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詐欺被害について
連日のように様々な詐欺被害や詐欺の摘発が報じられていますがなぜそれほど騙されるのでしょう。 親しい友人が「困っているので少しお金を貸してほしい」とか言われれば化してしまうかもしれませんが、投資関係の詐欺なんか「元本保証で絶対もうかる」なんてそれ自体投資詐欺ですよと言ってるみたいなもんじゃないですか。 なんでそんなのに引っ掛かるんでしょう?
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「元本保証で必ず儲かる」に騙されるのは、その騙される人がそういうものを探しているからです。「そういうものがあるといいな」と思っているのです。誰だって心のどこかで「損をしないで儲けることはできないだろうか?」って思うじゃないですか。 「収入を増やしたいなら、一生懸命働け」という本を誰がお金を払って買うでしょうか。「寝ているだけでじゃんじゃん利益が出てくるラクラク投資法」というのがあるといいなと思うから、そういう本が出てるとつい買ってしまうのです。 お菓子をつい買ってしまうのと同じですよ。お菓子なんて塩分と脂肪分と糖分の塊で、食べ過ぎると害になるし食事の代わりにもなりません。でも美味しいからつい買っちゃうでしょ。 あと、詐欺師というのは表現が巧みでもあります。 よく「お金に汗をかいて働いてもらいましょう」なんていいますね。でもこれ、おかしな話です。比喩として用いるならこの「汗」というのはお金のことですね。お金を汗に例えているなら「汗に汗をかいて働いてもらいましょう」になっているはずです。 でもそれに気づく人はほとんどいなくて、「お金に汗をかいて働いてもらいましょう」といわれるとなるほどなーと思ってしまうのです。 詐欺師というのはこういう言葉の使い方が実に上手で、そういう意味では頭がいいのです。 世の中、頭の悪い人が頭のいい人を騙すことはできませんけど、逆は簡単です。基本的に頭の悪い人というのは常に(残念なことに)騙される側で、頭のいい(悪知恵の働く)人は常に騙す側です。 だから「私は用心深いから、騙されることはないんです。ワッハッハ」と謎の自慢をする人がいますけど、あれはまだ自分がどこかで騙されていたことに気づいてない幸福な人なのか、自分は騙す側にいるから(騙すテクニックに精通しているので)騙されることはないと自慢しているかのどちらかなのです。 「元本保証で必ず儲かる」ってのは、誰だって最初からそんなに大金は突っ込まないのです。そんなんあるわけないでしょ、でも騙されてもいいかと思って5万円を投資してみる。するとそれがじゃんじゃん増える。びっくりして、10万円追加する。これまたじゃんじゃん増える。これは儲かると100万円投じるとこれまたじゃんじゃん増えるとなるので、そのうち全財産を投じてしまうのです。ちゃんとある時点までは上手く回っているのです。でもさ、私もビットコインで経験があるけれど、右肩上がりに上がってるときにそこで降りて利確するのってめちゃくちゃ難しいんです。「まだ上がる。まだ上がる」ってこっちもハイになるから。当然詐欺案件だと「まだ上がりますからここで利確するのは勿体ないですよ」といわれる。実際それで半年待ったらまた利益が増えているわけだから、売らないのが正解じゃないですか。 詐欺師がどれだけ頭がいいかを知りたいなら、ディカプリオ主演のマーチン・スコセッシ監督の「ウルフオブウォールストリート」を見るといいですよ。そこでディカプリオが自宅のガレージでガラクタを作ってるような珍発明家が作った小さな会社の社債を、国防に関するハイテク事業をやっているベンチャー企業であるかのように宣伝して顧客に売る場面が出てきます。圧巻ですよ・笑。 この映画で、何の変哲もないただのボールペンを売る方法を考えよ、って問題が出てくるんですよ。答えはなんだと思いますか?もちろんまともな(普通の)回答ではなく、トンチが効いた名回答です。
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- habataki6
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投資で儲かるのでしたら、絶対に他人には教えません、それを理解 していない人が、絶対に儲かると嘘言われて信じてしまいます、なぜ なら一般的な金融商品よりも利息が良いので、味をしめどんどん高額 な金だしたい気分にさせ、連絡とれなくなるのが一般的です、ほとん どが架空話で実態は有りません。
お礼
ありがとうございます。 それを理解していない人がそんなにいること自体が疑問なのですが。
お礼
ありがとうございます。 まあ詐欺は不安に付け入るか射幸心を刺激するかどっちかでしょうね。マジックとかと同じでテクニックもものを言いそうですね。 ただ最近は報道されてる事例を見てると「アホちゃう」とは思っても「気の毒に」とは思えないことが多いと思うのは私だけでしょうか。