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75歳以上医療費窓口負担と年収の内訳
75歳以上の医療費窓口負担を1割から2割引き上げる制度改革について、線引が年金収入のモデルで年間200万円以上とするようですが、この年金収入には遺族年金や障害年金なども含みますか。
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遺族年金や障害年金は含まれないことになるはずです。 そもそも、自己負担を2割にしようとしているのは、「課税所得が28万円以上」になる人たちです。 この「課税所得が28万円以上」というのを、年金収入だけの単身世帯を想定した場合の目安として「年収200万円以上」と言っているにすぎません。「課税所得」ですから、遺族年金や障害年金は含まれませんし、公的年金等控除や、基礎控除をはじめ配偶者控除や社会保険料控除などの各種所得控除を引いた後の金額です。したがって、夫婦世帯や扶養者のいる世帯等であれば、必ずしも200万円ではありませんし、所得控除の額によっても違ってきます。 ここまで正確に報道されていなくて「収入200万円」だけが独り歩きしているのが誤解を招く原因だろうと思います。現在の3割負担者についても、基本的に「課税所得」で現役並み所得と判断しています。 最近開催された社会保障審議会の資料の7ページ目あたりに掲載されている表をご参照ください。 https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000700496.pdf この表で「考え方」の3番目が採用される見込みです。
お礼
お詳しい方のご説明有り難うございます。 そうなんです。どの情報を見ても、年金収入200万円という言葉が先行している気がしてならなかったところでした。非常に分かり易い説明で納得いたしました。