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マッスルスーツの疑問
最近、重量物を扱う時に使う補助器具としての”マッスルスーツ” のCMがよく流れていますが、筋力の補助としての機能は理解できますが人体の骨の耐久や関節の耐久に関してはどうなんでしょうか? パワーと構造物の耐久のバランスが合わなくなりませんか? 強力な筋力補助で重量物作業は楽に行えても、支える骨や関節の耐荷重 の弱った人が使うと事故が起きる危険はないのでしょうか?骨折するかどうかとか関節がどこまでの重量に耐えるかは使う人間にはわからない と思います。骨や関節自体には痛みを直接、感ずる器官は無いと思います。力は発揮できるが支える構造物が破壊してしまったら大変です。 自分の体を過信する人の使用にはメーカーも注意させる義務もあるのでは?通常人が持てる以上の重量物を扱う目的の器具ではない主旨の説明はありますが。サイボーグの問題点にもなりますね。
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- kon555
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>> 今の内に回避する方法を考慮すべきかと思います 全く持って同感ではありますが、では現実的に何が出来るかと言うと、私としては現時点では思いつきません。 自分の身の回り(勤め先や家族友人)に対して警告するくらいです。 ただフェイルセーフの概念自体は産業機械などの業界では定着していますから、専門家であるメーカーを信用するべき部分なのかも知れません。
作業用などは使用者の負荷を軽減するための装置です。 基本的に補助なんで人が支えられないような物は上がらないでしょう。 軍用とかSF的な物とかなればまた話しは別でこれはエクソスケルトンやパワードスーツなどと呼ばれるもの。 負荷は外骨格で支えます。 使用者自体は負荷を支える必要はないです。
補足
ご意見ありがとうございます。 他の方への補足を見て下さい。
>どこまでの重量に耐えるかは使う人間にはわからない 基本的には解ると思います。 骨の限界が来る前に筋力がついていかないし、(骨粗鬆症は除く) 「痛み」という形で警告が出るので自然と判断できてるはずです。 「あ、これは無理な重さや」とか物を持つときに感じるでしょう? 負担のかかる部分への補助なので骨や関節のギリギリに 挑戦する装置ではなく、ほんと補助だと思います。
補足
ご意見ありがとうございます。 負荷が大きくなった時、痛みが伴えば骨折する前に負荷を 取り除けますが、痛みが無いからこそ、骨折に至ります。 骨折は折れた後、痛みが伴いますが、折れる直前まで痛みはありません。限界が来た時、動作をやめることができたら骨折事故は激減するでしょう。 ”骨の限界がくる前に筋力がついていかない”状況で筋力だけがプラスされたら骨に限界がくると考えられませんか?あと、なぜ、骨粗鬆症は除くのですか?発症を気が付かない人も多いです。 「あ、これは無理な重さや」と感ずるのは自分の筋力から感ずる感覚であり、筋力が補助された状況では「うん、これなら持てる重さや」と感じると思います。 補助器具ですが骨や関節の限界を超えないという保証はありません。負担のかかる部分(=筋肉)の補助であり、負担のかかる骨の方には何の補助にはなっていません。
- eroero4649
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平均的な成人男性は、いわゆる「火事場の馬鹿力」で約250キロのものを持ち上げる能力があるそうです。どんなものかというと、あのグランドピアノが約250キロです。 それはあくまで一瞬の力に過ぎず、もちろん長時間は耐えられないのですが、万が一持ち上げるようなことがあったらどうなるかというと、おそらく筋繊維がブチブチ切れるだろうといわれています。どちらかというと、骨のほうが強い。 特に骨は長軸方向、つまり縦の衝撃に関してはかなり強いです。鉛筆を横にへし折るのはできても、縦に潰すことは難しいでしょ?だからどの方向に負荷がかかるかという問題が大きいですね。 関節に過度の負荷がかかれば、脱臼しますね。 >骨や関節自体には痛みを直接、感ずる器官は無いと思います。 いや実は、骨のほうが痛覚の感覚がものすごく多いんですよ。その証拠に、向う脛をぶつけると死ぬほど痛いでしょ?骨って痛覚に敏感なのです。格闘技のガードは、筋肉で相手の打撃を受けます。筋肉なら痛くないからです。おしおきがケツバットなのも、おケツは肉だからです。足の小指をタンスのカドにぶつけて泣きたいほど痛いのも、そこは骨に皮膚がのってる程度で筋肉がないからです。 骨が折れたら、走れなくなりますし動けなくなります。野生動物において「走れない」とは死を意味します。敵から逃げられませんからね。だから、骨が折れるのは動物にとって最悪の出来事なので、痛覚を張り巡らせておいて折れないように気を使わせるのです。 関節も同じで、関節も痛覚を感じる神経が沢山あります。慢性の腰痛などの原因になることがよくありますね。腰を揉んでも治らない腰痛は、関節が痛みを感じていることがよくあります。 さてマッスルスーツですが、当然開発するにあたって力学的な人間の限界を超えて動いてしまうことがないように調節されていると思いますよ。販売されているマッスルスーツはあくまで「補助」のレベルですね。 もし人間の骨や関節の耐久力を超える負荷まで支えられるマッスルスーツを作るとしたら、外殻で覆ってその外殻で負荷を支える形にするでしょうから、パワードスーツのようになるでしょうね。 そしてそのくらいの負荷に耐えられるマッスルスーツ(パワードスーツ)を望むところはどこかとなると、それは間違いなく軍隊のはずですから、軍用パワードスーツという形で開発されると思います。 ただ現在のテクノロジーの発展の方向性から考えると、そこまで重量物を動かす作業となると、VR技術を使った遠隔操作ロボットになると思います。 マッスルスーツは重厚になるよりむしろ、軽量化、小型化に向かっていくと思います。
補足
ご意見ありがとうございます。 筋力と骨の強度差は必ずしも骨が上とは限りません。 年齢、性別、体格、病気といろんな条件で異なると思います。骨の強度が筋力以下の場合もあり得ます。 重量物を持ち上げる時骨に力のかかる方向は横方向にも必ずなります。 向う脛を打ったときの痛みは骨が痛いのではありません。 足の指をぶつけた時の痛みも骨が痛みを感じているわけでは 無いと思います。他の方への補足にも書きましたが骨折する前、脱臼する直前までは痛みが無く、骨折の後、脱臼の後が痛いのです。痛みを感ずることが出来れば骨折や脱臼事故はもっと減るはずです。 マッスルスーツの開発には普通(全く健康な人)の条件での開発であり、そうでない人の使用までは考慮されていないのでは?そういう人は使わないで下さいと言っても御本人はそうだと気が付かない場合もありそう。
- kon555
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まあ、あの手の商品は、おっしゃるような懸念は多分にあります。 正常な稼働時はいいでしょうが、故障した時、誤作動した時には、着用者は一気に危険な事になります。 例えばクレーンやフォークリフトでは「持ち上げた荷物の下に入るな」は鉄則です。これは機器トラブルを人身事故に直結させないためです。 しかしアシストスーツは構造的にこうした機器回避対応が不可能なので、非常に恐ろしい器材です。 個人的な予想ですが、そうした問題はある程度普及してから、おそらく凄惨な事故をきっかけに噴出するでしょうね。
お礼
”そうした問題はある程度普及してから、おそらく凄惨な事故をきっかけに噴出するでしょうね。” 私もそう思います。だから今の内に回避する方法を考慮すべきかと思います。せっかくユニークで便利な装置が開発、販売されたのですから。
補足
例えば、車のアシスト機能の説明で「性能には限界があります・・・・」みたいな若干マイナス方向への注意喚起をする。可能かどうかわかりませんが使用するのに問題の無い身体かどうかの検査義務、大げさですが免許制にするとか。 昨今、自転車や電動キックボードの事故が発生する事例が 多々ありますが、これらも早い時期に規制や規則を定めておけば防げたのではないでしょうか?マッスルスーツの場合は他人に危害が及ぶことは少ないかも知れませんが・・・。 メーカー側にとっても製造物責任法がらみのクレーム回避 にもなります。