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ハーブの傍の葱苗はなぜ生育しづらいのか?
- ハーブの傍の野菜の苗は生長しにくいのでしょうか?畑の端の方で葱の種を蒔いて育苗したところ、一部の範囲が枯れてしまいました。
- 過去の記録を調べた結果、傍に植えたペパーミントが原因ではないかと考えられます。
- しかし、具体的な理由は不明です。葱とハーブの関係にはどのような要素が関与しているのでしょうか?
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- bannzaiusagi
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他の方で疑問をお持ちの方がいらっしゃるようなので、質問者様への回答では無いですがこの場をお借りし解答させていただきます。 ミント類のすべてがアレロパシー成分が強いわけではありません。今回は「ペパーミントだと作用が強い」という事と、「相手が野菜(それも発芽したての細いネギの苗」と言う事が問題だったのです。 これが性質がとても強い野菜で種子蒔きではなくある程度育った苗を植えたのであれば平気な物もあったかもしれません。 半年前にペパーミントが植えられていれば地中では地下茎や根がかなり発達しているはずです。この多くの根などからアレロパシー成分が染み出して周りの土から畑の方にまで広まってしまったと思われます。 ぺパーミントという種類は、野生のミントを原料に使うのでは欲しいメントール成分が多く採れないので(種類により含有量が違いスペアミントにはメントル成分自体含まれない)複数のミント原種を交配し何世代も繰り返し交配を続けては含有率の多い物を選抜し続けて作り上げた種類でペパーミントというのは野生には存在しません。更にペパーミントと一言で呼んでも、更に改良されたそれぞれの国の違いからくる系統や、品種名を持つ個体ごとに特徴が違うものが存在し外国だと品種名も付け加えられて呼ばれますが日本ではそれら全てをひっくるめてペパーミントと呼びます。これらは実際はメントールの含有量や育てたい土地への適応性、病害虫への耐性に違いがあり、もちろんアレロパシーの成分も品種ごとに強弱があります。 昔からミント類をコレクションしてきていろんなミントを栽培し比較してきた経験から、やはりペパーミントの多くは他のミント類から比べると結構作用が強いと感じます。他に強いと感じるのは北海道和種と呼ばれる「日本の薄荷とペパーミントを交配した由来」を持つ系統。これには‘ホクト’も含まれますが、ホクトは他の品種と比べると香りは良いのですが日本での生産後期に交配し作出された品種でメントールが特に多いというほどでも無く、他の北海道和種の品種(我が家には他に3品種あります)と比べても性質が少し弱めで病害虫にも弱いところがありミント類には珍しく一度栽培に失敗し枯れたことがあるのでアレロパシー成分の放出も弱めな可能性があるかもと感じます。 もしかするとペニーロワイヤルと言うのはペニーロイヤルミントの事と思いますが、この種類は某野菜栽培のテレビ番組で野菜を囲うように植え殖やされてましたが野菜の方には影響がなく、元々は害虫や不快昆虫を回避する目的で使われててきた種類なので守りたい植物の方には影響がない、元からアレロパシー成分の放出が無いか少ないのかもしれません。ミントの仲間とされていますが小型種の匍匐性で他のミント類と比べると違っている特徴も目立って、分類上はミントの仲間とされていますが広く知られる他のミントとは進化過程が違うからか栽培してみても別の植物の様に感じてしまいます。 ミント類と一緒に生えてる他の植物の多くに悪影響があるわけでは無く、大丈夫だったりミントよりももっとアレロパシー成分を出す植物と言うのも結構多いです。 詳しく調べたわけではありませんが、庭木や園芸植物として植えられているものほどそういう性質を持つ物が多いのではと個人的には感じます。雑草に紛れても負けずに生き延びて殖えていくもの、植えて数年経つと不思議と周りの雑草が生えにくくなったり、植えた物が大きく育ってくると何故か近くに前から生えていた物が弱り始めるという現象ってありますよね。桜の木の下には目立って雑草が茂らないのも葉にアレロパシー成分が含まれ周りへ放出したり落ち葉が分解され土に成っても成分が残るからと言う説があります。逆にアレロパシー成分に負けない植物と言うものも存在し、特に匍匐性のに多く感じますが、地植えだと全く影響なく完全共存可能な種類も存在します。 野菜でもこの組み合わせだと相性が悪いというものがあり、これは根から放出されたり葉から香りとして放散されるアレロパシー作用が原因の事も。何かを他の植物と一緒に植えたいと思ったらまずは「〇〇 アレロパシー」と検索してみて植物にアレロパシー作用があるかどうか確認し、もしあるのなら用心して他の植物とは1メートル以上離して植えてみて、もし周りの植物に何か影響が出始めれば速やかに掘り上げ土は念のために変えると良いです。 ミント類を周りの植物に影響なく殖えすぎるのも防ぐために深さがある大型バケツの底に穴を開けてそれを地面に埋めてから中に土を入れてミントを植える人も居ます。ただこれでも容器栽培には変わりないので、ゴミ収集に使う様な巨大なバケツ植えでない限りはできれば3年経てばバケツごと出して株を抜き新しい土に植え替えた方が良いのですが・・・。 あと、フレアーミントと言うのはミントの種類名としては一度も聞いた事が無いのですがどんなミントなのでしょうか・・・。外国の品種名を流通過程で種類名にしてしまったのか、どこかで名前の誤認が生じ本来の種類名では無くなったのではと感じるのですが・・・。実物を見ていない側には予想もつかず何とも言えないので、もし本当の名前をお知りになりたい様でしたら、画像を添えてご質問下されば私が知っているミントの中に似ている物が有る様でしたらお答えいたします。
- FattyBear
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そうなんですか?でも私の家の庭には共存しているんですが・・・。 ペパーミントに限らず、スペアミントもハッカ北斗、フレアーミント、 ペニーロワイヤルなど、隣接する他の植物への影響は感じられません。 野菜類がダメなのか??
- bannzaiusagi
- ベストアンサー率74% (562/758)
あり得ると思います。 ミント類はとても性質の強い植物で周りの植物が弱ってしまう事が結構あります。一説では根から他の植物を駆逐する作用を持つアレロパシー成分を放出させていると言われています。 そもそも畑には例え端っこであってもミント類は植えない方が良く、できればペパーミントは速やかに掘り上げ大きめのプランターに植え直し、以降地植えは行わない方が良いです・・・。 私の経験ですがやはり栽培当初は性質をちゃんと把握しておらず地植えしてしまいかなり株が殖えていました。でもその後自分が使いたい目的には効き目の無い種類であることが解り、傍に植えてあったクレマチスの育ちがすこぶる悪い事もあって全て掘って処分したのですが・・・。 間もなく土の中に残した地下茎や根から芽が生えまた生え出しました。抜いても抜いてもまた生えて来て、毎年定期的にそこの場所の土を掘っては残っている地下茎や根を拾って(地中にずっと残り、発芽条件が合うと芽が出て来る)完全に根絶するまで5年かかってしまいました・・・。 抜いた株も必要な分植えた残りは数センチの茎の切れ端でも土には残さず全て燃えるゴミとして収集に出した方が良いです。残骸を土の上に放置すれば3~4日で芽が出てきてしまい、気が付いたら放置した場所で蔓延ってしまってやはり絶やすのが大変なことになってしまいます・・・。 大きめのビニールシートなどに掘った株を置いてシートの上で株分けしたりプランターに植え、目につく残骸は出来るだけ拾ってゴミとして処分、その時に出た土はのちの扱いが面倒なら燃えるゴミとして出すか、もったいないとお感じになるなら目が細かめの篩にかけてミント類の残骸を一片も残さず取り除き、晴天が数日続く頃にコンクリートやアスファルトの上に広げて乾燥させるとミントの細かい残骸が完全に死滅します(土を再生する時の殺虫、殺菌作業と同じ)。 ただミントが生えていた所の土や、ミントを栽培して植え替えた時に出た土にはアレロパシー成分がまだ多く残っていて、そのままでは他の植物を植えても弱って枯れてしまう事がありえます・・・。 別の土を半分以上混ぜて成分を薄め、適宜堆肥など混ぜて試しに性質が強いと言われている植物の苗を植え栽培してみて、それで支障が無い様ならまた再生しなおしたり、畑なら土作りすれば野菜などが植えられる様になります。 プランターや鉢など容器に植えたペパーミントは植えっぱなしにせず、できれば毎年か遅くて2年に一度は新しい土を使い植え替えると株が元気に保て葉を何度も収穫できます。ペパーミントは摘芯を何度か繰り返すと丈が抑えられ脇枝が多くなり柔らかく風味の良い葉がたくさん収穫できる様になります。植え替えた後の土が多く余って再生する手間が大変なら、土は燃えるゴミとして焼却処分して下さい。地域によっては土の回収をしている所や土を引き取ってくれる店などあるようですが、そういう所に出してしまうと集積場所で芽が生えて蔓延り土が使い物に成らなくなる様な迷惑をかけてしまう可能性があるので土の回収などには出さない方が良いです。 ペパーミントの性質やアレロパシー成分は強すぎて、容器植えのまま3年植えっぱなしにすれば酷く根詰まりし成分が蓄積して作用が強くなりすぎ自滅し一斉に枯れてしまいます。2年目から徐々に弱って行くこともあるので毎年か一年おきに容器から抜いて大きく育った株なら一株を2~3株(芽や茎が5つほど)に分けてミントだけを一つの容器へ一株づつ(長方形プランターなら3株くらい)植えてあげた方が安定した育ちが保てます。地面に置いたプランターや鉢は水抜き穴や鉢底穴から根が伸びて地面に潜るとそこからまたミントが生えてきて蔓延り出すので、出来るだけ容器の下に何か敷いてから置くか、10cm位地面から浮く様に置いて根の逃げ出しを防いで下さい。 また、ミント類は種類ごとに好む環境や土質・水はけが違います。ペパーミントの場合はある程度保水性のある土を好み容器の材質はプラスチックなど素材に通気性の無い物、直射日光を当てて育ててしまうと葉が硬くなって風味も劣るので、半日陰になる場所が良いです。 ハーブと呼ばれるものには性質が強くて蔓延り易い物が案外多く特にシソ科のハーブを育てる時は地面植えや他の植物と一緒に植える事はできるだけ避け、殖えてきたら定期的に株分けしたり茎を整理して本数を減らすなど定期的な手入れを欠かさず行って下さい。 ミントの場合地面植えして放置してしまうと花が咲いて粉の様に細かい種子が出来、風に飛ばされて結構広範囲に生えて来てしまいます。特にペパーミントの場合は3種類の原種を掛け合わせた交配品種なので遺伝子的には雑種なため種子から殖やしてしまえば個体差が激しく親株の特徴が受け継がれません。香りが酷く悪い個体や辛さが弱いものなども生えて来てしまうので、蕾が生え始めたら速やかに取り除き(蕾が育ってくると風味も落ちてきてしまいます)花を出来るだけ咲かせない様に。花を楽しみたいなら咲き終わったら速やかに茎から切り離して燃えるゴミに出して下さい。 ミント類の地下茎はとても長く地中を潜って広がるので地面植えを放置しておくとあっと言う間に殖えて茂ります。掘り上げる時は生えている部分から50cm外側迄土を掘って地下茎がどの程度まで伸びているかを確認の上、なるべく地下茎や根を残さない様に掘り上げて下さい。そして1年くらいはその場所に何も植えずにまた生えてこないか確認し、確認できたらアレロパシー成分を薄めるために他の場所の土を半分以上混ぜてから(1年待たないで混ぜてしまうと地下茎や根が広範囲に広まって生えて来てしまうので注意)、野菜は種子から育てるのではなく苗で植え付ける物を毎年科や可食部分の違うものに変えて育ててみて3年様子を見て、育ちに影響がない様ならもう安心してなんでも植えられる土に戻ったと言えると思います。 今後は目的の用途が無い場合ハーブは畑の近くに置かない様に気を付けて下さい。ハーブは元々野草から人が利用できるものを選んだもので外国では雑草の様にそこらに生えている物が多いです。日本でもアメリカ式農業や文化が入ってきた北海道で明治期から導入されてきた外国産のハーブや花がそこらじゅうで雑草化しています。 一部の種類が病害虫予防目的のコンパニオンプランツとして利用できますが、それもその植物の特徴・性質を熟知してから使うもので、細心の注意を守って上手に使えれば効果的ですが、ただ土に植えただけではその物凄い蔓延り方のせいで野菜の方が育たなくなってしまいかねません・・・。
- FattyBear
- ベストアンサー率33% (1531/4615)
ペパーミントは特に関係はないと思います。 ネギの種を蒔いた場所のペーハーとか水はけとか濃い肥料成分が 残っていたとかはありませんか? あと、じか蒔きではなく苗をつくってから植え付けてみた方が 悪い環境にも耐えやすいかも。
補足
改めてwebを調べたところ次のサイトを見つけましたが、なんかまずそうなことが書かれてますが…? https://mayonez.jp/topic/1016601?page=2
補足
もうひと方が詳しく書かれてますが、どうやら野菜などはまずいようです。 それと、アレロパシーとかいう阻害物質が分泌されるらしいので、要注意だそうです。