「自公が勝った」というのは、自民・公明の両党を合わせた議席数が現在の304議席を上回る、ということになるでしょうか。
その可能性は、まあゼロと断言していいのではないかなと思います。というのも、立憲民主党や共産党などの野党の間で候補者調整で協力が行われたからです。東京都議会議員選挙で野党協力が行われ、かなり結果を残しました。衆院選挙も同じになるでしょうから、候補者調整が行われた選挙区では自民党候補が敗れるところも出てくると思います。そもそも前回選挙が地滑り的な自民党大勝利でしたしね。
そうなると、自公両党で議席数は減らすもののどこまで減らすのか、というのがいわゆる「勝敗ライン」ということになろうかと思います。
そうすると「自民党単独で過半数の233議席を確保できるか」「自公合わせて233議席確保できるか」となりますね。「自公合わせて232議席以下」だと過半数が確保できないので、岸田内閣は総辞職となると思います。維新の会か国民民主党も含めて連立政権にしないといけませんし、そうなったら当然大臣の椅子を与えないといけないでしょう。
自民党単独で233議席以上を確保されたなら、顔ぶれをそのタイミングで代える必要性は低いのかなとは思いますが、もしかしたらそもそも今選ばれた人で何人かが「選挙のために大臣の肩書を与えるだけで、選挙が終わったらお役御免」となるかもしれませんからね。そういう人は交代するでしょうね。
また今回の人事に安倍元首相が満足しているとも不満を持っているともいわれています。本当のところがどっちなのか分かりませんが、選挙の結果によって安倍元首相の影響力が大きくなるか、小さくなるかでも変わってくると思います。
当然安倍元首相の影響力が大きくなれば「もっと俺の『お友達』にポストをよこせ」とプレッシャーをかけてくるでしょうし、もし影響力が小さくなれば、岸田首相は安倍元首相への忖度も減らすことでしょう。
どのみち「誰一人変わらない」って可能性は低いのではないかなと思います。
お礼
誰かは変わるかもしれないということですね。詳しくお答えいただきありがとうございます。