絶対必要…というものでもないのです。特に故人が仏教徒
でないならなおさら。
そもそも戒名は仏典に根拠をもっておらず、“勲章好き”
の日本人が、それを死後の世界にまで持ち込んだのが戒名
で、それは“死後の勲章”になっている…と分析している
方もいます。
その宗教学者・山折哲雄氏いわく、
「住職は故人についてほとんど知らないまま戒名をつけて
いる。戒名が、仏教の教えとは関係のない死者の名前であ
るならば、故人のことをよく知らない寺の住職がつけるの
は、むしろ好ましい事ではないのではないだろうか」
「戒名は故人の人生を集大成し,その生涯を讃えるための
“死者の名前”なのである。故人の人生が反映された戒名
は,現世の垢をそぎ落としたものではない。むしろ現世を
そのまま持ち込んだものなのである」
>仏教徒以外では「戒名」という概念がありません
>ので、クリスチャンの方などでお寺でお坊さんに
>おがんでもらってのお葬式をなさらない方の場合
>には、当然戒名はありません。
ちなみに本来モルモン教徒であった故・ジャイアント馬場
氏ですが、仏教形式の葬儀を行ったために
「顕峰院法正日剛大居士」
という戒名を持っています。
「この世で頂点に立った,強くて偉大な人」
という意味合いですが、このような例を見るとやはり
“勲章”的な感覚が強そうですね。
お礼
ありがとうございます。 知り合いが戒名に不信みたいなのを持ち 結構、お経をあげていただくのに、あちらこちらのお寺さんから 戒名をつけないのに、お経はあげれないと拒否されてしまいます。 難しいものですね。