• 締切済み

カクテル抗体を鼻粘膜に噴霧したらオミクロン感染を

少しは減らせないでしょうか。特に家庭内感染とか保育所学校などでも予防的に使えないでしょうか。ワクチン接種より即効性があるのではと思いました。遺伝子工学などを用いてより強力な抗体の製造も可能ではと思いました。

みんなの回答

回答No.3

A No.1 &b 2 HALTWO です。 御礼、拝読しました(^_^)/ 失礼しました m(_ _)m。 この Site はその分野で飯を喰っている Pin Point での専門家ではない者や、私のように生化学を専攻しても就職は他の分野 (IT 系) に転出してしまった者でも知識の裏付けを精査する事なく無償で回答に参加できる Site のようなので、専門家が論文 Base で確実に答えるべき御質問ではないと勘違いしてしまいました。 そのため >Cocktail 抗体を鼻粘膜に噴霧した方が Vaccine 摂取よりも即効性があるのでは? という文意から抗体を Immunoglobulin とは思わず、Vaccine の事だと判断してしまいました。 ……10 年余り米国に居て、生化学は米国で専攻したのでカタカナ語や専門的な漢字言葉は苦手です(^^;)。 Immunoglobulin (免疫グロブリン) は生体防御に際した免疫 (担当) 細胞である単球/Macrophage、Lymph 球、好塩基球、好中球、好酸球のうち、Lymph 球に属する B Lymphocyte (B リンパ細胞) より産出され、血漿中に 1% 以上溶け込んでいる事から体内に大量に存在します。……とは言え、体内での半減期は 1ヶ月もありませんから、常に補充しなければなりません。 更に Immunoglobulin は大きく分けても G/M/A/D/E の 5 種類に分類され、抗原結合部の分子構造は無数に分化可能な数万 Da (Dalton:原子量、私が学生だった頃は Atomic Mass Unit の amu が単位名でした) もの複雑な分子構造を持っていますので、変異の激しい Corona Virus の変異毎に適切な Immunoglobulin を人工合成するのは極めて難しいだろうと思います。 Virus 感染した細胞と免疫 (担当) 細胞を培養して B Lymphocyte が生成した Immunoglobulin 群の中でも適切な抗体 (Antibody) 性を持つ Immunoglobulin を単離、複数の適切な Immunoglobulin を混合した Cocktail 抗体を精製する Process を大量生産 Line で実現させない事には製薬事業が成立しないのですが、Vaccine 製造量よりも大量の Cocktail 抗体を製造する製薬事業規模はちょっと想像が付きません(^^;)。 体外から抗体を投与 (或いは鼻粘膜塗布等を) するよりも体内の B Lymphocyte に抗体を作らせた方が有効抗体が時間と共に減少する事なく常に適量が B Lymphocyteより供給される上に B Lymphocyte 以外の免疫 (担当) 細胞系も単独でその Virus を異物と認識して貪食する性質を得られるのですから Vaccine の方が安価で確実と言えるのではないでしょうか。 素敵な生化学考察を(^_^)/

回答No.2

A No.1 HALTWO です。 補足 (?) 拝見しました(^_^)/ >Virus に抗体が接触すると Virus は宿主細胞に侵入できなくなるのではありませんか。 <いいえ、抗体とは失活した Virus の断片でしかなく、免疫細胞以外の細胞は抗体を細胞内に取り込みません。 免疫細胞は失活した Virus の断片である抗体を貪食して細胞内に取り込む事により抗体の構成要素情報を得、同様の構成要素 (Corona Virus の場合は Spike 構造等) を持つ Virus を攻撃、貪食できるようになります。 >抗体は Virus を無効化するための抗原情報ってどういうものですか。抗体が抗原情報ってどういうことなのか全くわかりません。抗体情報って抗体のことでしょうか。 <抗体は上記のように失活した Virus の構成要素です。 Virus を生物に例えれば、死滅した Virus の遺骸を砕いて腕だの足だのの部品にしたものです。 腕なのか足なのか判らないほど砕かれてしまうと、それが何なのか判らなくなってしまいますが「これは正常な細胞の腕ではない。明らかに血流内にあってはならない生物部品だ。」と免疫細胞が判断できるものであれば免疫細胞が処理してくれますし、それと同じ腕を持つ未知の Virus も「この腕は血流に内にあってはならない腕だ」と判断して、腕を持つ Virus ごと貪食処理してしまうようになります。 >Lysozymeはウイルスに対しては何もできないのでは。 <Virus は蛋白質の殻で覆われた核酸で構成されており、核酸部分の Genome は DNA と RNA の遺伝子 Set が片方 (DNA か RNA) しか存在しないため、自己増殖ができず、この DNA または RNA を Virus 体から注入されてしまった他の細胞が自己分裂増殖する際に取り込んだ DNA または RNA も一緒に Copy していまうため、Virus に感染した細胞が増殖する仕組みになっています。 Lysozyme は蛋白質でできた菌類の細胞壁を溶かす溶菌 (Lysis) 作用を持つ酵素 (Enzyme) という意味の結合語で、Virus の核酸部分を覆っている蛋白質を溶かして Virus を失活させる性質があります。 石鹸も細菌や Virus 表面の油脂膜をパッチンと溶かしてしまいますので、石鹸で手洗いする事は Virus 感染予防効果があります。 消毒殺菌薬は石鹸よりも細胞外壁膜を溶かしてしまう力が強く、多用したり強力な原液を使用すると皮膚細胞が壊されて皮膚が荒れてしまいますが、破壊された細胞は新陳代謝で新しい細胞に取って代わりますので、炎症を起こさない程度で済むものであれば細菌や Virus に犯された表面細胞 1 層のみを溶かすだけで済みます。……既に製造販売が終了されたムトーハップなんて薬品は水虫に侵された皮膚細胞を硫黄で溶かして剥がしてしまうなんて強力な水虫退治薬だったのですが、これから二酸化硫黄 Gas を作って吸引自殺する事件が相次いだ事から製造販売を止めた経緯がありますね。 >Virus に浸食された細胞が分裂増殖を始めると感染が始まるというのは出典があるのでしょうか。 <出典も何も、それが Virus 感染であるという解説は数え切れないほどありますよ(^^;)。 Wiki や専門的な解説ではなく「Virusって何?」みたいな易しい解説 Page にも説明されている筈です。 Virus は細菌と違って生物 (自己増殖能力を持つ) ではありません。 細菌類は Latin 語で Bacteria と言い、Virus の中国語訳は病毒です。 日本語訳はないようですが、日本語訳も病毒で良いのでは……。 病毒体 (Virus 体) は (生物であれば DNA と RNA の対になっている遺伝子を) DNA または RNA のどちらかしか持っておらず、Covid19 の Corona Virus は RNA 型です。 細胞分裂は対になった DNA 鎖と RNA 鎖が分かれて、互いに対となる新たな遺伝子鎖を生成する事により 2 対の遺伝子鎖となり、これらを中心にして 2 つの細胞に分かれる動作を言いますが、Virus は対の遺伝子を持たないため、自己増殖ができず、宿主となる他の細胞に寄生して宿主ごと分裂するようになっています。 この「自己増殖できない」という部分が Virus を Bacteria (菌類) などの生物とは認めず、病毒 (Virus) と呼ぶ所以です。 細菌 (生物) と Virus (非生物) の違いが判らない日本人って多いですよね。……私の周りでも殆どの人が Virus は細菌の一部だと思っていて、細菌の 99% を Cut する Mask なんてものに驚喜していますね(^^;)。 細菌と Virus との区別が付かない理由は Bacteria が細菌と訳して日本語化されているのに Virus はウィルスと呼んで日本語訳を作らなかったせいだと思うのですが、Virus という言葉は「毒素」を意味する Latin 語が語源になっているものですので「病毒」という和訳 (中国語訳) で覚えた方が良いのにと思います(^^;)。

kaitara1
質問者

お礼

抗体とは失活した Virus の断片ではなく免疫グロブリンというタンパクではありませんか。 免疫細胞というのはどんな細胞ですか。免疫に関係している細胞のことでしょうか。 Virus に感染した細胞が増殖するというのはいわゆるガンウイルスの場合であってコロナウイルスとは関係がないことでしょう。 (私の質問とは関係がありませんが)リゾチームには Virus を失活させる性質はありません。

回答No.1

抗体は免疫細胞でも消毒殺菌薬でもありませんので、Virus に抗体が接触しても Virus は無効化しません。 抗体は Virus を無効化するための抗原情報に過ぎず、実際に Virus を分解するのは抗体情報を取り込む事によって抗原情報を得た免疫細胞 (単球/Macrophage、Lymph 球、好中球、好塩基球、好酸球の白血球) です。 一方 Ethanol のような消毒薬も Virus を分解できます。 鼻粘膜には唾液にも含まれる Lysozyme といった殺菌消毒酵素が分泌されていますので、某かの薬物を塗らなくても充分な抗 Virus 力があります。 でも、そうした殺菌消毒酵素に触れる事なく鼻腔や口腔を通過して、喉奥の食道、気管支、肺等々殺菌消毒酵素に覆われていない細胞に Virus が付着、Virus に浸食された細胞が免疫細胞の処理能力を超えて分裂増殖を始めると感染が始まるというわけです。 点鼻薬や口内薬は鼻水や唾液に流されてるまでの間に薬物が粘膜に浸透する事により粘膜細胞に効果を及ぼしますが、鼻腔や口腔内に薬品を塗っても鼻水や唾液で流されてしまいますので、粘膜表面で菌や Virus を無効化するには鼻水や唾液に初めから含まれている殺菌消毒酵素に頼らざるを得ません。 でも、それをすり抜けてくるのが Virus ですので、最終的には Virus 感染した細胞を貪食して Virus を根絶してくれる免疫細胞を強化するしかなく、その免疫細胞を強化する抗原情報を内包する抗体を使って免疫細胞に届けるしかありません。

kaitara1
質問者

お礼

ほとんど理解できないご教示だtったので再質問できる部分を書いてみました。 Virus に抗体が接触すると Virus は宿主細胞に侵入できなくなるのではありませんか。 抗体は Virus を無効化するための抗原情報ってどういうものですか。抗体が抗原情報ってどういうことなのか全くわかりません。抗体情報って抗体のことでしょうか。 Lysozymeはウイルスに対しては何もできないのでは。 Virus に浸食された細胞が分裂増殖を始めると感染が始まるというのは出典があるのでしょうか。

関連するQ&A