確率的に使用中です。
配線の温度が発火するほど高くなるためには、それにふさわしい電力が小さい箇所で集中的に消費されなければなりません。不使用時に発火するためには相間の短絡が必要ですが、配線や配線器具が焼損するほどの電流が流れればブレーカーが落ちるはずです。ブレーカーが落ちない電流であれば、配線と配線器具はその熱に耐える建前です。相間を短絡させた異物の大部分の箇所は低抵抗で、非常に小さな体積(つまり小さな熱容量)の部分だけがたまたま高抵抗で、10A程度流れて発火することはあり得ますが、これは特殊な前提で、なんとも微妙な確率です。
一方、使用中の電気器具の配線の途中に、小さい体積(小さい熱容量)の高抵抗部分が出現すれば、電気器具の正常な消費電流たとえば10Aの途中に入れた高抵抗がブレーカーを落とすことなく発熱して発火することは考えられることで、またよく経験することでもあります。たとえば電源の端子台のネジの締め付けがゆるいというだけで発火する事故はわりと起きています。このため電気工事では電源端子の締め付けの確認を職人と監督が色の違うマジックインキでマーキングして二重に行います。家庭ではコンセントにたまるほこりなどが同じ原理の事故を起こします。電流は電気器具の正常な電流値を越えないのでブレーカーで検知できません。
つまり原理的にはどらちでも起きる可能性がありますが、使用中の方が圧倒的に多いです。
お礼
「長年お抜き差しで接点圧(挟む力)が落ちたため接触抵抗が増え発熱して出火した場合がほとんど」というのは、初耳でした。やはり、よく使う所が原因なんですね。なるほど。よく、わかりました。ありがとうございましたm(_ _)m