二階幹事長は「絶大な権力」もってるんですか？

質問

テレビのニュースをみていると、自民党二階幹事長に「権力が集中してるとか、「絶大な権力をもっている」とかよく聞きます。
二階派は最大派閥でもなく、今回、二階さんは幹事長つづけるのに意欲的だったはずが、菅さんの意向でやめるようになりました。
ほんとに、二階さんは「絶大な権力」があるんでしょうか？

回答No.2

fujic-1990 · ベストアンサー

二階さんに聞けば、「いや、そんなことはない。二階じゃなくて五階だよ」と言うと思いますが、権力は絶大ですね。

　まず、幹事長というポストに権限が集まっています。幹事長なら誰でも持つ権限です。

　国会対策（証人を呼ぶとか呼ばないとか、総理大臣を出席させるかさせないとか）、膨大な資金を調達したり配分したり、院内ポストを割り振ったり大臣の選任に口だししたり、誰を党の公認候補にするかなどなどを決める、実質的な「最終決定」権限をもっています。

　形の上では党の総裁が上にいますが、（総総分離でもしないかぎり）総裁は総理大臣になりますので、一応全党を代表して「公平」に行政を運営しているらしく見えるように、自民党を指揮しなくなり、党は幹事長が仕切るわけです。

　幹事長になったって、皆さんの意見を拝聴してたくさんの利害を調整して…という具合に、遠慮がちに権力を使うこともできるわけです。また、そうであれば党員も逆らうことができるのです、自由の国ですから。

　なのですが、あの人の顔、あの人の性格です。実際に議員を役に就けずに「干す」ことなどを平気でやる。公認候補からはずす。などなど、幹事長の権限をフル活用するわけです。

　だから、じろりと睨んで「なんだと？」と問われれば、瞬殺でしょう。二の句が継げません。抗議なんて出来るはずがナイのです。

　かくして、「絶大な権力を持つ」と言われるようになるわけです。

お礼

一番胸に落ちるすっきりした説明でした。ありがとうございました。BAとさせていただきます。

回答No.5

g27anato

「絶大な権力」というのは思い込みか、或いは買い被りでしょう。

「権力を自分に集中させる能力」
「能力を活かせる地位に就いた」
…その二つの要件が重なっただけとも言えます。

「党内派閥バランスの中心で采配を振るっていた」
…それだけの話です。
彼自身は総理になり損ねた人で、その結果として手に入れた地位を活用しただけです。

権力というのは活用しなければ意味が有りません。
権力に胡座をかく者は時を見誤まり、その座にしがみつく者は引き摺り降ろされるだけです。

「菅さんの意向」というのは勘違いでしょう。
二階さんに物を言える力が菅さんには有りません。
その菅さんよりも能力の低い人が党の指導的立場に立とうとしている事が、決断を急がせたのかもしれません。

党の現状と将来を鑑みた結果、
自ら幹事長の座を降りる事で既にある手元の権力(派閥)は手放さず、
新たに「長老」という地位を手にする事が、
「名より実」を取り今後の権力維持に好都合という判断が働いたのでしょう。

…自分が責任を負わされるような事は避ける、とても利口な人と言えます。

回答No.4

dragon-man

国からの政党交付金を含めて、数百億円の党費の配分権を握っています。選挙で立候補するときの公認権を握っています。この二つは自民党内の絶大な権力であり、かつ政権政党であることから、日本における絶大な権力とも言えましょう。

お礼

ありがとうございます。自民党の幹事長の職としての権力ということですね。

回答No.3

nihonsumire

ある秘書をしていた方から聞いた話ですが、幹事長になると億単位のお金を自由に使うことが出来るらしいです。国会対策費で、何々党にいくらとか使うようです。無くなると、官僚が補填しておくそうです。
幹事長が替わったときには、金庫が空になってるそうです。あくまでも聞いた話です。
脚色があるにせよ、金は力なりだと思います。

お礼

金庫を空にするっていうことは、次の幹事長にお金をつかわせないってことですかね。すごい話です。ありがとうございます。

回答No.1

BUN910

二階派のトップでもあり、自民党のトップでもあります。
(菅総理は自民党総裁で自民党のトップですが、総理大臣で政府側の人間です)
政治家なんかは、野心家の集まりですから、派閥に属していないと大臣の椅子は遠いし(派閥から〇〇を推薦するとかないですからね)、そうなると派閥のトップには逆らえないでしょう。
菅総理は、無派閥ですが二階派等の支持をもらい、票をもらって総裁になったのですから二階さんには頭が上がらないわけです。

お礼

ありがとうございます。絶大な権力をもつ幹事長といえば、竹下派全盛時の小沢さんがいます。総裁、総理大臣も小沢さんが候補者を呼び寄せて面接してきめるとか、圧倒的な力をもっていたと思います。
そのころと現在がちがうのは、派閥の力だと思いました。小沢さんをやめさせることができるのは、竹下派の金丸さんしかいなかっただろう、と思います