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検疫で伝染病を防げるか?

WHOは「検疫や入国規制をしても感染症の流行は防げない」と言っていますが、本当でしょうか?

みんなの回答

  • sgrmv
  • ベストアンサー率29% (14/47)
回答No.5

検疫をしてもすり抜けることだってあるでそうし、入国規制をしても自国で変異株が出て大流行するかもしれません。 完全な対策方法は存在しないということです。 日本はワクチン接種を急ピッチで進めていますが、ミュー株には効果がないことが最近判明しましたし、 ワクチンの接種を真っ先に始め、国民の8割が接種済のイスラエルでは、今現在、感染爆発と死者の激増で世界を動揺させているというニュースが飛び込んできました。 新型コロナ「ミュー株」にはワクチンは効果なし。 読売新聞 2021年09月8日付 南米・コロンビア由来の変異した新型コロナウイルス「ミュー株」は、ワクチンなどでできた抗体が他の変異株よりも効きにくいとする結果を、東京大や東海大などの研究チームがまとめた。  ミュー株は世界保健機関(WHO)が8月、警戒度が2番目に高い変異株に位置づけた。国内では6~7月に空港検疫で2例確認されている。  チームは米ファイザー製ワクチン接種者や従来株に感染経験のある人の血液を使い、様々な変異株に対する抗体の効果を調べた。その結果、ミュー株に対しては、ワクチン接種者の抗体の効果が従来株より7分の1以下に低下した。インド由来のデルタ株や南アフリカ由来のベータ株より効果の低下が大きかったという。  チームの佐藤佳・東大准教授(ウイルス学)は「現在、デルタ株が世界で 蔓延 しているが、ミュー株に対する監視も重要だ」と話している。 https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210908-OYT1T50345/ 東洋経済 2021/08/24号 接種率78%「イスラエル」で死亡者増加のなぜ 「集団免疫」(ワクチン)の勝利から一転、ロックダウンも 今年春、ワクチン接種を驚くべき速度で進めたイスラエルは新型コロナ対策の世界的模範と目されていた。感染者は大幅に減り、接種完了者は電子的な接種証明書「グリーンパス」を提示することで屋内のコンサートやスポーツイベントに参加できるようになった。最終的には、マスク着用義務も撤廃された。 イスラエルは世界にとって、コロナ禍から抜け出す希望の光だった。 今は、もう違う。 「輝かしい手本」が「他山の石」に イスラエルの感染者数は現在、同国が最悪期を経験した今年冬の水準に急速に近づいている。1日当たりの新規感染者数は過去2週間で2倍以上に増加。世界でも感染が最も急速に広がっている地域の1つとなっている。8月中旬には、集会および商業・娯楽施設に関する行動制限が再開された。政府はロックダウン(都市封鎖)の再発動も検討している。 輝かしい模範だったはずのイスラエルはなぜ「他山の石」に成り果てたのか。科学者による原因究明作業はまだ完了していないが、事態が一気に暗転したことでナフタリ・ベネット新首相は厳しい試練にさらされている。 一部の専門家が懸念するのは、時間の経過とともにワクチンの効果が低下した可能性だ。イスラエルでは、早期にワクチン接種を済ませた人が感染する確率が高まってきている。アメリカが9月から幅広い国民を対象に3回目のブースター接種を開始するとした決定も、こうした知見に基づいている。 デルタ株は感染力が極めて強く、ワクチンの感染予防効果が弱まったおそれがある。 イスラエルでは、ソーシャルディスタンシング(密の回避)など感染予防を目的とした行動規制が6月には解除されるようになっていた。最悪期は脱したという確信からだ。 政府にコロナ対策を助言する専門家パネルの責任者ラン・バリサー氏によれば、「あの時点での支配的な物の見方」は次のようなものだった。「イスラエルは世界で最も接種の進んだ国であり、接種済みの人が感染することはほとんどなく、感染して重症化する確率はさらに低い。基本的に国民は集団免疫に極めて近い状態にある。これは当時としては間違った見方ではなかった」。 問題は、従来株の常識が「その後の変異株には必ずしも通用しなかったことと、そこに時間の経過によるワクチンの免疫力低下が重なったことだった」とバリサー氏は話す。 イスラエルでは2月末までに高齢者の圧倒的大多数が、ファイザーとビオンテックが共同開発したワクチンの2回接種を完了。現在では、接種可能な12歳以上の約78%が2回のワクチン接種を済ませている。 ワクチンには今も重症化を防ぐ効果があると考えられているが、イスラエルの一部データは、早い段階で接種を済ませた人々の間で重症化リスクが高まった可能性を示している。感染率が上昇する中、イスラエルではここ1カ月で死者数も増加傾向となっている。 経済の完全再開を目指すイスラエルは、春に感染者数が低下すると接種証明書を廃止。移動制限を緩めるなど、コロナ関連の規制を全面解除した。最後まで残っていた屋内でのマスク着用義務も6月15日に撤廃した。 子どもの学校感染が発火点 ところが、その数日前、ある家族がギリシャ旅行からイスラエル中部のモディーン市に戻ってきていた。テルアビブとエルサレムの間に位置する中産階級のベッドタウンだ。市長によると、同市は12歳以上の住民の90%以上がワクチン接種を完了し、イスラエルでもトップクラスの接種率を誇る。 この家族には接種可能な年齢に満たない子どもがおり、当時の規則では、その子どもはPCR検査で陰性が確認できるまで最低でも自宅で10日間待機する必要があった。にもかかわらず、保護者は子どもを学校に行かせ、結果的に約80人の生徒がデルタ株に感染した。 その後、デルタ株はイスラエル全域に広がり、今では感染の大部分が国内のデルタ株によるものになっている。 バリサー氏は、当初の対策は効果を上げたとはいえ、イスラエルのパンデミックはまだ終わっていない、と5月に警鐘を鳴らしていた。ワクチンの効きにくい変異株が出現する危険が引き続き存在していたからだ。 人口900万人のイスラエルには、接種を避けている人が今も100万人ほどいる。さらに、最初に接種を受けた高齢者を中心に、ワクチンによる免疫が時間とともに弱まってきたことを示す証拠が科学者によって次々と確認されるようになった。 デルタ株への予防効果は39%に イスラエル保健省が7月下旬に公開したデータによると、イスラエルにおけるファイザー製ワクチンの感染予防効果は1〜4月上旬の95%に対し、6月下旬〜7月上旬には39%まで下がっていた。ただし、重症化予防効果はいずれの期間も90%を上回っている。 専門家は、これは暫定的な評価にすぎず、まだ科学的に証明されたわけではないと言うが、それでも感染状況は夏にかけてスパイラル的に悪化した。 学校が休みになり、国内のホテルも家族連れで混み合うようになった。デルタ株が世界中で猛威を振るう中、1日当たり最大4万人が国外に出かけた。6月には新型コロナ感染症による死者がゼロの日も多かったイスラエルだが、8月の死者数は、月末まで10日以上残した段階ですでに230人を超過した。 感染の中心はこれまで、ワクチン接種率が低く、密集して暮らす超正統派ユダヤ教徒のコミュニティーだったが、今回は中産階級が暮らす接種率の高い郊外が中心になっている。 専門家からは、新政権の対応の遅さを批判する声が上がる。 今回の感染再拡大は、6月中旬のベネット新政権発足と重なるようにして進んできた。すでに3度のロックダウンを経験したイスラエルでベネット政権は、ウイルスと共生しながら経済をフルに回すという新たな方針で臨んだ。ベネット氏はこれを「ソフトな抑え込み」政策と呼んだ。 感染の再拡大を受けて、6月25日には屋内でのマスク着用が再び義務化されたが、ルールは十分に守られなかった。危機感を募らせた医療専門家は、あらゆる集会の制限を含む一段と厳しい措置の導入を求めるようになり、政府の諮問委員会も7月と8月1日の2度にわたってグリーンパスの即時再導入を呼びかけた。 「緊迫感がやっと戻ってきたのは、ここ2週間のことだ」と諮問委員会のメンバーを務める公衆衛生の専門家ナダブ・ダビドビッチ氏は言う。「今行っている対策は、7月に講じておくべきものだった」。 ただ、春につかの間の成功を味わい、コロナ疲れの広がるイスラエルでは、人々の行動を再び引き締めるのは難しくなっている。感染が広がる中でも国民の危機感が高まってこない状況に、当局は不安を隠さない。 崩れたワクチン一本足打法 イスラエルが今、望みをかけているのが3回目のブースター接種だ。60歳以上から始まったブースター接種は接種対象を50歳以上へと足早に拡大し、すでに今月、100万人以上が3回目の接種を完了した。 しかし、3回目の接種を終えたダビドビッチ氏は今、対策を何重にも重ねる必要があると確信している。マスクの着用、多くの人が利用する施設への入場を接種者もしくは感染から回復した人に限定する措置、医療提供体制の強化といった対策を何層にも積み重ねる戦略だ。 ダビドビッチ氏が言う。「以前はワクチンですべてが解決すると思われていた。私たちは今、ワクチンだけでは十分でないことを知っている」。 (執筆:Isabel Kershner記者) (C)2021 The New York Times News Services https://toyokeizai.net/articles/-/450304

ganbaruzo12
質問者

お礼

詳しい解説、ありがとうございます。一つだけ確認させてください。「日本の検疫は、ザル」と評価して良いのでしょうか?私は、現行の法律、「旅行者の移動の自由を阻害しない」という人権に配慮した精一杯のことをやっていると考えているのですが...

  • g27anato
  • ベストアンサー率29% (1166/3945)
回答No.4

そのような規制には、 「100%」とする防止の期待は有りません。 あくまでも 「極力」という但し書きが付きます。 無制限よりは「規制で少数に抑える」のが目的です。 …そのような発信は、誤解による過剰な期待に釘を刺したものでしょう。

ganbaruzo12
質問者

お礼

どうもありがとうございます!

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11074/34518)
回答No.3

日本は四方を海に囲まれていますから、入国するためには港か空港を介さないといけません。だから(現実的には難しいですが)港湾(空港も含む)の入国管理を厳密に行えば感染症(伝染病)の侵入を防ぐことはできます。 今回の新型コロナウイルス対策でオーストラリアやニュージーランドが成功したのも、これらの国々が四方を海で囲まれていたことと無関係ではないでしょう。 しかし陸上の国境線を持つ国なら、国境の人の行き来を完全にコントロールすることは不可能です。国境線が何百キロも何千キロもあれば当然地元の人たちが「そんなの関係ねえ」で行き来している地域が必ずあります。そこから入ってくることを防ぐことはできません。 周囲を海に囲まれて、中に入ってくる人たちを管理することができても完全に防ぐことはできません。しばらく前に韓国軍の駆逐艦がソマリア沖でクラスターが発生したという事件がありました。 この駆逐艦はソマリア沖でクラスターを発生させたので、韓国から出港した時点では誰も感染していなかったはずです。もし韓国内で感染した乗組員がいたら、行きの道すがらで感染者が発覚したでしょうから。 駆逐艦は外界とは完全に隔絶されて、どこかの港に入港することがあっても乗組員に上陸許可は下りなかったはずです。だから、ウイルスが持ち込まれたとしたら水や食料の補給などで接したわずかなどこかから侵入したか、港湾に入港するときは水先案内人の乗せなければなりませんから、感染者だった水先案内人がいたかなどになります。 結局、そういうどこかのわずかなすき間からウイルスは侵入したわけですから、外界との関係を完全に断ち切らない限り侵入は防げません。 また、感染症(疫病)の侵入を防ぐことが必ずしも良いこととも限りません。南米大陸には天然痘ウイルスがなかったので、インカ帝国などの南米大陸先住民族は天然痘ウイルスの免疫がありませんでした。大航海時代でヨーロッパ人が南米大陸にやってくると、ヨーロッパ人は南米に天然痘ウイルスを持ち込みました。この天然痘の大流行によって南米大陸の先住民族の7割が亡くなったともいわれています。 天然痘ワクチンは日本では45年くらい前に子供への接種をやめましたから、もし今天然痘ウイルスが世に出たら、50歳以上の人はピンピンしてて40歳以下の人たちがバタバタ死ぬという状況になるでしょう。 感染症には適度にさらされたほうが強い種になります。

ganbaruzo12
質問者

お礼

ありがとうございます!

回答No.2

検疫は国外からの防壁なので、すでに国内に入ってしまっている以上、検疫で防ぐことは出来ないが、増加速度を遅くすることは可能な場合がある事も事実。

ganbaruzo12
質問者

お礼

ありがとうございます

  • bardfish
  • ベストアンサー率28% (5029/17766)
回答No.1

嘘ではないが正しいと断言もできない。 端的に言えば「言葉が足りない」となります。 何を見たのかわかりませんが、何らかの報道を元にした記事を見てそう思ったのだとしたら、その記事、報道が要となる説明部分を省略したのでしょう。 それを承知で意味的に問題のない文節にしたものが記事のタイトルなのかもしれません。タイトルだけを見てそれで完結してしまう人、満足してしまう人というのは必ずいます。そういう人が聞きかじりの知識やチラッと見た見出し文字を情報源とした勘違いや思い込みで嘘やデマを拡散してしまうのも昔からあることです。 単語の意味を理解できても意図を理解できない人というのはいつの時代にも一定数以上存在します。そして、大抵はそういう人が大多数で、その大多数を扇動する意図で恣意的に見出しを付けるメディアも一定数以上存在しています。 質問の根拠となったソースに近いモノを探してよく読んでください。 短文から受ける印象とは真逆の印象を受けるというのはよくあることです。

ganbaruzo12
質問者

お礼

ありがとうございます。

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