ねずみくんのチョッキ
幼稚園にこの絵本がありました。
当時幼稚園児だった私は、この絵本を読むたびに、
「ねずみくんは、伸びちゃうから本当は嫌なんだろうに、嫌だって言えないんだなあ、着られなくなっちゃってかわいそうだなあ」
と思っていましたし、周囲の動物たちはみんな何で気遣いが出来ないんだろうと思っていました。
最後にブランコになったところで、せっかくお母さんが作ってくれたチョッキはもう着られないことには変わりはないわけですし、(当時の私にしてみれば)みんな仲良くしましょうね的なオチも説教臭くて大嫌いでした。
大人になって、曖昧な記憶で考えると、お笑いで言うところの天丼のように、繰り返すことでコミカルなものを狙ったのかな?それだけだとチョッキが着られなくなってよくないから、ブランコというオチをつけたのかな?と考えるようになったのですが…実際のところ、この絵本はどういう意図と狙いで書かれたものなのでしょうか?
どう解釈すればいいのでしょうか。