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頚椎ヘルニアの治療先は?
- 頚椎ヘルニアの治療先に悩んでいます。
- 整形外科と整体のどちらに行くべきか迷っています。
- 身体の構造理論を理解できる整体と再生努力を促す整形外科の選択が難しいです。
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質問者が選んだベストアンサー
>今度は整体へいきました. カイロのようなバキバキは怖いので行きませんが、ゆっくり矯正をしてくれる整体を選択しました. 藁にもすがる という感じです. “整形外科がダメなら整体” というプロセスは非常に危険です。 何故なら整体とは無資格だからです。そもそも日本には整体師やカイロプラクターと言う国家資格はありませんので、誰でも明日から整体師やカイロプラクターになれます。早い話し自称です。当然教育制度もバラバラです。スクール、就職やアルバイト、徒弟や世襲などならまだいいほうで、趣味、通信講座、半日講習なんてのにはびっくりです。これでは生理、解剖や臨床医学など全く学ぶ余裕がありません。医療に携わるものとしての最低限の知識すらない輩もゴロゴロいるわけです。私の知り合いにも元整体師が何人かいますが、ご多分にもれずこの部類です。このような者でも平気で整体師やカイロプラクターとして世に出ているのです。 教育制度が一定でなければ当然 “これが整体だ” というものがありません。あるものはマッサージ、あるものはストレッチ、あるものは背骨をポキポキ・・・などなど 「私が整体と言えば整体」 という世界なのです。 「アメリカや世界ではカイロが認められている」 と仰る方もいますが、日本では法律により病院以外でのレントゲン撮影が禁じられています。カイロは骨格を治療の主体にするのですから、レントゲンがなくてはまともな治療が出来ないはずです。包丁を奪われた板前、はさみを奪われた美容師、声を奪われた歌手と全く同じことです。 検査が出来ないと言うことは、どこが悪いのか分からない、事故の可能性や命に関わる重大な異常があるものも分からない、治療の結果も分からない、分からないずくめです。 藁はしょせん藁です。藁ならまだいいほうで、バラをつかまされたら洒落になりません。藁は大木にはなり得ません。以下は厚生労働省のホームページです。その中に貴方の病名がありますからご覧になってください。 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/061115-1a.html >整形外科は整体を認めない主義ですよね? 認めるも認めないも、なぜレントゲンの撮れない彼らに、骨格が手に取るようにわかるかを証明して頂かないと・・・。実は骨格や骨の状態はレントゲンがなくては絶対に分かりません。整体師やカイロプラクターがどんなに勉強しようと、どんな診察のような事を行っても、体表から触れられる骨などごく僅かですからレントゲンが撮れない彼らには絶対に無理です。例えば骨盤はその半分も外から触れることができませんし、背骨は棘突起(きょくとっき)と言われる骨のでっぱりの先端部分しか触れることができません。背骨の本体やその間にある椎間板、神経などは一切触ることができません。枝先をさわって幹の状態が分かるでしょうか?? 例えば、四角い積み木の上部に割り箸を一本、底面に割り箸を二本挿したものを想像してください。四角い積み木が骨盤、一本の割り箸が背骨、二本の割り箸が脚です。背骨や脚に見立てた割り箸が曲がれば、四角い骨盤は傾きます。正面から見て正方形に見えていたものが、(四つの角が直角な)ひし形に見えたとします。さて、果たしてこれは骨盤が歪んだことになると思いますか? 正方形がひし形になるのは、形が変わったからでなく骨盤が歪んだとは言いません。その上下の骨格の異常で骨盤が歪んで見えているだけです。例えば正方形が平行四辺形に見えたり、三角に見えれば、骨盤が歪んだと言えます。 整体師やカイロプラクターは、脚の長さの左右差や、骨の表面的な高さ、のみで骨盤歪んでいると判断することが多いです。しかし上記の例のようにこれでは正確な判断とは到底言えません。歪みの原因は関節の継ぎ目にある軟骨がすり減ることによっておこることがあります。軟骨の再生は今の医学や民間療法(整体やカイロ)でも無理ですから、いくら骨格を矯正しても無理な話なのです(軟骨や椎間板の上に骨が乗っていますので)。 椎間板は整体やカイロで薄くなるということが確認されています。椎間板は外力を吸収するクッションです。クッションに意図的に外力を加える手技は、椎間板に大きな負担を与えます。ふかふかの座布団にどしどし座れば、潰れてくるのと同じです。私は実際にある患者さんを例に、一年前と一年後のレントゲン画像を調べました。私も最初見た時はビックリしました。明らかに普通の生活で劣化するレベルの域を超えています。一回ぐらいでは大丈夫だと思いますが、一年も通えば驚異的なスピードで椎間板は劣化するでしょう。治療後短期的に良くはなっても、いつもと違う痛みが出てきた、痛みの出るスパンが短くなってきた、今までなかった痺れが出てきたりなど長期的に見れば悪化する可能性は非常に高いです。ですから治療後の感覚では判断しにくいのです。知らず知らずのうちに椎間板が劣化している可能性が高いわけです。私は長期的に見れば確実に悪化すると思います。非常に恐ろしいですから、整体やカイロをはじめとする、無資格治療院にはお気をつけ下さい。今良くても、将来泣きの苦労をするなら私は意味がないと思います。 >どっちつかずの自分に、同症状の方、アドバイスを頂けたらありがたいです.よろしくお願いします 前置きが非常に長くなりましたが、ある整形外科がダメなら違う整形外科に行かれてください。整体やカイロプラクティックはヘルニアに限らず、何か症状を治療するには適しません。病院の治療を基本にし、何か並行してプラスするなら鍼治療をお勧めします。鍼灸師は国家資格者ですから安心です。ただ、中にはマッサージや整体のようなことをしたがる施術者もいますから、病院で病名を言われた、骨や椎間板に異状がある、といわれた方は治療の前にしっかり伝えておきましょう。 長文、乱文失礼しました。ご参考になれば幸いです。お大事にどうぞ。
お礼
詳しくご回答ありがとうございました. 丁寧な説明に納得です. >>教育制度が一定でなければ当然 “これが整体だ” というものがありません。 関係ありませんが、矯正歯科の先生も矯正歯科自体制度が一定されていない と言ってました. やはり医療の一部にはこのような背景もあるんですね. >>整体師やカイロプラクターは、脚の長さの左右差や、骨の表面的な高さ、のみで骨盤歪んでいると判断することが多いです。しかし上記の例のようにこれでは正確な判断とは到底言えません。歪みの原因は関節の継ぎ目にある軟骨がすり減ることによっておこることがあります。軟骨の再生は今の医学や民間療法(整体やカイロ)でも無理ですから、いくら骨格を矯正しても無理な話なのです なるほど…整体では上記思い当たる言葉が全部入ってます. 整体は初めてではなく、8年前に行ったきり、そのあとはマッサージのみです. 筋肉がそもそも硬いので、 他の整体では「この状態では筋肉が痛むのでできません」と断られたこともあります. 今は風呂に40分くらいtotalで入ってます. >>ある整形外科がダメなら違う整形外科に行かれてください。 今日早速いきます. ご親切にありがとうございました.