取得できる)だったと思うのですが、アメリカ占領下で生まれた子供(米兵と日本人女性の間に生まれた子)はアメリカ国籍ということですよね？
もし、お父さんがいない状態の母子家庭で(日本で)育つ子どもたちは暮らしにくくなかったのでしょうか？
また、父母系血統主義になってからのいわゆる"GIベビー"党の二つのルーツを持つ方の国籍はどうなりましたか？

読みにくい文章で申し訳ありません。
気になるのでお答えいただければ幸いです。
よろしくお願いします

回答No.2

pri_tama · ベストアンサー

日本の父系血統主義って、重国籍を認めていない日本で法的に正式に婚姻状態である父母の国籍が異なる場合は、父親の国籍を優先するというだけです。

　なので、非嫡子の場合(未結婚時)は父親に認知されていても、国籍は母親の国籍に成ります。
　ちなみに、父親が子が生まれる前に死亡したり、不明だった場合も母親の国籍に成ります。

　なお、親が無国籍だったり父母ともに不明な子供の場合(要は捨て子)の場合、日本が生誕地(届地)であれば日本国籍と成ります。

　一応、国際法で無国籍者無くす様に各国に努力義務を課しているので、日本人女性の子供で生まれれば最悪でも日本国籍は貰えます。

　GIベビーは、父親（米兵）が日本人女性と正式な婚姻状態にあり、且つその子にアメリカ国籍を取得する法的措置を取っていないと、母親の国籍である日本国籍に成ります。
　（米国は、米国に規定期間住居した人物が海外で子を生した場合、法的申請を行えば、子供に米国籍を与えることが可能。）

　GIベビー（父親が米兵）の有名人で戸籍が日本の人だと「草刈正雄」さんが有名かと思います。
　⇒父親が朝鮮戦争で草刈さんが生まれる前に亡くなっているので日本国籍と成っている。

父親が生存し正式結婚していると米国籍に成ってしまいますが…。
　⇒米海軍大将に昇進したハリー・B・ハリス・ジュニアには、日本国内で米海軍兵と日本人女性の子供に生まれていますが、国籍は米国籍です。

>アメリカ占領下で生まれた子供(米兵と日本人女性の間に生まれた子)はアメリカ国籍ということですよね？

　上記の様に日本国籍と成るケースも多かったです。

　イギリスほど厳しくないものの（イギリスは禁止）、米兵も外国で現地女性と結婚するのは、あまり好ましく思われないため、子を生したとしても正式婚姻していなかったり、子供に対して米国国籍を取得する手続きをしなかったり、見捨ててアメリカに帰ってしまう例が多発し、所謂GIベビーの悲劇が発生しています。

>父母系血統主義になってからのいわゆる"GIベビー"党の二つのルーツを持つ方の国籍はどうなりましたか？

　法改正時に20歳未満だった方は、父母のどちらかが日本人であれば、日本国籍を取得[選択]できるようになりました。
　（20歳を超えていると、取得には色々と細かい制限が有ります…。）

　今の法改正は、子供が成人するまでにどの親（父母が結婚していない場合でも）の国籍を選ぶかの選択権有ると言うのが、それまで以前との違いです。

お礼

回答ありがとうございます

回答No.1

tzd78886

国会議員の蓮舫氏は長い間台湾籍で「謝　蓮舫」という名前でしたが、母方の血統が認められるようになって「斎藤　蓮舫」という名前にして日本国籍を取得しています。以前の職場にもそういう方がいて、顔は明らかに東南アジア風で父方が台湾人だったそうですが、台湾語や中国語は話したり読み書きはできないそうで日本国籍で日本風の名前でした。

お礼

回答ありがとうございます